セミナーに参加された皆様のご感想

明快な戦闘理論は、知れば知るほど...

先日のセミナー「型に秘められた技と戦術」は、大変参考になりました。「差し手と交差法」というとんでもなく奥深く、それでいて明快な戦闘理論は、知れば知るほどそのとりこになります。

まだまだ未熟な私ですが、一年前より明らかに脱力や体軸を意識した動きができたなと、一人悦に入っています。これからも、スワイショウや立禅、三元試力などをコツコツ続け、薄皮をはがすように身体感覚や身体能力を開発させていきたいものだと思います。

ところで蛇足ですが、セミナー参加者の方の感想文で、なんかな〜?というものもあるのですね。

多分、組み手に熱中していたあの方ではないかと思いますが、本人は理論的だと思っているのでしょうが、相当低レベルな議論だと思います。「顔面があったほうが実戦的」「否、関節技もある総合格闘技こそ実戦的」などのレベルの議論ですね。浅薄な自分の経験を基に物事を見てしまうと、ことの本質を見逃してしまうものです。

しかし多少の勘違いは誰にでもあるので目くじらを立てるのも何かと思いますが、「明確な返答を期待します」というのは、明らかにお歳の頃からしてもやや常識に欠ける物言いですね。確かこの方は、体力や気力の衰えから、長野先生のセミナーに参加されたとのことだったと思います。であるならば、歳を重ねても武術や護身術を練磨する意味をもう少し深く考えたほうがよいのかもしれません。

蛇足のほうが、本体より長くなってすいませんでした。

長野峻也の回答

拝復、●●●様。

御感想ありがとうございます。

謙虚な気持ちで学びたいと思ってくる人ばっかりだと助かるんですが、中にはどうにも勘違いした人や、腕試ししたいのかな?と思う人が紛れ込むこともあります。

しかし、普通の武道の道場であれば叩き出されても文句が言えないような振る舞いを平然とする人というのは、恐らく、通っている道場でも同じことをやっているのでしょうから、必然的にその道場で教えている先生にも責任があると考えるものです。

だから、自分の行いは流派と指導者の恥にもなる・・・ということを考えて節度と礼節を外さないのが常識だと思うんですがね。

私は文章がムチャなので実際に礼儀知らずな人間だと誤解を受けやすいので、甘く見られないようにしないといけないと反省しましたね。

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