宇宙への旅
(2013年12月04日更新)


 私達は宇宙の中の地球上に存在する。宇宙を考える時、地球と太陽系の理解から始まる。地球の半径は約6400km、人類の生活圏は地表数kmが限界、 地球の半径の0.05%以下、極めて薄い地表の一部に過ぎない。太陽は核融合エネルギーにより自ら輝く恒星、その半径は地球の約100倍で約70万kmである。 太陽系には8個の惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星)と3個の準惑星(冥王星、ケレス、エリス)および多数の太陽系小天体と 惑星間塵が太陽を中心に公転軌道を周回する。火星と木星の間には多数の小惑星の軌道が集中している。惑星には地球の月のように衛星を持つものもある。


太陽系の惑星とその衛星(画像クリックで拡大)

 太陽系は銀河系に多数存在する惑星系の一つ、銀河系の中心から2.5~2.8万光年ほどの位置にある。1光年は、光の速さで1年を費やす距離、 約9.45×1012kmである。太陽系は、銀河系内を約220km/sの速度で周回し、約2億2千6百万年で銀河系内を1公転する。 銀河系は数多くの恒星や星間ガスなどの天体の集まり、全質量は太陽の約6千億~3兆倍と見積もられる。銀河系の形状はほぼ円盤状、有効直径が 約10万光年、中核部の厚さ約1.5万光年である。天の川は銀河系の円盤を真横から見た姿、銀河系の中心が最も明るく射手座方向にあり、星の大集団 が観測される。


 銀河系外には、私達の銀河系と同等の規模構造を持つ他の銀河系が幾つもあり、楕円、レンズ状、渦巻、不規則型などの系列が存在し、 これらが銀河と呼ばれる巨大な天体を構成している。そしてより大きな銀河群、数千個の銀河を含む銀河団が存在する。銀河団の大きさは銀河の数百倍以上、 2千万光年程度である。さらに、多数の銀河団からなる2億光年程度の大きさを持つ超銀河団へと続いている。超銀河団になると、物質分布は網状になり、 何も存在しない空間がボイド状に孤立して存在する。つまり、銀河分布は一様でなく、銀河が存在する場所と存在しない場所があり、泡状の表面に銀河が集中し、 特に泡と泡が接触する領域に大量の銀河が存在する。


(謝 辞・御 礼)
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