エル・クレール=ノアール
外見の特徴:
男装の麗人。
女性としては背が高く、アスリートタイプの体つき。
よく言えばスレンダー。
悪く言うと幼児体型(貧乳、寸胴、お尻が小さい)。
白髪のような白金色のロングヘア。おでこ広め。
色白な「精悍な少年」の顔立ち。
瞳は翡翠色。少しタレ目。
携行する武器はワイドレイピア型の木刀。
一人称:「私」
対称:
ブライト=ソードマンからは「クレール/おまえさん」と呼ばれ、
他の人々からは「若様」「姫若様」と呼ばれる。
二人称:
ブライト=ソードマンに対しては「ブライト/あなた」と呼びかけ、
他の人々のことは「○○君/君(きみ)、○○殿/貴殿」と呼ぶ。
口調:「ですます調」の丁寧語。
性格(キャラクタ)設定:
魔物(鬼・アンデッド)による蹂躙と火山噴火によって国土を焼失したことにより、地図の上から消えた小国の公女。
本名はクレール=ハーン。
厄災により両親同様「死亡した」ことになっていることを利用し、名を変え、身分を隠して両親の仇を捜して旅をする。
亡父の魂が封じられたレイピア型の武器で、普通の武器では倒すことのできない鬼・アンデッドを葬ることができる特殊能力保持者。
国家鬼狩人(オフィシャルオーガハンター)の紋章を所持。
山深い田舎で箱入りに育てられたのが災いして、少々世間知らず。
真っ正直で負けず嫌い。
身のこなしが素早く、身体能力が高い。
並の男たちでは歯が立たないほどの剣術の名手。
基本的には紳士的で穏やかな性格。
誰に対しても正しく涼やかな態度で接するが、下品な者や、正体の分からない人間に対しては警戒心が強い。
父親からは「跡取り王子」として期待をかけられ、母親からは「可愛い姫」として溺愛されて育つ。
両親を深く尊敬している彼女は、二人の求める「良き息子・良き娘」になろうと努力した。
結果、「良き息子:逞しさ=活発」「良き娘:貞淑さ=内気」という相反する性格を併せ持つこととなる。
直情的な部分が出ると、怒りに駆られて冷静さを欠いた行動を取りがち。
逆に内向的な部分が出ると、判断力・直感力が鈍る。
外見が「女性的でない(貧乳)」ことにコンプレックスがあり、「自分は母親に似ていない」という、事実と違う思い込みを持っている。
早世した「逢ったことのない兄たち」にあこがれを抱き、若い叔父ヨルムンガント・フレキを「優れた文人」として敬愛している。
ブライト=ソードマンに対しては「剣術の師匠としての尊敬」と、「仲間としての強い信頼」を持っており、誰にも代え難い存在と思い決めている。
また、兄たちが生きていれば彼と同年代であるため、「兄」の様に見ている部分もある。
ただし、自分に対して過剰なまでの性的なアプローチがあった時には「変態性欲者として軽蔑」の眼差しを向ける。
家族構成:
父:ジオ・エル=ハーン(ジオ3世)
◇元皇帝。失脚して一地方の領主。魔物に襲われて死亡。
細身の老人。大国の皇帝には不向きだが小国の王としては賢君。
その魂はエル・クレールの武器に封印されている。
母:ヒルダ・ギュネイ=ハーン
◇現皇帝の異父姉。政略結婚によりジオ3世の後妻となる。
若く肉感的な美女。良妻賢母。
魔物に襲われて生死不明の行方知れず。
長兄:ジオ・リュシアン
◇ジオ3世と前妻との間の子。エル・クレールの異母兄。
エル・クレールが生まれる前に、12歳で病死。学者肌で聡明な皇太子。
次兄:ジオ・マルタン
◇ジオ3世と前妻との間の子。エル・クレールの異母兄。
エル・クレールが生まれる前に、11歳で落馬死。武人で闊達な第二皇子。
叔父:フェンリル=ギュネイ
◇若き2代皇帝。
ジオ3世から帝位を「奪った」先帝ヨルムンガント=ギュネイの庶子。
ヒルダの異父弟であり、エル・クレールにとっては実の叔父。
どちらかというと武闘派。
ハーン家の者は全員死亡したと認識している。
鬼・アンデッドによる「事件」に対処するため、 武術に優れた者を身分問わずに
「国家鬼狩人(オフィシャルオーガハンター)」に任命する勅令を発する。
叔父:ヨルムンガント・フレキ=ギュネイ。
◇先帝ヨルムンガント=ギュネイの嫡子。通称「フレキ・ゲー」。
家督争いに敗れて後、都から離れた領地で幽閉状態。
フェンリルとは母が異なるため、エル・クレールと直接の血縁はない。
非戦論者であり、かつては「戦闘により兵士が死なない方法」を研究していた。
歴史書・文学書・詩集など、多数の著書がある。
職業:国家鬼狩人(オフィシャルオーガハンター)。騎士。
趣味:乗馬・剣術
特技:刺繍(貴族女性の嗜み)