2006/10/11 池袋 音処・手刀

【しびれる日】


 第12戒 逆慰問ライブ!

 今回は非常に危機感をもって臨んだ。なぜならこの日のみサポート・ベースが入るから。
 当然いつもよりもリズムを合わせることに腐心しながら演奏しなければならないのだが、そうすることによって勢いが削がれてしまうのではないか。そんな事態への対策として、一般的な常識とは逆に体力を落として臨んだ。
 これは暗黒舞踏の”衰弱体”という概念と関係があるのだが、長くなるのでここでは語らない。
 はっきり言えるのは、舞台で死ぬのでは遅すぎるということだ。本番よりも前から死に続けなければならないと思う。なかなか口に出して説明するのは難しいが、これを言葉にせずして、ステージを観た客に分かってもらえるようになれば上出来である。

セット
リスト

曲目

寫真

反省文!









曲名は「野球狂の詩」からとったのだが、ただの変態の唄だと思われがち。
オレの所為か? オレの普段の行いが悪いからか?






(検閲中!)

わりと昔の曲。
かなりシンプル。



(検閲中!)

これも結構古い曲。
全編語りの曲はこれくらいかな。











新曲。舞踏入り。
ライブハウスで、曲中に踊っていると、 どうしても派手な踊りに傾きがちになってしまう。静かに踊りつつインパクトは与える。そんな感じを目指したが、まだまだ全然こなれていない。

踊りと平行して、まりさんにはやや長めの語りをやってもらったが、そちらは良かったと思う。

ちなみにこの曲の歌詞は実話系怪談というよりは都市伝説系である。
”本当にあった”というよりは、あんたら一般大衆が”本当に恐れているモノは何か?”という意味合いを込めたつもりだ。 自らの暗い欲望から目を背けて、他人と同じ健康な感覚の持ち主であるよう勤めながら、一生群れの中で暮らすがいいさ!














(検閲中!)

ギターのPUをフロント側にしてFUZZをかけてみた。
実はノイズ・ギターが好きだったりするのだが、普通に弾くのも下手な奴がノイズ・ギターなんかに手を出しちゃいかんと思ってるので、これからもっと上手くなったらノイズにするよ的な通過点的な試みをしてみた。

写真撮影:
こもだ


今回から物販コーナーにステッカーを置いた。
値段は時価・・・ではなく、¥150也。数が無いので、あまり売る気無し。

左の鎌はこもだまりが「本当にあった怖い話」で使用した。件のステッカーを貼ってある。
本当に使ってそうだから怖い・・・。

 この日は結構お客さんが観に来てくれたのだが、自分としてはやや選曲がいまいちだったかなあと思っている。前後のライブの都合上、どうしてもシンプルな曲が多くなってしまったのと、全体的に曲に統一性が無かった。演出も殆ど凝らなかったし。
 次回は少しコンセプト性を強く打ち出してみたいと思う。
 それと、やはりどうしてもリズムに気を配るあまり、演奏中の勢いが無くなってしまった感がある。いつもリズム・マシンでやってると進歩しないね。

 まりさんは声が逞しくなった感じがする。「本当にあった怖い話」のサビの部分などはかなり歌い辛いと思うのだが、ちゃんと歌いきってくれた。さらに野生化して欲しい。吼えて欲しい。噛みついて欲しい。生肉を喰らって欲しい。


 そして、対バンの人々。

・爪の垢・・・荒々しくてかなり良かった。どうしてこんなバンドを知らなかったのだろうと思っていたら、普段は八王子の方で活動しているとのこと。

・じゃぷちんなーき・・・なんとなくリズムが中学生棺桶と似てるなと思っていたら、ドラムが棺桶の人だった。掛け持ちドラマーって多いね。

・水樂・・・和風ビジュアル系。ベースの女性が和服で、不動の姿勢のまま演奏を続けるところが津軽三味線を弾いてるみたいでかっこよかった。

・スウィング☆パァル・・・対バン、多し。仲良しさんです。じわじわと新曲が増えていってる。


  奇しくも、うちも含めて、この日出演したバンドは全て3人編成だった。この日ベースで参加してくれた麻衣さんがスパンクに帰るので、うちは次回からまた2人だけどね。