セミナーに参加された皆様のご感想
そうはあり得ない貴重な場と感じた...
セミナーに参加して感じたこと。
まず、長野先生の武術に対する姿勢がしっかりしており、セミナーに参加される皆さんもそれなりに長野先生のお眼鏡にかなった方々であること。初めてでも安心して学べること。色々な武道、武術経験者の方がおられその話を伺うだけでも面白い。
各回にテーマがあり、それに沿って解説が有り、何をどうするのかその意味を理解が出来て、その上で、実際の身体の使い方を実践の中で学べ、深めて行けること。
内容も武術としてなかなか教わることの出来ないことを具体的に再現性をもって身をもって実感出来ること。
頭で理解したからすぐにそれが出来る、体得出来るというものでもないが、少なくとも練習をしてコツさえ掴めれば自分でも出来るんだと思えること。
相互に入れ替わり何人かの人と組むことにより、人によりその表現の仕方、解釈の仕方、実際が違うということも身をもって実感される。
体得するまでにはやはりそれなりの鍛練、訓練、修練必要ではあるが、その手がかり、足がかりがきちんとあり、それを体現出来る人がいて、実際に身をもって体験した中で、疑問なり質問などを聞くことが出来ること。教えを受けることが出来ることはそうはあり得ない貴重な場と感じた。
2時間がアッという間に過ぎてしまう。その後の感想、質問の時間も色々な見方、疑問、質問が出て、そういう風な受け止め方もあるんだと違う観点からも見直せて面白い。セミナーで学んだことをさらに実際に身に付けるべくやはり日曜日ごとの練習に是非参加したいと思った。
長野峻也の回答
拝復、●●様。
感想文、ありがとうございました。
セミナーとシダックスの講座は、それほど露骨に人を断ることは少ないんですが、会員になりたいということだと、人は選びます。基本的な礼儀作法や対人のコミュニケーション能力に問題があると感じる人の場合、たとえ入会を許可しても破門にする場合があります。
何しろ、私が教えている技は、悪用しようと思えば、こんな悪用しがいのある技は中々ないと思いますし、普通の武道や格闘技(武術でも)では、他流の技をどうやって破るか?ということは今時、考えません。合気道の道場で、「ローキックできたら、こうやる」なんて指導はしないでしょう。生徒が先生にそんなことを質問したら、「そんなことを考えるヒマがあったら基本をしっかり練習しろ!」とどやされるのが関の山です。個人的に研究熱心な師範が師範代と共同で密かに研究する場合を除いて、普通は、そんなことを一般生徒を相手にして指導したりはしないものです。
ですが、思うに、そういうことを考えずに自流の練習カリキュラムのみをこなすことに終始していれば、他流と戦った場合に対応できずにやられてしまうだろうと思うんです。それでは、護身術としては問題があるでしょう。想定される限りの襲撃に対処する術を日頃から工夫しておかなければ、対処できる道理がありません。
だから、私は一般的な武道や格闘技の技も一通り指導します。その上で破り方も教えます。武器も一通り練習するのは、そういう観点からのものです。
「そんなことをやっていたら肝心の自分の技が身につかないだろう」と思う人もいると思います。
でも、心配御無用です。肝心要の必要最小限にして核になる練習法だけは確立していますから、それさえやれば後は自然に成長していけるようなシステムを作ったからです。
後は論より証拠ですね。学んだ人が実際に伸びていってくれれば私の理論が正しいという証明になるでしょう。