セミナーに参加された皆様のご感想
この度は交叉法の講義を...
この度は交叉法の講義をしていただきありがとうございました。
交叉法は游心流の核となるものと認識していましたが、いざ始めてみると、歩法、目付け、軸の崩しなどの要素が含まれており、あらためて先生の研究テーマの奥深さを知りました。
個人のレベルアップには、ひたすら錬功法をするしかないと思うのですが、その際に気をつけること、意識することはありますか?
長野峻也の回答
拝復、●●様。
御感想、ありがとうございます。
以前のセミナーでは、交叉法なら交叉法に特化した内容で解説するようにしていたんですが、今年は参加者にきちんとレベルアップしてもらうために、おっしゃっているような要素も含めた現実味のある武術技法を解説指導していこうと思っています。
その分、かなり難しいこともやってみたんですが、参加者のレベルが上がってきているので、意外とできていましたね。正直、かなり難しいこともやらせてしまったんですが。
個人的に練習する場合だと、自分の動きをゆっくりとやること・動いている最中の指先まで意識を集中すること・目の前に相手がいるつもりで練習すること・・・くらいですかね〜?
DVDの初級をやって、次に中級もやってもらう場合に、対錬は動きの手順をしっかり映像として脳に焼き付けておいてください。そして、実際に動く場合に、少し離れたところから自分と相手が動いている様子を眺めているようなつもりでやってみてください。
単純な動きの中でも、軸の移動、重心の移動、目付け、脱力、骨盤から動く、体を捌く、交叉手(差し手)でくっつく、力の方向を流す、技をかける・・・といった多くの要素が組み込まれています。
それを意識化して練習して身体に覚えさせたら、今度は無意識に出せるようにしていきます。
つまり、楷書で覚えて行書で遣うということです。草書の技は上級編DVDで解説する予定でいます。
まあ、焦らずにじっくり練習していってください。