社会の変動


社会の変動
科学と技術の歴史的背景
技術と環境の変化




社会の変動

1.社会の変動
  狩猟社会・・・・約1万年以上前まで   狩猟と採取の生活が中心、石器や火を使用、弓矢、釣り針等の狩猟に使う道具、
          交易の中心地に都市発生

  農業社会・・・・約1万年前〜16世紀頃 動物を飼育、植物を栽培、土地の価値発見、組織社会、強力な中央国家、
          文字が発達、天文学・数学・技術の発展、
          中世になると、奴隷制廃止、商業の発展、職人が発生、技術の進歩

  工業社会・・・・17世紀頃〜20世紀  活字印刷の発明、技術の飛躍的普及、科学革命、啓蒙主義と産業革命、
          蒸気機関の出現、腕力から動力へ、機械の発達、物理・化学の理論的進歩、電磁気学の発展

  情報社会・・・・20世紀末〜      コンピュータと半導体、遺伝子工学の発達、ソフトウェアの進展、ネットワーク社会、
          マルチメディア化、情報の所有権、地球規模の情報管理、動力の価値から情報の価値へ


2.科学と技術の歴史的背景
  15世紀後半から16世紀のルネッサンスが契機、
  16世紀:ルネッサンス、経済の拡大、地動説、錬金術、測定技術の進歩
  17世紀:可動活字の印刷術、デカルト哲学、、ニュートンやライプニッツの時代、
        日本は徳川幕府の時代へ(関が原の戦い:1600年)
  18世紀:啓蒙運動、イギリス産業革命、フランス市民革命、アメリカ独立宣言、地学と天然資源、力学と天文学、微積分、博物学
  19世紀:発明と発見の時代、電池の発明、電信電話の発明、理論と実験の確立、科学の成熟、電磁気の解明、数学の発展、
        進化論、考古学、有機化学
  20世紀:科学と技術の時代、世界大戦と科学、物理学の進展、電子工学の発展、コンピュータの出現、半導体とIC、
        巨大科学と宇宙開発

3.技術と環境の変化
 1900年頃には、電話機をはじめ発電機や電気機関車等が発明されており、電気機械工業の創成期、多くの先進国では研究機関の設立が目立ち、20世紀に向けての「科学と技術の時代」を形成しつつあった。日本では、琵琶湖疎水工事が1890年に完成、豊田式自動織機の開発等がみられた。東京に初めて路面電車が走ったのは1900年、日本に米国製のロコモビル蒸気自動車が輸入されたのが1900年であった。一方、足尾銅山鉱毒事件が顕在化し、いわゆる公害問題も生まれた。

 今日では、世界各国間との言葉の自動翻訳を可能にした音声や文字および多くの自然現象や芸術的表現が可能な高品位映像など、高度な情報を扱う高付加価値通信システムが現実化、夢のエネルギー源としての核融合発電の可能性も検討、新しい輸送システムとして超音速旅客機や超電導磁気浮上鉄道が実現、科学技術の発展がめざましい。 。

(文責:yut)


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