2007/11/11 田町Studio Cube326
「Club Theatic Show Vol.11」

 第20戒 逆慰問ライブ!

 今回は雑居房、初のゴス・イベント。ゴス云々は考えずに死ぬ気、殺す気の覚悟で臨んだ。ライブは戦争である。
 さて、その結果は如何に?
 

セット
リスト


寫真

反省文!







 ギターがハウりまくる。最近、メイン・ギターの調子が悪くて朝方にも調整はしたのだが、やっぱりダメだった。
 しかし客席に向けて、初っぱなから雑居房らしい日本暗黒ロックを叩きつけられたと思う。





中央の赤丸はたぶん鼻血
↓下の『少女地獄』の画像は黄色枠
(動画よりキャプチャー)

 寸劇は中の音が細くて少し違和感があった(PAさんがギターのハウりを考慮して調整してくれたのだと思う)。
 この曲は生ドラムになったことで、かなり気合いが入った。マリさんもステージが比較的、劇場に近いこともあり、やりやすかったのでは。後ろから見るに花道でも堂々としていた。これぞ女の花道である。
 歌詞は暗黒残酷の極み。だが、これが限界だと思ったら大間違いだ。もっともっと徹底的にヒューマニズムを捨て去ることで、人間性を超越した逆解脱の境地を目指していきたい。






囚人番号702がこんなにはっきり写ったのは初!
↓以下の『暗黒芸者の話』の画像は青枠(藤居幸一)


 この曲をやるのは久しぶり。
 今回はかなり演出にも懲り、良い感じになったと思う。
 マリさんには傘を使ったパフォーマンスをしてもらい、私は久々の舞踏ソロをやった。
 舞台中央から客席に向けて花道があったので私の中のストリッパーの血が騒ぎ、かなり段取りから外れて踊りまくった(ちなみに客も一緒になって踊れるタイプの踊りではない)。
 後ずさるときに花道から落ちてしまった。私の人生はまこと転落の歴史である。









以下、『星の智慧教団の秘密』画像は黄色枠(動画よりキャプチャー)


 途中、コーラス・マイクの音が聴こえなくなったので外音もどうせ出てないだろうと思い、マイク無しでのコーラスにしてしまった。後で聴くと外音はちゃんと出ていたそうで、これもPAさんの調整だったのだろうと思う。ダメもとでちゃんとマイクから声を出しておけば良かったのだが、声が聞こえようが聞こえまいが、私の声なき絶叫は客に届いたことを願っている。




リハ

雑居房と言えばこれ。漢の血と汗とかいろんな液体が染みこんでいる。
犬吠埼家の先祖の陰毛で作られているという噂もある。
他人の希望により目に黒線を入れさせて頂きました。
本番の写真が無いので。ドラマーは辛いよね。
まさに毒婦のそれである。一体、この足に何人の男達が誑かされてきた事か。
ヂル様 3分間クッキング講座!
まずはマナ板を用意します。材料はいいや。

リハの写真というのは稀少かも。





楽屋
右側に何やら黒いのが・・・。
見えそうで見えないところがもどかしい。心の目で見るのじゃ!
指より太い五寸釘を刺しちゃいました。
楽屋だよ、楽屋。
左は泣く子も黙るゾンロリの娘で、右が泣く子もシバくマリさまだよ。
宣伝
初音源・不定畸刊【猟奇と妄想】第壱号、発売開始!
3曲+寸劇1本で、お値段は300円ぽっきり! 買いなさい。
写真
撮影

nao 「赤枠」(他の画像はココ

藤居 幸一 「青枠」(他の画像はココココ、携帯はココ

保さん 「黄色枠内」(動画よりキャプチャー)

ありがとございました!


 今回のイベントはこちらとしても思い切りやれて良かった。ゴス・イベントということもあり、絶対うちは浮くよなと思っていたら、イベントの間口が非常に広く、お客さんからの評判もなかなか良かったようでとても嬉しい。
 主催者の伯爵さんも凄く上手くイベントをオーガナイズしていて、その上気配りも細かく、気持ちの良いステージができた。正直言うと、クラブ系のイベントは場所も企画もチャラいイメージがあったが、少なくともCube326は機材もPAも良かったし、出演者も多岐に亘っていて面白いイベントだった。
 それと初音源のCDがけっこう売れて(生々しい話だが)制作費の元が少し取れた。

 そしてこのライブはドラマー猿之恋太郎、初お目見えである。生ドラムはやっぱりいい。色々と機転を利かせてくれるし、シアトリカルな部分にもちゃんと対応してくれる。リズムマシンとお別れした事で私自身、非常に身体の方に集中できるようになり(逆に言えば、いままで打ち込み作業や本番での操作でどれだけ精神力を削られていたことか)、喜ばしい限りである。

 雑居房としてはさほどイベントにおもねるような内容のライブはやらないつもりだが、自分たちの引き出しの中から、なるべくそのイベントに合うものを出すようにしている。かなり幅広い表現ができるつもりなので(かってはお笑いライブに出て、しかもウケた経験もある)今後もバンドにとってプラスになるようであれば色々な表現の場に立っていきたい所存である。