参考文献の書き方

▽ 表示スタイル切り替え ▽
〔ルビあり〕  〔ルビなし〕

参考文献(さんこうぶんけん)の書式(しょしき)

参考文献(さんこうぶんけん)リストには、一定(いってい)の書式(しょしき)がある。

ただし、参考文献(さんこうぶんけん)の書式(しょしき)は、言語(げんご)や専門分野(せんもんぶんや)によって違(ちが)いがある。ここでは、文系論文(ぶんけいろんぶん)での書式(しょしき)を紹介(しょうかい)する。

以下(いか)に、参考文献(さんこうぶんけん)書(か)き方(かた)の具体例(ぐたいれい)を示(しめ)しておく。

書籍(しょせき)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

書籍(しょせき)の場合(ばあい)の一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)・発行年(はっこうねん)・タイトル・出版社(しゅっぱんしゃ)を書(か)く
  2. 著者名(ちょしゃめい)はフルネームを姓(せい)-名(めい)の順(じゅん)で書(か)く。姓(せい)と名(めい)の間(あいだ)を空(あ)ける必要(ひつよう)はない。著者名(ちょしゃめい)では「泉井久之助(いずいひさのすけ)著(ちょ)」のように「著(ちょ)」はつけない
  3. 発行年(はっこうねん)は、西暦(せいれき)で書(か)いてカッコでくくる【→西暦・和暦・民国暦対照表】。月日(がっぴ)は書(か)かない【→発行年の見方】。発行年(はっこうねん)が複数年(ふくすうねん)にわたるときは「(2000-2004)」のようにする
  4. 書籍名(しょせきめい)は二重(にじゅう)カギカッコ(『』)でくくる
  5. 出版社(しゅっぱんしゃ)は、奥付(おくづけ)に「発行所(はっこうじょ)」や「出版社(しゅっぱんしゃ)」として記(しる)されているものを書(か)く(「株式会社(かぶしきがいしゃ)」などの部分(ぶぶん)は省略(しょうりゃく)してよい。「株式会社筑摩書房」ではなく「筑摩書房」でよい)
  6. 出版社(しゅっぱんしゃ)の所在地(しょざいち)(地名(ちめい))を書(か)く必要(ひつよう)はない(たとえば、「東京:紀伊国屋書店」ではなく「紀伊国屋書店」とする)
  7. 末尾(まつび)に「.」(ピリオド)をおく

↑奥付の例(縦書き)

↑奥付の例(横書き)

副題(ふくだい)がある場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 副題(ふくだい)(サブタイトル)がある場合(ばあい)は、タイトルに続(つづ)けて書(か)いた方(ほう)がよい
  2. 題名(だいめい)(タイトル)と副題(ふくだい)(サブタイトル)は「—」(ダッシュ)か「:」(コロン)で区切(くぎ)るようにするコンピュータの場合(ばあい)は、2バイトのスペースで区切(くぎ)ってもよい
  3. 2行(ぎょう)以上(いじょう)になる場合(ばあい)、2行目(ぎょうめ)以降(いこう)は2文字(もじ)程度(ていど)下(さ)げて書(か)く

シリーズ名(めい)などの書(か)き方(かた)

  1. シリーズ名(めい)などはタイトルの後(うし)ろに書(か)く
  2. 「○○文庫(ぶんこ)」や「○○新書(しんしょ)」などの情報(じょうほう)を記(しる)すときはタイトルの後(あと)に書(か)く。なお、これらの情報(じょうほう)は省略(しょうりゃく)してもよい
  3. 全集(ぜんしゅう)などの巻数(かんすう)もタイトルの後(うし)ろに書(か)く。なお、巻数(かんすう)などを書(か)くときには、漢数字(かんすうじ)(一、二、三...)ではなくアラビア数字(すうじ)(1、2、3...)を使(つか)う

共著(きょうちょ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 共著(きょうちょ)(著者(ちょしゃ)が二人以上(ふたりいじょう))の場合(ばあい)は、著者名(ちょしゃめい)を「・」(ナカグロ)でつないで書(か)く
  2. 著者名(ちょしゃめい)の順番(じゅんばん)は書籍(しょせき)に書(か)かれている通(とお)りの順番(じゅんばん)にする
  1. 共著(きょうちょ)で著者(ちょしゃ)が多(おお)い場合(ばあい)は、第一著者(だいいちちょしゃ)(先頭(せんとう)の著者名(ちょしゃめい))だけを挙(あ)げて「〜ほか」と書(か)いてもよい
  2. 「石原千秋・他」、「石原千秋(他)」、「石原千秋[他]」のように書(か)いてもよい

