実ボクで使われているボクサー画像の撮影、 こんな苦労がありましたねぇ…(二度とできない) |
実ボクの原型となったゲームは、 セガサターンの開発環境を使用! |
ゲーム機の進化と共に成長してきた私の世代。 これって貴重な体験だと思うんですよね。 |
ボクサーの動き、ダメージ、疲労具合の再現。 その結果、ゲームバランスが取れていた奇跡! |
プログラミング、その作業自体が私にとっての娯楽。 レールの上じゃない、自分で切り開いていく快感! |
作ったのは確かに私のはずですが… 勝ち方を知っているのは私ではない!? |
これまで戦ってきたライバル達、その弱点! 若い者にはまだまだ負けられーん! |
反射神経では勝てない… 補うための「経験」、それは!? |
実ボクユーザー、開発者の家でカレーを食べる会! もちろんカレー、それだけでは終わらない! |
ご招待頂きありがとうございました! 音楽に加えスパ天仲間に直接会えた幸せ♪ |
改めて、いい時代に生まれたものだ。 インターネットの育っていく様を見れたんだから… |
今後、スパ天を楽しい場として維持するために 大きな問題となったいくつかの事件ログを保存。 |
開発者のツイッター ツイッター等での実ボク告知は大歓迎です。 まだまだユーザーを増やしてスパ天を盛り上げたい! |
実ボクの開発、私個人の能力には限界があり、 満足いくブラッシュアップができないジレンマ! |
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プログラミング |
私はとにかく量を読みます。新刊本を買っていたらそれだけで給料の半分がなくなってしまいそうな勢いです。なので、毎週図書館に通いますが、教本の類、例えばパソコン関係の本だと長期的に参照する必要があったりするので、二週間だけじゃとてもじゃないけれど足りません。 手元に置いておきたい本を得るため、あっちこっちの古本屋にも通います。古本は新刊の半額程度とはいえ、お金がかかるのはとっても痛い。なので、もっぱら立ち止まる本棚は激安100円コーナー。10年近く前の本が流れ着く棚なので、多くは古い情報です。 が、perlやHTMLなどのコンピューター言語は、当時もちゃんと確立されていました。Windows95へのインストール方法が詳細に記してあったり、解決しつつある日本語の文字化け問題が記事の大半を占めていたりしますが、それはそれで充分に役立ちます。(歴史と進化を学べるので…) フリーで開発環境が提供されており、なにより国産の言語なので、日本語の情報がネット上に豊富に溢れています。分からない分野の開発もちょっと調べれば大抵先人が足跡を残しているので参考にすることができる、これが大きなメリットです。 |
開発者の誤算 |
私はオフライン対戦モードしかなかった実ボク製作の黎明期、自分が最も強いユーザーだろう、と考えていました。 自分はこのゲームを一から創造しただけでなくプログラミングまでした人間であり、世界中の誰よりもその中身を知っている。 更には実際のボクシングもイヤというほど経験しており、特にスパー時の心理的な駆け引きは自身の劣った身体能力を補うために日々意識していました。 ゲームの中では全てのボクサーの身体能力が同一、ユーザーによる差は一切ないので、なおさら戦術による駆け引きが「強さ」の差を広げるはずだ!と予想しました。 おまけに画面中のボクサー画像が私自身。そのリーチや動きは世界中の誰よりも自分こそがシンクロできるはず。(例えば、初めてダルシムを操作した時の違和感、これは絶対に自分じゃない!といった率直な感覚) 他ユーザーは実写ボクサーとシンクロするのに少なくとも私よりは時間がかかるだろうし、もしかしたら永遠にシンクロできないかもしれない。自分以外、他人の実写キャラクターを操作するというのは、感情移入の点でもきっと難しいはずだ。 ダメ押しとして挙げたいのは圧倒的な経験の量である。開発初期から孤独なテストプレイを繰り返してきた。こうすればこう動く、このタイミングでワンツーが最速で当たる、全ての動きは私が計算し実装、全ての仕組みを誰よりも早く体験したのは。確実に開発者である私なのだ。 実ボク バージョン1.0をHSPプログラムコンテストに応募した途端、様々な意見・要望がメールで寄せられました。更にコンテスト用の掲示板には、多くのユーザーから難易度に関して様々な書き込みがありました。 ・CPUボクサーが強すぎます ・難しすぎる(基本技術の習得ができない) ・ダメージが大きすぎる ダイソーで販売する際も担当者の方から「ゲームの内容が難しすぎるので難易度を下げてはどうでしょうか」という提案があったほどです。 私は悩みました。なぜなら、自分でプレイするとまったくもって簡単だったので…。ガードを解いてズンズン接近するとか、相当いい加減、ボクサーとしてあるまじき行為をわざとしないと負けることができない、そのくらい簡単だと感じていました。 