2004/10/3 お化け屋敷居酒屋【赤羽霊園】


 3rd逆慰問ライブ!

 初の主催ライブ! 朋友にして先輩バンド”母檸檬”をゲストに迎え、帝都の極北・赤羽にて異彩を放つ、居酒屋【赤羽霊園】にて貸し切りライブを決行!
 ここの特徴は何といっても異様な店内装飾(店外もだが)。生首落下!・メニューの名は妖怪系・酒は美味いし姐ちゃんはキレイだ。しかし狭い・・・。こういう極小空間でのパフォーマンスをこなしてこそキワ物アーティストとしての
道が開けるのだ。
 全体は、第1部・・・雑居房/第2部・・・母檸檬/第3部・・・再び、雑居房という3部構成で行われた。
 

セット
リスト

曲目

寫真

反省文!

第1部
第十三号雑居房
第十三号雑居房
検閲中

最初はやっぱりバンドのタイトル・チューンで。
人は社会的モラルや一般常識、物理法則や肉体という檻の中に閉じ込められている。自分の体の奥深くに封じ込められている無限の可能性に、ほんのひとときでもよいから娑婆の空気を吸わせてやりたい。それこそがうちのバンドの、さらには今回のイベントのコンセプトである。

懺悔録
検閲中
2曲目以降はALL新曲。
オレっていけないことすると一応反省はするんだよ。でも懺悔すればすっきりさ。また同じ過ちを繰り返すぜ!
獄中歌
検閲中
テーマに合うのでプログラムに入れてみたが、最後まで仕上がりに納得がいかなかった。もっとYBO風に手直しする予定。
死ニ至ル病
検閲中
某女子がムーディーな曲と表した。個人的にはもっと死の快楽に酔いしれるような感じにアレンジし直したい。
御休憩 その1
第2部
母檸檬
曲間に寸劇・語りを挿入しながら進む、シアトリカルな試み。
津山三十人殺しを元にした物語を母檸檬のナンバーに沿って進める構成。


まともな機材もない中、それでも持ち前のテクニックと感性で旋律を迸らせる演奏陣と、これが本来の形であるかのように 朗読ユニット的な魅力を見せつけるフロントの二人。

1ファンとして、またこういうステージもぜひ観たいものである。

御休憩 その2
第3部
第十三号雑居房
敗残者
検閲中

唯一、犬吠埼が唄う曲。ていうか半分以上を無理矢理語りにしている。
ギター弾きながらだと口がマイクから離れちゃうんだよね。

御不浄の神様
検閲中
幸薄い女性・智恵子さんの唄。恐らく彼女は少々便秘気味と見受けられる。暗く寂しくシンプルなこういうタイプの曲は、今後も増やしていきたい。
畸形の天女
構成的に一番変な曲だと思う。語り・寸劇・暗黒舞踏ありで、最もうちのスタイルを象徴する曲でもあるのだが・・・。要するに変なバンドってことか。
自殺街1丁目
検閲中
1・2曲目、ラストと、いろんな順番に入れて演奏できる、使い回しの良い曲。もっとパンクっぽくやってみたい気もするかな。

なんとか無事終了。狭い中、出演者・お店の方・お手伝いしてくれた方・観客の方々に多大な迷惑をかけつつ終了。
個人的に音は最悪だと思う。母檸檬のチョロギ氏等にセッティングを手伝ってもらったものの、いかんせん持ち込み機材のチープさをカバーするには至らず、かなり酷い音だった。このとき使ったギターアンプとギターはすでに売り飛ばしてしまった。また、ギターエフェクターを流用してマイクにエフェクトをかけていたのだが、母檸檬・花女嬢のマイクが時折不調になるなど、面目次第もございません。
個人的には2回ほど暗黒舞踏で使っている会場ということもあり、狭さはそう気にならなかったし、馴染む空間ではあった。ただ、思うところあってギターをSGからストラトに持ち替えたばかりということと(ストラトってなんて弾き辛いんだって思った)、当日使用したKORGの小型アンプシミュレーターがクソだなと思った。自分の下手さを棚に上げて言わせてもらうと、音が異常にこもる。PODだけ販売してりゃいいのに・・・。

最後はおまけで一部メンバーによる「美しき天然」の合唱。これはジンタの元になった曲。石井輝男による映画『盲獣vs一寸法師』の劇中でも使われていた。こんなに違うものなのだね。

持ち込みでのライブはもういいや、と思う反面、好き放題にやれる快感ていうのは堪えられない。そのうちまた・・・。