セット
リスト |
曲
目 |
寫真 |
反省文! |
1 |
ア
ル
ツ
ハ
イ
マ
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! |
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生きていると色々嫌なことがある。暗黒舞踏をやる人間は大体社会不適格者が多いし、上手くいかないこと、頭に来ることの連続で、こんな世界は壊れちまえと思うことがよくある。
そんな恨み辛みもあまりに多く重なると一つ一つの出来事や殺したい相手の名前などが記憶の中でぼやけていき、心の中に堆積して憎悪の塊の中の一要素になってしまう。
憎いおまえの名前は忘れちまって、どす黒い闇の一部と化して俺の舞台の原動力となるのだ。 |
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2
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指
詰
め
岬 |
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曲前に少し舞踏を入れた。ギターをもってしゃがむと踊りづらいね。
唄はもう少しコブシを利かせたかったかな。 |
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3 |
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もう少し身体意識に集中したかったが、ギターと唄まで入るとなかなかね。 |
4 |
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歌詞がところどころ跳んだ。
だが、今回のライブでは一番良い感じでできたと思う。”歌わないヴォーカル”ができたのと、曲中に舞踏を上手く組み入れられたので。
曲中のパフォーマンス部分で綱引きシーンがあるのだが、今回は恋太郎にドラムから離れてもらって、2人で引っ張り合った。
いい年した野郎2人が無音状態でオーエス、オーエス!とやるのはかなり間抜けな光景だと思う。でも練習の時はスタジオでこれを毎回やってたのだよ。 |
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撮影:さくら |
歌うときはほとんどギターを弾けないので、基本的にドラムだけで歌える曲というセットリストになった。どうしても和太鼓ドンドコ系の曲が多くなりブラックユーモア色の強い選曲に偏ってしまったものの、個人的には好きな曲で組めた。もっとどす黒い曲もやりたいがね。
ギターがあまり弾けずアンサンブルに凝れなかった、寸劇ができなかった、ギターの上に唄もやったので身体への集中が途切れたり密度がやや薄くなった、などなど完成度は決して高くはなかったものの、いままでやろうとしてきたことの核となる部分を舞台ではっきり示せたと思う。
ここまでの時点で、薄汚く剥き出しで(音だけでなく見た目や表現そのものも)、日本特有の鈍くさくてかっこわるくてかっこいいアングラ・ロックを目指していたので、2人体制になってやっとそれができた。
暫くライブはやらない予定なので、その前に間に合って良かったと思う。
問題はこの後だ。立ち止まっている時間はない。次なるステップに向けて着実に進歩していかなければならない。今回のライブがその為のベースとなればよいと思っている。
あと今回はマイクを上下2本立ててもらった。これはマイクの位置にとらわれたくなかったからで、低い姿勢になってもそのまま歌えるようにするためだ。
というか本当は、上のマイクは嫌よ嫌よと言っても、下のマイクは正直だぜ、ぐへへへへ・・・。というのがやりたかったのだ(嘘だよ。人生なんて全て嘘っぱちさ)。
お客で暗黒舞踏の師匠や、現在のお弟子さん達が観に来てくれていたので、それも気合いの元となった。
それと客席中央にいた落ち着いた感じの女性のお客が微動だにしない状態のままジーっとこっちを見ていて、とても気になった。どことなく梶芽衣子さん似で、私が額に701と書いているので怒ってるんじゃないかと冷や冷やしていた(女囚さそり701号である)。
普段、客席の後ろの壁の向こう側にいる奴らに向けて表現しているつもりなので、視線もそっちの方に向けていたのだが、どうもその人のことが気になって見てしまう。謎の女性ということで、とりあえず正体は公儀隠密か、くノ一だろうとにらんでいる。お取り潰しにならないよう注意せねば。
ああ、また関係ないことを書いてしまったよ。
とにかく今回はある意味、いままでやりたかったことが物凄くイメージ通りにできたということ。ここを出発点にして、新たな雑居房へと発展させていきたい。
対バンの印象
・東洋の魔女・・・ギターの人のノイズギターが凄く格好良かった。ああいうギターが弾けるようになりたいのだが多分無理。ベースの人がウクレレなんぞ目じゃないくらい高い位置にベースを構えて弾いていた。SGベースだったのでヘッド落ち対策なのかな。ドラムの人はタム無しだったが(フロアタムはあり)ダイナミックだった。
なんか、うちの事を強烈に気に入ってくれたようで、楽屋で物凄く褒められてしまった。そりゃもう一生分褒められたような感じだったので、今後はもう誰からも褒められないんじゃないかような気がする。
・台風代々木・・・とにかくベースの人の歌声が強烈だった。トーキング・モジュレーターとか使ってるのかと思った。CDもらっちゃった。
・重婚・・・ここはいまさら書かなくてもいいだけど、相変わらずいかしたロックをやっていた。今回はマサさんのトークが少なかったなあ。リハが終わってオープン前に、一部メンバーとカラオケに行った。喉のウォーミングアップということだったが、それにしちゃ熱唱しすぎだぜ、マサさん!それにしてもみんな唄が上手いな。私の代わりに歌っておくれよ。
・Sister Paul・・・着替えたりメイク落としたりしていてあまり観られなかった。かなり人気と実績があるバンドらしい。ベースの人がマルコシアス・ヴァンプの佐藤さんみたいだった。
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