セミナーに参加された皆様のご感想
こんにちは,セミナーを2度ほど...
こんにちは,セミナーを2度ほど受講させていただいた,横浜の●●です.
楽しく有意義に受けさせていただいております.
これまで,つい出しそびれて感想は送っていませんでたが,先日の日曜日にちょっと面白いことがあったので,ご報告致します.
浅草で「大江戸バンドセッション」というエベントがありました.素人から,セミプロまで様々なジャンルの方が出演する一種のチャリティーエベントだったのですが,2つほどとても興味を引かれました.
1つは,殺陣.木刀を持ったおっさんが出てきて,演歌を歌いながら居合いのまねごとをしました.あちゃーと思ってみていたのですが,後半 お弟子さん(実は息子さん)と二人で演武になりました.
このときの”見切り”が,素人目で見ても見事でした.お弟子さんの方が,出ようか出まいか 迷いがあって,足先がピクピクとしたりします.それに対して師匠は,じっと動かず.
途中「いいか!」と声をかけたのは,緊張を解く意味で,叱咤激励だったのでしょうか?
”間”と”見切り”のお勉強になりました.
その2.出し物で「阿波踊り」がありました.「あわおどり〜?!」とニュースで流れるような出し物を想像していたのですが,コレガ凄かった.40分あまり踊りっぱなしで,集団で踊るーーいわゆる阿波踊りと,男女がペアで踊るものなどがありました.いずれも感心したのは,運歩.見事に中心が出ていて,軸がずれない.ペアの踊りは,男女ともにゆっくりとした動きで,太極拳の攻防を見るようでした.
長野先生が常々 舞踏やダンスに注目しなさいとおっしゃっていたわけが改めて見えてきました.
セミナーに通うようになって,色々なものの見方が広がってきたような感じがします.
”武”を見る目が少しでも育ってきたのでしょうか?
またまだ未熟な感想ですが,これからもよろしくお願いいたします.
時節柄ご自愛ください.
失礼致します.
長野峻也の回答
拝復、●●様。
感想文、ありがとうございます。
感想文、ありがとうございます。
殺陣に関しては武道愛好家は馬鹿にしている人も多いのですが、実は殺陣の訓練は、「相手の攻撃のタイミングを読み、体捌きして避けながら反撃する」という古武術の型稽古と極めて似たやり方なのです。
しかも、決まり切った型ではなく、次々に発展させて多数を相手にするものもありますから、ある面では古武術より実用性があったりします。
チャンバラの名手が剣道の高段者と手合わせして勝ってしまったという逸話もありますが、恐らく、斜め横に捌く殺陣の動きが真っすぐ攻める剣道の死角に入ってしまったからではないか?と想像しています。
阿波踊りもそうですが、踊りというのは古代の人間が神と交信する儀式として始まったとされていて、アメノウズメノミコトが踊って天岩戸に隠れていたアマテラスオオミカミを外に出すきっかけを作るのも、そういう情景を象徴したものでしょう。
踊りは生命の躍動を表現する言葉です。生命が活性化した状態です。これは武術に採り入れないと損だと私は考えた訳です。単に身体の動きの観点だけで見るのはもったいない限りだと思いませんか?