3rd逆慰問ライブ!
初の主催ライブ! 朋友にして先輩バンド”母檸檬”をゲストに迎え、帝都の極北・赤羽にて異彩を放つ、居酒屋【赤羽霊園】にて貸し切りライブを決行! ここの特徴は何といっても異様な店内装飾(店外もだが)。生首落下!・メニューの名は妖怪系・酒は美味いし姐ちゃんはキレイだ。しかし狭い・・・。こういう極小空間でのパフォーマンスをこなしてこそキワ物アーティストとしての道が開けるのだ。 全体は、第1部・・・雑居房/第2部・・・母檸檬/第3部・・・再び、雑居房という3部構成で行われた。
最初はやっぱりバンドのタイトル・チューンで。 人は社会的モラルや一般常識、物理法則や肉体という檻の中に閉じ込められている。自分の体の奥深くに封じ込められている無限の可能性に、ほんのひとときでもよいから娑婆の空気を吸わせてやりたい。それこそがうちのバンドの、さらには今回のイベントのコンセプトである。
まともな機材もない中、それでも持ち前のテクニックと感性で旋律を迸らせる演奏陣と、これが本来の形であるかのように 朗読ユニット的な魅力を見せつけるフロントの二人。
1ファンとして、またこういうステージもぜひ観たいものである。
唯一、犬吠埼が唄う曲。ていうか半分以上を無理矢理語りにしている。 ギター弾きながらだと口がマイクから離れちゃうんだよね。
なんとか無事終了。狭い中、出演者・お店の方・お手伝いしてくれた方・観客の方々に多大な迷惑をかけつつ終了。 個人的に音は最悪だと思う。母檸檬のチョロギ氏等にセッティングを手伝ってもらったものの、いかんせん持ち込み機材のチープさをカバーするには至らず、かなり酷い音だった。このとき使ったギターアンプとギターはすでに売り飛ばしてしまった。また、ギターエフェクターを流用してマイクにエフェクトをかけていたのだが、母檸檬・花女嬢のマイクが時折不調になるなど、面目次第もございません。 個人的には2回ほど暗黒舞踏で使っている会場ということもあり、狭さはそう気にならなかったし、馴染む空間ではあった。ただ、思うところあってギターをSGからストラトに持ち替えたばかりということと(ストラトってなんて弾き辛いんだって思った)、当日使用したKORGの小型アンプシミュレーターがクソだなと思った。自分の下手さを棚に上げて言わせてもらうと、音が異常にこもる。PODだけ販売してりゃいいのに・・・。 最後はおまけで一部メンバーによる「美しき天然」の合唱。これはジンタの元になった曲。石井輝男による映画『盲獣vs一寸法師』の劇中でも使われていた。こんなに違うものなのだね。 持ち込みでのライブはもういいや、と思う反面、好き放題にやれる快感ていうのは堪えられない。そのうちまた・・・。