2010/10/17 新宿JAM
第2回自首企画(再犯!)
豚箱の中のお愉しみ

 第32戒 逆慰問ライブ! (ライブ動画満載!!)

 今回の企画は本番にこぎ着けるまで、かなりのトラブルに見舞われ続けた。出演を誘ったバンドやグループに不誠実な対応をされ、バンドに入りかけた人間にもがっかりさせられた。結局、舞台がらみで付き合いが長く、信頼の置ける人間が一番ということである。
 幸い、余計なものを全て切り捨てて、本番には集中して臨むことができた。出演してもらったバンド・グループ・パフォーマーなども、出てもらって良かったと言える人間ばかりで、内容的にはかなり密度の高いイベントとなったのではないだろうか。

セット
リスト


寫真

反省文!









(検閲中)

 とにかく歌に気合いを入れまくった。そしたらギターをポロポロ弾き忘れた。でもいい。

動画「豚箱の中のお愉しみ」
 





(検閲中)

 ちょっと民俗音楽風の曲をと思って作ったが、わりと聴きやすい感じの曲に仕上がってしまった。
 ギターを弾かず、演奏はドラムのみ。
 ギターを持たずに身体ひとつで歌ったので、凄く楽だった。















(検閲中)

 オケでヴォイスを本格導入。自分の声って、かなり踊りやすい。その他でも、弾くというより喋ったり、”音”を出したりする感覚でギターを弾いて音作りしたので、とても踊りやすかった。

 踊りそのものもかなり集中して、構成・演出なども上手くできたかな。
 舞踏の演出・構成・振り付けなどは、頭で考えて外側から構築したものではなく、あくまで内側から出てくるべきものだと思う。

 それとフォルムへの拘りは暗黒舞踏とは相反するものだと思うし、輪郭などがあまりカチッとしているのは好きでない。
 あくまで身体ではなく空間が踊っているのが理想。その為には身体をコントロールしようとする気持ちを極力捨て、衰弱し果てた身体が消え失せていなければならない。空間の中で(無くなっている)身体が”そうしようと意識したのではなく、あくまで結果として”ブレたり歪んだりするのは大歓迎だし、暗黒舞踏はそうあるべきだと思う。
 ただし、客に観せるための身体も必要なわけで、身体をこう観せたいと思ったら、身体がそう動くことになる現象をイメージする必要がある。そういう結果の決まった踊りはあまりやりたくないのだが、作品全体として表現したいものを踊る上で必要になることもあるので、さじ加減が難しい。

動画「四畳半襖の下張り」Part1
   第1部「ギャンブラー」+第2部「自慰千摺りのアリア」
動画「四畳半襖の下張り」Part2
    第3部「桃色吐血」
 




(検閲中)
 かなり初期の曲で、今回久しぶりにやった。自分で歌うのは初めてだったが、かなり歌いやすかった。
 曲の途中に寸劇を挿入した。今回はいろいろ事情があって、一人でやらざるおえない事態になってしまった。一時は寸劇は外そうかとも考えたのだが、既に身体がやる気モードになってしまったので強行した。
  で、苦肉の策として相手役の台詞を自前の声で録音しておき、ドラマーに演奏しながら、私の喋り終わりに合わせて再生してもらうという荒技に出た。
 寸劇のときもギターを置いてやったので、かなり身体と声に集中できてよかった。
動画「月世界の女」Part1(前半+暗黒寸劇)
 
動画「月世界の女」Part2(後半)
 





(検閲中)
 新曲。
 全体的になんとなく聴きやすい曲が多くなってしまったので、重いのを1曲入れてみた。
動画「吊し首の木」
 









(検閲中)
 これも新曲。
 普段、曲を作るときは身体の奥底にある暗黒物質を抉り出すつもりで書いている。
 ただ、たまにはもう少し気軽な感じで、出てきたものを自然に曲にしてみようと思って作ってみた。

 2番の歌詞を忘れて歌が出てこなかったので、アドリブで語りを入れてごまかした。その間に思い出したので事無きを得た。
撮影:

 次回からはとりあえずソロ状態のステージとなるわけだが(理由は後述)、曲を織り交ぜつつも、よりシアトリカルな方向へと暗黒舞踏パートを推し進めていきたい。

 それと残念なお知らせをひとつ。長年に亘って雑居房の音を支え続けてきてくれたドラマー猿之恋太郎が、今回のライブをもって1年間の産休に入ることになった。彼にはいろいろとロックバンドではあり得ないような無理な注文をつけたり、舞踏パートなどでのオケの操作などもしてもらったりして感謝の言葉もない。

 彼のお腹の中ですくすくと育っているであろう赤ちゃんの誕生のもととなった、あの深夜の音楽スタジオでのプレイのことは決して忘れないよ。
 
 というわけで、いま雑居房はドラマーとギタリスト(ベーシストでも可)を募集中である。猿之恋太郎は復帰後はどこのパートでも構わないといっているのでとりあえずドラマーも正式メンバーで募集中。
 ただし口先だけでなく、真剣にやってくれる人に限る。技術はさほど問わないがブラックサバス好きの人がいいです。