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(ブログ記事2008-05-14)少しだけ補足、または訂正をして戴けると助かります...

お久しぶりです。お元気そうで何よりです。

仕事が一段落しまして、久しぶりに「ブログ」を拝読させて戴きました。記事の方も、変わりなく、油が乗っていて、 美味しく、かつ楽しく読ませて戴きました。

さて、記事中に読者の方々に、「やや誤解」をされかねない部分が ありましたので、少しだけ補足、または訂正をして戴けると助かります。

●該当記事は下記の部分です。
>『99パーセントの本当と1パーセントの嘘 〜甲野善紀達人伝説の真相〜』
>D2008-05-14 Wed 00:51

>第五章「捏造」
>41,手裏剣術研究家の鈴木方山先生が手裏剣術の技術について
>問い合わせの手紙を送ったところ、
>イチャモンをつける手紙が返ってきたそうです。
>が、チャッカリ鈴木先生の研究成果をパクッていたみたい。

●この文面では「時系列」に少し、誤解されやすい部分がありました。このパクっていたという部分は、おそらくは私が 「中級手裏剣術」の初版本を出した2005年以後に、何らかの形で甲野氏を、どこかで見かけた「どなたか」が、何らかの理由で、そのように思われたのかもしれません。しかし、この点については、私は直接には全く存じません。つまり、私が甲野氏に手裏剣について、問い合わせの手紙を送ったのは、「1999年」のころでありまして、その時点では、甲野氏が何かを私からはパクりようがありません。私の方がむしろ、ビギナーとして、いろいろな人から学ぼうとしていたのが 1999年の時期ですから。

●「イチャモンの手紙」ではなく、それは「電話」でした。もしも手紙でしたらば、証拠品として保存しておいたと思います(苦笑)。 そしてその内容は「手裏剣術に関するものではない」イチャモンでした。ご存知の方も多いかと思いますが、私が発行者となっている「無明庵」では、 精神世界系の本も扱っておりまして、そのうちの 「ひきつりながら読む精神世界」や「廃墟のブッダたち」のシリーズを、 甲野氏は、ある時期に、読んだようです。 私の推測に過ぎませんが、その後、彼には、それがあまりにも難解だったのか、 あるいは、彼の価値観とは、相容れない厳しい内容であったかの、このいずれかの理由で、その書籍群を「手放した」ようです。この件は、電話で直接に彼の言葉として聴きましたので間違いはありません。むろん手裏剣についての問い合わせをしただけで、私は「そうした話をするために問い合わせたのではない」ものですから、これらの話の展開は、彼からの一方的な話題の変化でした。

●そしてイチャモンというのは、本に巻かれていた「帯」の文言についてです。それは私の知人の「禅僧の書評」から私が編集した文章だったのですが、それが彼(甲野氏)の「勝手な主観」では、気に入らないようでした。何を感じても、それは他人様の自由ですから、全く良いのですが、そもそも、手裏剣からは主題が全くズレまくっていることに、私は、「この人、昼間から、酒でも飲んでいるのか」と本気で思ったほどでありました。のちに、私は長野さんにも、「あの人は、酒は飲むんですか?」と聞いたほどです。それぐらいに、電話の対話ときたら、その論点はメチャクチャで、その「ろれつ」も、発音が不明確で、とても聞き取り難かったのですが、のちに「甲野氏は、酒はほとんど飲まない」という事を、長野さんから伺いました。すると、では、あの「論理破綻の症状は、何に由来するのか?」と、私としては、全く不思議なのでありました。

●さて、そのようなわけでありまして、イチャモンというのは「手裏剣についての話題ではない」ということはご留意く ださい。 1999年の時点では、何しろ、私はまだ手裏剣の「入り口」に過ぎない場所におりましたから。

●私がそれらの事よりも、武人として甲野氏を駄目だと判断した理由は、電話で彼は「それでは手裏剣術に関する資料を持っていますのでコピーなり、 送りますよ」と明確に言ったにも関わらず、全く、その後、何も連絡もなく、何ひとつも送ってこなかった点です。 これは私的には、社会人としては、完全に「アウト」です。 もしも何らかの主観的な理由で、資料を送ることが気に進まないのであれば、 それは文面ないしは、電話にて、その旨を「ごく正直に言えば」、こちらも全く不快になることもありません。が、しかし、私はこうした 「口約束をしておいてから、それについて、一言の断りもなしに、なしのつぶて」という人間を、決して評価をいたしません。こうしたタイプの人物は「とあるアクション事務所の代表」にもおりました。そうした「最低限の礼節を伴う、事務連絡」も、すっぽかすような 礼節もない自称武術家が多いことには、呆れるばかりです。

補足説明は、以上であります。

敬具

2008年5月30日

鈴木崩残(現在の執筆名)「無冥流 手裏剣 研究術」研究家。
ホームページ:【松の間掲示板】 http://www.mumyouan.com/k/matunoma.html

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