第1回伊豆半島の風力発電に関する有識者会議
人の住むところにはつくるべきではない
 県は19日、風力発電の今後のあり方を考える有識者による初めての会議を熱海市で開き、川勝知事は
「原発の事故があり新エネルギーが注目されているが伊豆半島の風力発電のほとんどは地元で使われず電力会社にいっている。低周波音による被害の報告もあり、きたんのない意見を出してほしい」と述べました。
会議では出席者から、「低周波音による被害は実際にあり人の住むところにはつくるべきではない」とか 「つくるとしても景観に配慮し、その場所にあった形のものを考える必要がある」などの意見が出されていました。
会議はことし10月ごろに風力発電の建設の是非も含めて提言としてまとめることにしています。
これまでは政府や電力業界に気兼ねして
会議の座長をつとめる国際日本文化研究センターの安田喜憲教授は「これまでは政府や電力業界に気兼ねして本音の意見が出なかったが、原発の事故を境にして未来のエネルギーのあり方は自分たちで決めることが大切ということがわかったので本音を出し合っていきたい」と話しています。  静岡新聞電子版