翻訳書(ほんやくしょ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 翻訳書(ほんやくしょ)の場合(ばあい)も、著者名(ちょしゃめい)は姓名(せいめい)の順番(じゅんばん)で書(か)く(「ジョーゼフ・キャンベル」でなく「キャンベル, ジョーゼフ」とする)
  2. 翻訳書(ほんやくしょ)の場合(ばあい)は訳者名(やくしゃめい)も書(か)くようにする。訳者名(やくしゃめい)はカッコでくくるか、コンマ(,)で区切(くぎ)る
  3. 共訳(きょうやく)(訳者(やくしゃ)が二人以上(ふたりいじょう))の場合(ばあい)、訳者名(やくしゃめい)の順番(じゅんばん)は書籍(しょせき)に書(か)かれている通(とお)りの順番(じゅんばん)にする
  4. 共著(きょうちょ)と同(おな)じように、「〜ほか訳」や「〜・他訳」のように書(か)いてもよい

編書(へんしょ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 二人以上(ふたりいじょう)の著者(ちょしゃ)がいても、編者(へんしゃ)がいる場合(ばあい)は、編者名(へんしゃめい)だけを「〜編」として示(しめ)せばよい(著者名(ちょしゃめい)は不要(ふよう))
  2. 編者(へんしゃ)が個人(こじん)でない場合(ばあい)も書籍(しょせき)に書(か)かれている通(とお)りに書(か)けばよい
  3. 編者(へんしゃ)が著者(ちょしゃ)でもある場合(ばあい)は「〜編著」と書(か)く
  4. 編者(へんしゃ)が二人以上(ふたりいじょう)いる場合(ばあい)は、共著(きょうちょ)と同(おな)じように「・」でつないで書(か)く(「〜ほか編」としてもよい)
  5. 編者(へんしゃ)がいても著者(ちょしゃ)が一人(ひとり)の場合(ばあい)には著者名(ちょしゃめい)を示(しめ)し、編者名(へんしゃめい)はタイトルの後(うし)ろに書(か)く

監修者(かんしゅうしゃ)などがいる場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 著者(ちょしゃ)、編者(へんしゃ)のほかに「監修者(かんしゅうしゃ)」がいる場合(ばあい)は、監修者名(かんしゅうしゃめい)をタイトルの後(うし)ろに書(か)く
  2. 区切(くぎ)りを明示(めいじ)するためには「,」(カンマ)を用(もち)いる
  3. 編者(へんしゃ)が個人(こじん)でない場合(ばあい)も同(おな)じように監修者名(かんしゅうしゃめい)を書(か)く
  4. 翻訳書(ほんやくしょ)の場合(ばあい)は、監修者名(かんしゅうしゃめい)と訳者名(やくしゃめい)と区別(くべつ)して書(か)く
  1. 校注者がいる場合(ばあい)などもタイトルの後(うし)ろに書(か)く
  2. 区切(くぎ)りを明示(めいじ)するためには「,」(カンマ)を用(もち)いる

