下部漸深底帯底生魚09 |
言わずと知れた深海の大派閥、アシロの仲間たちです。頭が大きく尾っぽが細くなっている特徴は共通していますがよく見ればそれぞれ個性を持っています。オザワアシロは胸びれの下の二~三条が遊離しています。顔のボコボコした側線孔も目立ちます。リュウジンアシロは頭に四対のトゲがあって鼻先が尖っているところが竜を連想させるんでしょうね。胸びれは遊離していません。フリソデアシロはその名のごとく胸びれの中央から下が振袖になっています。一方ハリダシアシロの胸びれは普通かな、ただ顔がちょっと怖いですね。英語でGargoyle cuskというそうでゴシック建築の屋根に見られる魔除けの彫像(ガーゴイル)が由来のようです。日本では鬼瓦といったところでしょうか。まあ確かにcuskが意味するタラのイメージからするとイカツイ顔してますけどね。 |
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1.オザワアシロ Bathyonus caudalis 39㎝ 2.ハリダシアシロ Xyelacyba myersi 57㎝ 3.リュウジンアシロ Alcockia rostrata 33㎝ 4.フリソデアシロ Eretmichthys pinnatus 39㎝ |
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![]() ガーゴイル(ノートルダム寺院) |