なおさら自分がやればそりゃ簡単すぎるよな、なんせ製作者なんだから…と自分の「強すぎ」現状に納得していました。 そして、その「強さ」は、ネット対戦でも発揮されるはず…。そう考えていました。実際にネット対戦をするまでは。 記念すべき初戦は、テストプレイという形だったので、どこまで真剣に勝負を意識したのか覚えていません(動いた!繋がった!という感動がとにかく大きかったので…)。相手もフリッカー氏だったのか、鳳蛋氏だったのか、なにより勝ったのか負けたのか、記憶も曖昧です。 通信も安定してきて、勝負という感覚を前面に押し出せるように。とにかく戦い続けるスパ天戦国時代に突入して数ヶ月が経過…。 (お、おかしい…) ダントツのトップを走るはずだった私の勝率は、54%前後で地味に安定。ユーザーが編み出していく突飛とも思える工夫の前に、勝ち越しの維持がやっと!という状況に我ながら驚きました。 そして…。嬉しかった。この感動、伝わるかなぁ〜♪ ラウンド終了間際にこちらの顔面を弾いてススッと下がってインターバルに逃げ込み、ジャッジBを取られた時。 フック削りでジャッジAにアピールを狙ったが相手もお見通し、半歩下がって私を踊らせ、ストレートを突き刺された時。 ジャブ、ジャブと単調で地味な男と思っていたら、当てる瞬間だけ爪先に重心をかけて、きちんとダメージアップしていた時。 やけに伸ばしてくるボディ攻撃を繰り返すと思ったら、ふっと短くしてテンポ変化、ストレートがまっすぐ伸びてきた時。 作った私以上に、「どうすれば勝てるのか?」を真剣に考えてくれるユーザーの存在。(もう涙モノ、この瞬間に実ボクは私の想像を超えたゲームに!) それに勝つためにこちらも戦術を練る。が、相手も別の罠を用意したりして…。 この幸せな輪廻は、あれからずっと続いています。 ボクシングのスパーをパソコン上で再現する。自分の感覚全てをデジタルに置き換える挑戦は無駄じゃなかった、心からそう思えます。 |
中年の戦い方 |
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開発者の家でカレーを食べよう会 |
参加者は、実ボクが誇るベテラン二名。 プログラミングやゲーム内容、更には難易度など 強打派の総長、病み上がりバイクメン、 フリッカー氏の発案で3日前に急遽決定したにもかかわらず、 こりゃ幸先のいいオフ会だなぁ、とワクワクした気持ちのまま当日を迎えました。(前の日の仕事があっという間に終わった感覚でした) 家にいても暇だったので待ち合わせ場所には30分前に到着、 掲示板で告知したとおり、車のボディの上に真っ赤なグラブを設置、 (うふふ、どんな風貌なのかな〜) もう何年もスパ天のチャット、仮想スパーリングで拳を交えてきた仲間、 (時間だ…。くるっ!?) 一人の男が近づいてくる。そして、屋根の上にあるグラブをじっと見る。 ま、今のは老人だし、可能性は低かった。 (ぬっ! 今度こそくるっ!) 必死のダッシュで一直線にこちらに向かってくる若者。 「遅くなりました! じ、実ボクユーザーです!」 その誠実な様子はどう考えてもフリッカー氏、 呼吸を落ち着かせるよう、とりあえずはベンチに着席、 すると、背後から鳩の群れを蹴散らし、 これまたZIR氏のイメージらしい登場、 会いに来てくれる人がいる。
すでに何度か会ったことがある!と錯覚するほど垣根がなく、 (二人とも博学だなぁ…) 時にさっぱり縁遠い話題(世界の独裁者♪)になりつつも、 それぞれが自分の意見を持っていて、 タイプのまったく違う魅力的な来客とカレーを食べていると、 更に開発機を起動、最近開発して強化したばかりの会長Lv4と対戦、 んで… ここでZIR氏がぶる下がっているサンドバックやパンチングボールをチラ見、モジモジとなんだか叩いてみたそうなそぶりを見せ始める。 「ちょっと叩いてみるかい?」 私はポカンと口を開ける。もしかしたら数秒もの間、そのまま動かなかったかもしれない。 「ぜひぜひ!」 若者が発したこの返事、(あ、やりたかったんだ…!)と思うと、 止められなくなってしまった。 サンドバックやパンチングボールを叩くためのグラブを押入れから出す。 …ミットがある。 止められなくなってしまった。 これは実ボクのオフ会だ。軽くフォームを教えて、 頭では分かっているのに、口をつく言葉が違う。 「もっと強く! そう、いいよ〜」 褒めるだけでいいかな、思っているのに、 「頭の位置を動かす!」 もう何人教えただろう。 みるみる吸収していく。みるみるボクサーになっていく。 (俺はボクシング教えるのが好きなんだな…) 再確認してしまうのが怖くて、ずっと逃げていた感情だった。 だってさ、俺、ボクシング教えるの好きなんだから。
基本どころじゃない、高等テクニックもすでに頭では理解している。 ゲームの中では二人とも私相手に勝率で大きく上回り、 (実ボクは、「ボクシング」をちゃんと伝えられているのか!?)
