2007/1/30 池袋・手刀

ムニムニ&中学生棺桶 共同企画
 「超フッフーナイト」


 第14戒 逆慰問ライブ!

 最高に熱い夜だった。超豪華な出演者(人気や集客などで上を行くバンドは星の数ほどいるかもしれないが、自分の中では最高レベルのバンドたち)に混じり、この日の俺は燃えていた。
 その結果、イキみすぎて、かなりしくじった。なんで?というくらいミスったし、自分が歌うパートでも音程を間違えて声が出なくなったりした。これは出産時の記憶が蘇った所為だと思う。
 想像妊娠&出産したときに産婆さんが掛けてくれた「イキんで、イキんで」の声が脳裏に蘇ったのだ。
 そんな訳で実力以上に(以下か?)下手くそなところを披露してしまった訳だが、”今回は気迫で押す”と決めていたので、ミスなんか知らん。普段からもっと練習して上達しなければならないのは事実だが、舞台で観せたり聴かせたりするのは技術ではなく魂だと思う。
 このくそったれな世界で、くそったれな俺がおめおめ生き存えているのは舞台があるからだ。表現をしているときだけ、俺の真っ黒な心臓がドクドクと脈打つのだ。
 この日、俺は確かに生きていたと思う。

セット
リスト

曲目

寫真

反省文!



(検閲中!)

今回は趣向を変えて、犬吠埼のヴォーカルで幕を開けたが(2番からまりさんにスイッチ)、前述通り力みすぎて変に高い声を出してしまい、やばかった。もっと吼えたかった。
まりさんはけっこう吼えてた







(検閲中!)

あ、2番のギターが・・・。

2曲目でやるのは初めてかな。






(検閲中!)

俳句コーナー(自らの出生の秘密を披露してしまった)の後、シリアス・モードに戻して演奏。
舞踏パートのとき、客席で鉈を振るったが、お客があまり避けてくれなかった。戦争を知らない世代は危機感が不足しているよ。
2,3人くらいなら斬ってもいいかなと思ったが(武士だからOK)、一応うっかり手が滑っても安心なように、舞台側(まりさんのいる方)に向けて鉈を振った。
我ながら人道主義者だなと思った。
危うく真っ二つを免れたまりさんの語りが好評だった。










(検閲中!)

これもギターはちょっとやばかった。でもコーラスで吼えまくった。

写真撮影:

今回から物販に「犬吠埼ヂルのぼったくり俳句集」が追加。時価100円も大して売れず。時価だから値下げ交渉すれば負けとくのに、金満日本の若者はお金にドライだね。

 今回は身体と声に気合いを入れた。中学生棺桶のきむすめさんの声に惚れているので、自分の歌パートやコーラスで思い切り、ガーっと行った。だから、勢いに任せてギターとかでミスったのは全部きむすめさんの所為である(冗談だよ〜ん)。
 あと、最近ヴォリューム・ペダルを多用しているのだが、足下が固定されるとかなり動きに制約が出るなと感じている。
 その辺は曲次第でもあるのだが、今回は曲構成の都合上、演奏中にあまり体勢を変えなかった。
 ただ、動かない動きというのが舞踏ではあるので、その辺を感じ取ってもらえれば嬉しい。でも、普通は目に見えるものしか見ようとせず、耳に届く音しか聴こうとしない人間が多いので、分からなきゃ分からなくてもいいや。
 とにかく燃えた一夜だった。


 そして、対バンの人々。

 良すぎて語れません。もちろん、あの曲も聴きたかったなとか、そういうファン的な欲求不満はあったけどね。

 
 終演後、打ち上げ。一次会は手刀で、二次会は朝まで駅前の飲み屋で。
 これまた凄く楽しかった。特にぐしゃ人間に関しては別の意味での凄さを思い知らされる羽目となった。事件は会議室で起きてるんじゃない、俺の前のテーブルの下で起きていたのだ。普段はやっぱり足、臭そーだぞ。
 それと今回、かなり荷物が重かったのだが、ライブで消耗した上に酔っぱらってフラフラ状態の自分を見かねて、他の人が鞄や卒塔婆(第十三号雑居棒。これは決して盗品ではなく、近所の墓地で自生してたやつだよん)を持ってくれたので凄くありがたかったです。ありがとございました。