2005/9/21 池袋 音処・手刀

【しびれる日】


 6th逆慰問ライブ!

 ヴォーカルがこもだまりに変わって2度目のライブ。
 手刀は観るのは何度かあるが、自分らが演るのは今回が初めて。スクリーンがあるのでセッティングしやすい。というか、出番が最初だったので、リハからそのままの状態でOKだった。
 スクリーンがあるということは利点ばかりではない。オープニングに工夫が必要ということ(もちろんストレートに始めるのもありだが)。逆に言えば、オープニングの演出が上手く行けば、つかみはOKということ。
 今回、最初の曲は「露出狂の詩」。
 幕が上がると共に、客席に背を向けたこもだまりが。トレンチ・コートの前をがばと開き、「ほーら、見てごらん。そーら、触ってごらん」と、変質者になりきった台詞を発してスタートした・・・。

セット
リスト

曲目

寫真

反省文!

露出狂の詩


新曲。ギターの音色はFUZZメイン。不良(ていうか囚人)のロックには欠かせないぜ!
その他にも試してみたことがあるが内緒。演奏の幅も広げないとね。

第十三号雑居房
検閲中
バンドとしては結構やってる曲。タイトル・ナンバーだしね。
乙女の祈り
新曲。キレコワ?な曲。
曲中の「お狐さま、お狐さま、どうかあいつを殺してください」の台詞は、昔やったイベントで使った。けっこうそういうパターンのが多い。
裏切りの甘い蜜
検閲中
新曲。自分ではロカビリー調だと思うのだが、違うのだろうか? よく分からん。
サビは山本リンダの「もう、どうにも止まらない!」と同じだと後で気付いたが、後の祭り。
星の智慧教団
     の秘密


普段は曲の中で時間をとって舞踏ソロを入れるのだが、今回は曲の後半で、歌と平行して踊ってみた。これって実は6年ぶりくらいの経験。犬神のライブが懐かしいぜ。
  写真撮影:さくら

 ヴォーカルに関しては文句無い良い出来だったと思う。しかし、ギターがねえ(我が事ながら)。
 実は8月に裏稼業で一儲けした俺は、ついつい調子にのってギターを3本も買ってしまった。種類は全部SG。もともと初期のライブではSGを使っていたのだが、うちの曲にはもっと寂しい音の方が合うだろうと思い、ストラトにも誓えていたのだ。しかし、使っているうちにもっと中音域に厚みが欲しくなり、SGに戻すことにした。SGの方がネックも手に合ってるし(SGでも、あくまでフラット&ワイドなタイプ。)、なにより着物にストラトやレスポールなどのギターらしいギターは似合わない。前のSGは既に売ってしまっているので、無謀にも新規に3本購入。
 だが、3本ともそれぞれ一長一短の個性があり、とうとう前日までどれを使うか決められなかった。
 これが、失敗その1。基本的に手元はなるべく見ないようにして背筋を伸ばして弾くようにしているのだが、ネックの感触に慣れていないため、ミスの連続。諦めて、危なそうなところは手元を確認することにしたのだが、照明が丁度よい角度で当たっているため、手元が(上から見て)真っ暗。綱渡り状態で、というか奈落の底へ真っ逆さま・・・。やっぱり愛用のギターは1本に絞らないとね。ちなみに3本中2本は既に売却済みで、残りの1本はネックの整形に出している。言っとくけど自分の顔はいじってないよ。整形して、この程度のはず無いでしょ。
 失敗その2。アンプやエフェクターの設定をストラトのときと同じ、極度にMIDDLEを上げた状態にしていたのだが、もともとSGは中音域が出るギターなので、音の輪郭がぼやけてしまった。舞台でアンプの音を聴いていても、すごく酷い音に感じた。
 他にも細かい失敗はあるのだが、その分、舞踏はしっかりやったつもり。今回は時間上の都合でいつもより短い時間しか踊れなかったのだが、ギターの練習に実が入らない分、舞踏の稽古はみっちりやった。
 ただし、ギターの不慣れさが響いて、演奏中の、身体を動かさない舞踏に関しては不満足な出来。

 個人的にはいろいろと不完全燃焼の感があるライブだったが(自業自得!)、次回はしっかり修正して凄いライブをやってやるぜ! それと、漢はやっぱりSGだ。トニー・アイオミ(ブラック・サバス)も使ってるぜ! クラプトン? はぁ?