「別に」は、「別に〜ない。」のかたちで、「特別に(〜ない)」、「全(〜ない)」の意味をあらわす。
- 台湾は別にあつくない。[=特別にあついとは思わない]
- 机に足をぶつけましたが、別に痛くありません。[=全痛くない]
話しことばでは、「別に。」のかたちでも使われる。これは、「別に〜ない。」の「〜ない」が省略されたものである。
- 今日のテストむずかしかったね。
- 別に。
→別に(むずかしくなかったよ)。
また、話しことばでは「別に〜だ。」のかたちも使われる。このときの「〜だ」の部分は「…ない」と言い換えることができる(「…ない」という意味になっている)。
- 昨日の夜、寒かったから風邪をひいちゃった。
- ぼくは、別に大丈夫だよ。
→「大丈夫だ」=「風邪をひいていない」という意味