ついに消費税です

17年から納税義務者となる方は課税事業者の届出を税務署にしてください。
そして新たに課税事業者となった方は年内に簡易課税の選択を検討しましょう。

☆税率と表示
 買い物したり、サービスを受けると、私たちはその代金と共に消費税を支払います。
 この時の消費税は5%ですよね。つまり税率は5%なんですね。でも実はこの内4%
 が国の消費税で、その更に25%(つまり1%)が道府県税の地方消費税なのでした。
 そして値札やレシートなどに表示される時は、総額表示なので税込み金額となっています。

☆納税義務者
 次の2つの場合に消費税を納める義務があるのですが、@がメインで簡単に言えば日本で 
 商売をする事を意味します。Aは税金の国境越えを意味し、入った瞬間のキャッチです。
 @国内において課税資産の譲渡等をした事業者
 A課税貨物を保税地域から引き取る者

☆税金の計算
 課税標準額に税率を掛けて消費税額を計算します。

☆納める税金
 消費税額+貸倒回収税額−控除税額−中間納付税額=納付税額
 実際にはこうして先ず国の消費税を求め、その25%相当の地方消費税も共に納めます。

☆控除税額
 控除対象仕入税額      売上に対応する仕入や販管費の段階で負担した消費税額
 返還等対価に係る税額    売上の値引・返品・割引・割戻しによる減額を受けた消費税額
 貸倒れに係る税額       貸倒れによりl領収することができなくなった消費税額

☆控除対象仕入税額
 事業者は課税仕入れと課税貨物の引取りにより支払う消費税を控除して転嫁します。
 @原則課税    一般の場合、実際に支払った消費税額を合計した金額を使います。
 A簡易課税    中小事業者の場合、みなし仕入れ率を利用して計算することができます。

消費税の基本的な仕組みはこれだけです。
但し、記帳義務と証憑類の保存義務がありますので、きちんと整理しておきましょう。

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