論文(ろんぶん)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

論文(ろんぶん)の場合(ばあい)の一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)・発行年(はっこうねん)・タイトル・掲載書籍(けいさいしょせき)または掲載雑誌(けいさいざっし)・掲載(けいさい)ページ数(すう)・出版社(しゅっぱんしゃ)または発行者(はっこうしゃ)を書(か)く
  2. 発行年(はっこうねん)は、西暦(せいれき)で書(か)いてカッコでくくる。月日(がっぴ)は書(か)かない【→発行年の見方】
  3. 論文名(ろんぶんめい)はカギカッコ(「」)でくくる
  4. 書籍名(しょせきめい)や雑誌名(ざっしめい)は二重(にじゅう)カギカッコ(『』)でくくる
  5. 論文名(ろんぶんめい)と書籍名(しょせきめい)・雑誌名(ざっしめい)の間(あいだ)は「,」(カンマ)で区切(くぎ)る
  6. 書籍(しょせき)の場合(ばあい)は、著者名(ちょしゃめい)か編者名(へんしゃめい)をタイトルの前(まえ)(または後(うし)ろ)に書(か)く
  7. 雑誌(ざっし)の場合(ばあい)は、号数(ごうすう)を書(か)く。「第20号」ならば「20」、「第148巻3号」ならば「148(3)」のように書(か)く
  8. 商用雑誌(しょうようざっし)の場合は「2002年11月号」のように書(か)いてもよい
  9. 掲載(けいさい)ページ数(すう)は「pp.20-56」または「p.8-14」のように書(か)く
  10. 出版社(しゅっぱんしゃ)の所在地(しょざいち)(地名(ちめい))を書(か)く必要(ひつよう)はない(たとえば、「東京:紀伊国屋書店」ではなく「紀伊国屋書店」とする)
  11. 大学(だいがく)や学会(がっかい)が発行(はっこう)した雑誌(ざっし)(非商用誌(ひしょうようし))の場合(ばあい)は、発行者(はっこうしゃ)(大学(だいがく)や学会(がっかい)の名前(なまえ))を書(か)く
  12. 末尾(まつび)に「.」(ピリオド)をおく

翻訳論文(ほんやくろんぶん)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 翻訳論文(ほんやくろんぶん)の場合(ばあい)も、著者名(ちょしゃめい)は『姓名(せいめい)』の順番(じゅんばん)で書(か)く(「ミシェル・フーコー」でなく「フーコー, ミシェル」とする)
  2. 論文名(ろんぶんめい)の後(うし)ろに翻訳者名(ほんやくしゃめい)を書(か)く
  3. その他(ほか)は、一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)と同(おな)じ

新聞記事(しんぶんきじ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

新聞記事(しんぶんきじ)の場合(ばあい)の一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)

  1. 新聞名(しんぶんめい)・記事名(きじめい)(または欄(らん)の名前(なまえ))・年月日(ねんがっぴ)・朝刊夕刊(ちょうかんゆうかん)などの別(べつ)、版(はん)、面(めん)を書(か)く
  2. 14版(はん)の7面(めん)ならば「14(7)」と書(か)く
  3. 記事名(きじめい)はカギカッコ(「」)でくくる

著者名(ちょしゃめい)が記(しる)されている場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)・発行年(はっこう)・記事名(きじめい)・新聞名(しんぶんめい)・年月日(ねんがっぴ)・朝刊夕刊(ちょうかんゆうかん)などの別(べつ)・版(はん)、面(めん)を書(か)く
  2. 10版(はん)の18面(めん)ならば「10(18)」と書(か)く
  3. 記事名(きじめい)はカギカッコ(「」)でくくる
  4. 新聞名(しんぶんめい)は二重(にじゅう)カギカッコ(『』)でくくる

雑誌記事(ざっしきじ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

雑誌記事(ざっしきじ)の場合(ばあい)の一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)・発行年(はっこう)・記事名(きじめい)・雑誌名(ざっしめい)・号数(ごうすう)・出帆社(しゅっぱんしゃ)を書(か)く
  2. 記事名(きじめい)はカギカッコ(「」)でくくる
  3. 雑誌名(ざっしめい)は二重(にじゅう)カギカッコ(「」)でくくる
  4. 号数(ごうすう)は、月刊誌の場合(ばあい)「2006年9月号」、週刊誌の場合(ばあい)「2006年9月5日号」のように書(か)く
  5. 1ページだけの記事(きじ)の場合(ばあい)、ページ数(すう)は「p.29」のように書(か)く(「pp.」とはしない)

著者名(ちょしゃめい)が記(しる)されていない場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)が記(しる)されていない記事(きじ)は、記事名(きじめい)からはじめる
  2. その他(ほか)は、一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)と同(おな)じ

