セミナーに参加された皆様のご感想

基礎錬体とその応用、発勁の方法と...

昨日は、ご指導ありがとうございました。

基礎錬体とその応用、発勁の方法と鍛錬方法、歩法についてご指導して頂き、セミナー終了前の感想ではこれまでDVD,書籍等を見ながら独自にやっていたのが極端に悪くなかったことが確認出来たと申したのですが、私にとって一番大きかったのは半禅を行っている際に

「真剣すぎる、もっとリラックスして」「力をもっと抜いて」とご指導して頂いたことでした。

自分では力みがないつもりでいても実際にはまだ力が入っていたことを認識出来たことが収穫でした。

今後はもっと上半身の力が抜けるように背中や腕の張るような感じを抑えていき、自然に背筋や首が伸びている、腕が上がっているという状態にしていきたいと思います。

ご指導して頂きました内容につきましては、今後も修練を重ねて自分のものとしていきたいと思います。

次回の2月セミナーには是非参加させて頂きたく存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

長野峻也の回答

拝復、●●様。

 ご感想、ありがとうございました。

 力みをどの程度とっていけば良いのか?ということに関しては指導者によっても意見がマチマチです。

 私は、表情に現れない程度を目安にしています。顔に緊張があると「私はこれから打つぞ」と相手に発信するのと同じで、カウンターのエジキになってしまいます。

 武術の場合、ニュートラルから、いきなりトップギアに入れられる能力が必要で、加速度的にスピードやパワーが出るのではダメなんです。

 0から一気に100出せるというのは、脱力しておいて体内を急激に重心移動させる感覚が必要で、“伸筋を張る感覚”は既に80〜90は力を入れた状態で打ち出す瞬間を待っている状態なんです。

 だから、“伸筋の張り”を意識していると、それは全身が緊張し続けていることになります。

 私は、筋肉の収縮でエネルギーを生み出してパワーを出すという方法論から離脱して、体内の重心移動で生じるエネルギーをパワーに用いることを目指しているので、だから筋肉を極力脱力させることを目指している訳です。

 これができれば病気で弱っていても年とって肉体が衰えても出せるパワーは変わりませんし、いろんな技に応用できるので、便利だな〜と思っています。

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