卵焼きを作ろう
スベーニョヒェンペッタ
そう、それは不思議な魔法
遠い遠いおとぎ話
小さな甘い恋の夢が作ったおまじない
スベーニョヒェンペッタ
腰を振って
手を叩いて
髪を振り乱して
激しく踊ろう、サンバより過激に
足が吹っ飛ぶようなステップで
ドンドコ ドンドコ
ずんちゃ ずんちゃ
「イェイ、イェイ、ヘイヘイヘ―――イ!!」
ドンドコ ドンドコ
トントン テンテン
ポロロン ポロポロ ポロロロロ…
「スベーニョヒェンペッタぁ――――…っ…!!」
「うるせぇよ!!」
めきょ
カーマインのチョップがメルキゼの後頭部に決まった
「…何やってんだ、お前は…」
「えっと…ご飯が美味しくなりますようにの舞を…」
「…そっか…俺はてっきり、何かに憑依でもされたのかと…」
「ふふふ…嫌だな、そんなことは無いよ
確かにちょっと、トランス状態だったけれど…」
「―――――――…………。
やっぱり、心配になってきた
俺も一緒に卵焼き作るわ…」
「…そう?」
「ああ、お前一人に任せてたら全然違うモノを作りそうだからな」
こうして、二人仲良くディナーを作ることになった
やっぱり、一緒に作ると楽しいね…
今度から、たまにこうして二人で作ろうか?
ねぇ、カーマイン…?
30分後――――…
卵焼きが完成したよ
これから二人でラブラブごはん
甘くてフワフワの卵焼きを召し上がれv
END