☆誰が申告するのか
○所得の合計額が所得控除の合計額を超えて、納める税金の出る人
→つまり、そこそこ儲けてラッキーな人達
○引かれていた源泉所得税や前払いした予定納税額の還付をうける人
☆所得とは何か
税金の世界では利益や儲けのことを所得と言い、次の10種類に区分されています
@事業所得 農業や自営業等を営む者から生じる
A不動産所得 不動産などの貸付けから生じる
B利子所得 公社債や預貯金の利子から生じる
C配当所得 株式・出資に対する利益の配当などから生じる
D給与所得 給料・賃金・賞与などをうけることから生じる
E雑所得 他のいずれにも当てはまらないもの
F譲渡所得 資産を譲渡したとき生じる所得
G一時所得 いずれにも当てはまらないもので一時的なもの
H退職所得 退職を起因として支払われる退職金等の所得
I山林所得 山林の立木を譲渡することで生じる所得
☆所得控除って何ですか
納税者の事情を配慮して所得から差し引かれる控除額を言い、次の14種類あります。
@雑損控除 災害、盗難または横領による生活用資産の損失時
A医療費控除 自分と家族の医療費を支払ったとき
B社会保険料控除 年金・健保・労保などを支払ったとき
C小規模企業共済等掛金控除 障害者扶養共済などや個人型年金の掛金の支払時
D生命保険料控除 個人年金保険料などを支払ったとき
E地震保険料控除 地震等損害部分の共済金などを支払ったとき
F寄付金控除 特定寄付金を支出したとき
G寡婦・寡夫控除 離別や死別し、扶養家族を抱える人など
H勤労学生控除 働く学生で、給与の少ない人など
I障害者控除 自分や家族が障害者であるとき
J配偶者控除 所得の少ない妻や夫を養っているとき
K配偶者特別控除 少し所得のある妻や夫を養っているとき
L扶養控除 家族や里子・養護老人を養っているとき
M基礎控除 課税最低限として誰でも一律に引いて貰えます
☆税額の計算
総所得金額から所得控除額を差し引いた残額に税率を掛けて所得税額を求めます。
この税額から以下の税額控除などを差し引けば納める税金が確定します。
ここで総所得金額とは、所得金額の合計額に損益通算と繰越損失を適用した金額です。
@肉用牛の免税 こんなんあったんだ、という特殊項目
A配当控除 法人税との調整のために、少しだけカットしてます
B投資税額控除 試験研究費の支出や機械等の取得をした人への特典
C住宅借入金等特別控除 住宅の取得・増改築をすると10年又は15年受けれます
D政党等寄付金特別控除 政治資金規正法の寄付金は寄付金控除と選択適用
E災害減免額 災免法の適用で所得に応じて減免されます
F外国税額控除 海外で支払った所得税に相当する税金
G定率減税額 廃止されました
H源泉徴収税額 収入から源泉徴収されている前払いの税金
I予定納税額 既にその年分として仮払いしてある税金
税金の相談は、お近くの税理士さんへ
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