| ■ 東京光学 トプコン３５Ａ | 2006.3.12 |
 １９５３年発売の東京光学製脇差。ミニヨン３５の改良版ともいえる一台。レンズはテッサー型の4.2ｃｍｆ3.5のトプコールを搭載しているが、なんとこのカメラはネジマウントでレンズが交換できるのである。交換レンズは８０ｍｍｆ５．６が用意されている。 シャッターはコパルで1〜1/300秒のレンズシャッターである。このカメラはセルフコッキングを搭載しているのも特徴でこの時代としてはかなり先進的だ。 連動距離計を備えてトプコン35Ｂもある。 外観は曲面を多用したかわいらしいクラシカルなものであるが、機構的には当時としてはなかなか野心的な一振り。 トプコール4.2ｃｍｆ3.5はやや線が太い気がするが非常によく写り、５０年代前半のレンズとしてはかなり良い性能と思われる。 可愛いだけでなく、実力も十分な名脇差だろう。 |
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