本・DVD・ホームページに関するご意見、ご感想

日本には武術・武道という立派な文化があるのに...

拝啓

ご無沙汰いたしております。

以前、▲▲先生のDVDをプレゼントさせていただきました北海道の●●と申しますが、先生、私のこと覚えていらっしゃいますでしょうか。

先日、合気トレーニング、丹田開発トレーニング、発勁開発トレーニングのDVDを購入させていただきましたが、全て「そうだったのか!!」という程、驚愕と目から鱗の連続でこんなにわかり易く、技の原理を教えてくださり、しかも秘伝といわれている武術の術理を誰にでも実際に使えるように探求されておられる指導者は日本広しと言えども長野先生だけだと思い、尊敬致しております。

今回、「武術のヒケツ」も拝読させていただきましたが、その中のP57にもありますように、日本には武術・武道という立派な文化があるのになぜ当の我々日本人が学ぼうとしないのかが本当に不思議です。小生などは職業柄、本来の日本人の本質を忘れないよう武術・武道は義務教育に導入してもいいくらいだと考えているのですが。(そう思っていた矢先に「美しい日本」を創ると言っていた総理が辞めてしまいましたが,,,。)

そういう意味でも武道(武術)教育の果たす役割は大きく、游心流のように万人にとってわかり易く、しかも楽しみながら上達できる武術を健身法として学校教育現場から普及して行き、覇気が無くなった昨今の日本人に元気になってもらい、やがては世界から尊敬されるような国の復興を目指す。というのが小生の壮大な夢です。そう考えると、「游心流は日本の文化であり、長野先生はまさに日本の宝」であります。

もし、またお会いすることができましたら、DVDや本だけでは足りなかったところもお伺いできれば幸いです。

それではお忙しいところ誠に恐縮ですがメールでのお返事お待ち致しております。

敬具

長野峻也の回答

拝復、●●様。

御無沙汰していました。

もちろん、覚えています。DVDが参考になったみたいで良かったです。長く研究しているうちに、こんなに簡単に解説できるようになってしまいました。

でも、表に出ていないだけで本当に優れた先生はいくらでもいらっしゃいますよ。私はそういう先生方と出会う妙な縁に恵まれていたんだと思います。

だから、游心流と一応、名前は付けていますけれども、自分独りで生み出した技なんか無いんですし、武道・武術を学んでいる人達がご自分の学ぶ流儀を徹底的に追究していけば、内容は大同小異になっていくのではないでしょうか?

空手・柔道・合気道・中国拳法・カポエラ・剣術・・・全て、人間が工夫してきたものには共通原理が隠されています。私はそれを探っていこうとしているだけで、游心流という全く新しい別派を作った訳じゃないんですよ。

最近は、本当に流儀なんか関係ないよな〜と思うようになってきました。武術を通して人間を考えるようになってきましたよ。そうしなければ何も解らないと思うようになってきたんです。技や術の問題ではなくて、それを駆使する人間の意志が重要なんだと思います。

↑ページトップへ