電子文書(でんしぶんしょ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

ウェブページの場合(ばあい)の一般的(いっぱんてき)な書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)・発行年(はっこうねん)・タイトル・URL・アクセス年月日(ねんがっぴ)を書(か)く
  2. 参照(さんしょう)するテキストの最終更新日(さいしゅうこうしんび)を発行年(はっこうねん)とするサイトやページの最終更新日(さいしゅうこうしんび)ではない)
  3. タイトルは、サイト名(めい)やページタイトルではなく、テキスト(文章(ぶんしょう))のタイトルを書(か)く
  4. タイトルはカギカッコ(「」)でくくる
  5. URLはアングルブラケット(< >)でくくるか、「[online]」と書(か)いた後(あと)に示(しめ)す
  6. アクセス年月日(ねんがっぴ)は、「2004年5月7日アクセス」や「(参照2004-8-4)」のように書く
ウェブページをウェブブラウザで開いたとき、テキストのタイトルはページの内部に目立つように書かれていることが多く、ページのタイトルはウインドウのバーの部分などに表示されるよ。
参考文献では、ページのタイトルではなくテキストのタイトルを示すようにする。

ウェブページで情報(じょうほう)が不足(ふそく)している場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 著者名(ちょしゃめい)が不明(ふめい)または匿名(とくめい)の場合(ばあい)はタイトルから書(か)く(発行年(はっこうねん)は省略(しょうりゃく)してよい。発行年(はっこうねん)を省略(しょうりゃく)しないときは「著者不明」とする)
  2. 著者名(ちょしゃめい)はわかるが、発行年(はっこうねん)がわからない場合(ばあい)には、「(発行年不明)」と書(か)く
  3. テキストのタイトルが不明(ふめい)の場合(ばあい)は、サイト名(めい)またはページのタイトルを書(か)く
  4. サイト名(めい)やページのタイトルを書(か)く場合(ばあい)は、ダブルクォーテーション(" ")でくくる
サイト名はトップページ(ホームページ)に書かれているのが普通である。
多くのサイトでサイト名は、トップページ(ホームページ)の最も目立つところに示されている。

PDFなどの場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 書籍(しょせき)や論文(ろんぶん)の場合(ばあい)と同(おな)じように書(か)く
  2. テキストに発行年(はっこうねん)が記(しる)されている場合(ばあい)は、それに従(したが)う
  3. 発行年(はっこうねん)が記(しる)されていない場合(ばあい)は、ファイルの最終修正日(さいしゅうしゅうせいび)を発行年(はっこうねん)としてよい
  4. タイトルはカギカッコ(「」)でくくる
  5. 入手先(にゅうしゅさき)のURLを書(か)く

辞書(じしょ)の場合(ばあい)の書(か)き方(かた)

  1. 書籍(しょせき)の場合(ばあい)と同(おな)じように書(か)く
  2. 「第二版」などと書(か)かれているときは、タイトルの後(うし)ろに書(か)く
ページの先頭へ↑
←ひとつ前に戻る

参考文献(さんこうぶんけん)リストの書式(しょしき)

レポートを書(か)くときに参考(さんこう)にしたり引用(いんよう)した文献(ぶんけん)・資料(しりょう)はすべて参考文献(さんこうぶんけん)リストに書(か)かなければならない。【→参考文献リスト】

  1. リストでは著者名(ちょしゃめい)のアイウエオ順(じゅん)に並(なら)べる
  2. 書籍(しょせき)や論文(ろんぶん)などを区別(くべつ)する必要(ひつよう)はない(すべての参考文献(さんこうぶんけん)をアイウエオ順(じゅん)に並(なら)べる)
  3. 著者名(ちょしゃめい)のないものは最後(さいご)にする
  4. 同(おな)じ著者名(ちょしゃめい)が続(つづ)くときは、2回目以降(かいめいこう)の著者名(ちょしゃめい)を省略(しょうりゃく)して「———」と書(か)いてよい
  5. 同(おな)じ著者名(ちょしゃめい)の参考文献(さんこうぶんけん)が複数(ふくすう)あるときは、年代順(ねんだいじゅん)に並(なら)べる
  6. 同(おな)じ著者名(ちょしゃめい)の参考文献(さんこうぶんけん)で発行年(はっこうねん)も同(おな)じときは、「1979a」、「1979b」、「1979c」のように区別(くべつ)する(順番(じゅんばん)は書籍(しょせき)を先(さき)にすることが多(おお)い)

参考文献(さんこうぶんけん)リストは、次(つぎ)のように書(か)けばよいだろう。

参考文献

なお、参考文献(さんこうぶんけん)リストの書式(しょしき)についてさらに詳(くわ)しいことは【→参考文献リスト】を参照(さんしょう)せよ。

ページの先頭へ↑
←ひとつ前に戻る
目次へ
トップページへ