風力発電は化石燃料を使わず、CO2を排出しない環境にやさしい自然エネルギーと信じ、大きな期待を寄せていた著者武田氏であるが、11年の検討の結果、現状では風力発電は決して推進してはならないとの結論に達した・・・と「風力発電の不都合な真実」で明らかにした。この著書は風力発電を理解するうえで、とても貴重な一冊。

 風力発電の不都合な真実 (武田恵世著) 
アートワークス 定価2000円+税


主な内容
風力発電のパンフレットの読み方
風力発電の仕組み
風力発電所は火力や原子力発電所を減らしていない
風力発電が化石燃料の消費量を減らせるようにするには
風力発電機建設の裏側
日本の風力発電所の収支の実態
人間の健康被害の実例
動物への被害実例
景観破壊
環境アセスメントの実態と裏
風力発電所建設を止めるには
風力発電被害の解決方法の案
問題の根本は民主主義のあり方(住民合意、環境影響評価、補助金政策)