2007/12/7 池袋・手刀
「中学生棺桶企画 計画的失恋 後編」

 第21戒 逆慰問ライブ!

 第十三号雑居房、2007年最後のライブは中学生棺桶の3ヶ月連続企画の最終回。ドラムの猿之恋太郎も加入から2回目。
 最高の舞台にすべく気合い満点で臨んだ。果たしてその結果は・・・。続く・・わけではない。
 

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寫真

反省文!





辿

 生ドラムになったので、ギターから始めてみた。これって結構緊張するんだよね。

 敗れた負い目を背負いつつ日陰でこっそり生きていく。自分が自分である為に、俺は負け犬であり続ける!








 演奏するのは初めてながら、この曲、実は半年ほど前にできていた。他の曲との組み合わせなどでなかなかやる機会はなかったが、”いきものがかり”が解散する前にできて良かったと思う(関係ないけどね)。
 少女の語る”死に物語り” をしっかり聴くがいいさ。そのうち、あなたも彼女の世話になるのだから。



 桃太郎侍トークもそこそこに、今回はすぐ次の曲へ(今回は長い曲が控えていたので時間がなかったのだ)。
 「地獄節」は勢いでやった!





 手刀では初めてやった。この曲は舞踏付きでやると長いのだ。こういう世界観やストーリー性のある曲をやるのは好きだが、やや粗筋が複雑なので客にどこまで内容が伝わったかは不明。
 舞踏で着物を脱ぎかけたのはいいが、うっかり腰ひもを巻いたままだったので手間取ってしまった。
撮影:村上一臣

 今回のライブはドラマー猿之恋太郎、手刀での初お目見えである。こちらの伝えるイメージをちゃんと音に変換してくれるので大変やりやすい。マリさんにも最近かなり強く死ぬ気で唄ってくれと頼んでいるのだが着実に進歩していると思う。
 私も生バンドになったことで精神的負担が減り、ますます身体意識を深めることができた。純粋な舞踏公演のときと同じくらいの身体感覚をもって舞台に立てたのではないかと思う(舞台に30分立ち続けることがどれだけ大変な事か! 舞台上に存在する為には、肉体を衰弱させてその存在を消さなければならない。そして身体を裏返し、周囲の空間を自分の内面世界と化すのだ)。
 ただ、ライブの客というのも舞踏の客と感覚がまた違うので、じっくりと空気を纏って動いたり、身体の質感などをちゃんとやってもどれだけ伝わっているのかという疑問は残る。これを力ずくでも認めさせる為に、ありったけの殺気をもって客と刺し違える覚悟でやっていかねばならないと思っている。肉体的な動きだけでなく、目に見えない動きを感じ取って欲しい。

対バンの印象
・オシャレズ・・・結構、同じリズムが続くのが好み。いたずらに複雑なのは好きでなく、リフで押すバンドが好きなのだ(リフで押すというよりはもっとテクニカルでシャープな感じかな)。
・ミマヤGt.・・・相変わらずの迫力。手刀くらいの広さだと客席まではあまり霧噴射は届かないのだけど、その分舞台上での噴射が効果的だった。
・重婚・・・ムーディーなロックンロールでとてもかっこ良かった。ギターが(ヴォーカルの人も含めて)2人ともムスタングだったが凄く良い音を出していた。終演後、楽屋でヴォーカルの人に、ギターのもたり方がいい感じでかっこいいと褒められた。わざともたった訳ではないのでちょっと恥ずかしかったが嬉しかった。ドラムがハニカムの人だそうで(酔っぱらってて記憶違いがあったらゴメンなさい)、重くて好みだった。
・中学生棺桶・・・完全に一ファンとして観てしまった。新しいDVD買えたものの、再販された昔のDVDが売り切れてて買えなかったのが残念!

 そして打ち上げ。個人的に舞台前の一定期間、禁酒禁肉、プチ断食をするので、本番後に酒を飲むとすぐにべろんべろになってしまう。精算の時点で既に呂律が回っていなかったような気がする。
 トイレで吐いたの私です。スタッフの皆さん、汚れてたらごめんなさい。心配してくれた人、ありがとう。呆れてた人、当然です。
 手刀の打ち上げって凄い寛げるんだよね。一気に緊張の糸が切れるともうダメ。ここ4回くらい手刀の打ち上げで毎回泥酔してるような気がする。でも多分また酔っぱらう。私はそういう生き物なのだと思って頂こうか。