初心者向けイラスト講座
これからCGを始める人、もしくはまだCGを始めたばかりの人を対象にしたイラスト講座です
ちなみにzayoはCOMICART CG illustというソフトを使用して描いていますが、
どのソフトも基本は同じなので使い慣れたものを使用して下さい
塗り方を顔、目、髪、服、背景の順に、パーツごとに分けて紹介していきます
まずは顔から塗って行きたいと思います
最初にどんな感じで塗りたいかテーマを決めると色の選択が楽になります
1、下絵を用意する

とにかく、下絵が無ければ始まらないので用意して下さい
ソフトで直描きしても良いし、スキャナで取り込んでも構いません
下絵が無いという方は、この絵をダウンロードして使用して下さっても構いません
ちなみにzayoはCGソフトで直に描いています
2、下塗りをする

まずは下地となる色を塗ります
現時点では平面的ですが、
これから陰影を付ける事によって立体的になってきます
ちなみにスキャナなどで取り込んだ場合は、塗る際に下絵を乗算にしておいて下さい
3、陰影の場所を決める

影となる暗い色と、光が当たる明るい色を塗る事によって、次第に表情に立体感が出てきます
影をつける部分を黒い斜線で、光を当てる部分を白い斜線で目印として記してみました
影になる部分は顔の輪郭、顎の下、髪のかかる額、目の周囲などで、
光が当たる部分は頬や鼻の頭、下唇などが一般的です
この斜線は実際に描き込まなくても結構です、頭の中で『大体この辺』という風に覚えておいて下さい
ちなみに影となるくらい部分は乗算レイヤで、光が当たる明るい部分は加算レイヤを使用して塗ります
4、まずは影となる暗い部分から

乗算レイヤで、影となる部分を暗く塗ります
この時使用するツールは、エアブラシが効果的です(自然なグラデーションになるので)
エアブラシツールが無いソフトを使用している方は、普通に塗ってからボカシ機能でボカシて下さい
5、次に光が当たる部分を塗ります

加算レイヤで頬、鼻筋、下唇などを塗ります
こうすることで顔の凹凸が出てきます
加算レイヤは、あまり強く塗ると真っ白になってしまいます
なので自分が思っているよりも弱く塗るようにして下さい
薄く弱く、少しずつ塗っていくのがコツです
6、影を描き込む

顔には光が当たる事によって影が出来る部分があります
上唇、鼻の下、目の周囲などがその一般的な例です
今度はその影になる部分を乗算レイヤでエアブラシ機能を使って描き込んで行きます
7、輪郭にも陰影を

顔の輪郭…頬や顎にそって薄く陰影をつけます
そうすると緩やかな円を描く顔の輪郭に立体感が出てきます
8、下絵の線の色を変更

鼻や唇、顔の輪郭などの線が黒いと、その線画だけが妙に浮いて見えてしまいます
なので線の色を焦げ茶や赤茶など、肌に近い色に変えます
そうすることで顔の色と馴染んで、よりリアルに見えるようになります
顔の塗り方は以上です
次は目の塗り方に移りたいと思います
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