そもそもフリッカー氏はミット打ちの時点から、 ミット打ちだけ見れば、ちょっとした経験者レベルだ。 ZIR氏は合間に邪魔入れても反応は鈍い(というか無反応)。 が、右を打つことに関して天性のモノがあり、 ふらついているガードさえしっかりすれば、
自分の作ってきたゲームがどれほどにボクシングを教えてきたのか。 果たして、俺がキーボードを通じて注いできた情熱は、
フリッカー氏はこちらのパンチに反応できている。 避ける動作を基本とするスタイルは私によく似ていて、 が、トラブル時、例えば打たれた時、恐怖を感じた時、 視野が狭く防御感の鈍いZIR氏もガード時の肘の畳み方、 一度開いているガードを突き破ってジャブを強引に当てると、 なにより指導をそのまま飲み込む。教えやすいタイプと言えるだろう。 どんな反応をするだろう…、求めてやってきたわけではない二人。 はじめて会った、はじめて教わった、そして、今から拳を交えろ、と。 「やりたいです!」 この笑顔にどれだけ救われたか。
(俺にはこの二人を必ず無傷で帰す責任がある。 なんせここからは不確定要素だらけ、筋書きがない。 ただし、最低限の攻防を理解させた自負はある。
これから実ボクのトレーニングモードが鳴らす開始ゴング、 ゴングが鳴ったら、戦うのは実ボクの画像じゃなくて、 操作するのにキーボードは必要ない。 (ズゴッ、ボゴッ) 「この右、これで怖くなってしまったんです!」 盛り上がる二人を微笑ましく感じ、無事に終わって安心… 「あの…もう一回やりたいんですけど!」 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 思う存分に戦った後、充分な休憩をとってから、 若者との時間はあっという間に過ぎていき、 前日、徹夜で運転していたということもあり、 感動覚めやらぬうちに、この文章の冒頭を書き始めました。 みんなは大丈夫か〜 フリッカー氏 行政書士 合格記念の会 しうまい氏、フリッカー氏、UME氏の参加で行われた 朝から雨模様(時に雪混じり)で心配されましたが、 まず、しうまい氏が落ち着いた歩みで登場(さすが年の功♪)、 会った瞬間から旧知の仲のよう、一気にボクシングの話題に…。 チャットという通信手段が確実に心を結んでくれていた、 そして、本日の主役フリッカー氏が登場、
二人ともグラボクの古参ユーザーである事実が発覚、 なんということでしょう! ボクシングファンだからこそ、勝手に補完されるグラボクの世界。 で、UME氏の登場、ここから話題が徐々に海外ボクシングへとシフト。 そして、西沢ジムのプチ復活…! 前回よりも格段によくなっていたフリッカー氏、 生粋のボクシングファンばかり、私が教える前から ガードキャッチの衝撃慣れでダメージの登竜門を体験。 こりゃスパーできちゃうな、と感じてすぐにマス。 ポジショニングを移動しながらジャブの刺し合い、 こちらのジャブに無反応なボクサーは一人もいませんでした。 もっともっと深くやろうと思えばできましたが、 壁にぶつかるまでやって、次回までにその対策を考える… あれ…、なんだろう、このちょうどいい感じ。 拳の交換、ボクシングの初体験をどう感じたのか…?
これだけ濃い面子で、12戦4勝8敗…。 その後は持ち寄ったボクシング本の交換会、 最後にフリッカー氏の行政書士合格証明書が降臨! (よーし、俺も個人タクシーの資格を絶対に取るぞ!) 楽しかったな〜♪ お別れの竹ノ塚駅に到着する寸前まで (思ったよりも遅い時間になってしまい申し訳な〜い) (フリッカー氏、教えてあった肩上フック、良かったよ〜) また機会があったら、会いましょ〜♪ (交換した本は、アバウトな仲間内流浪の旅に。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= - 今帰宅しました(しうまい氏) 会長殿、フリッカーさん、UMEさん、ありがとうございました。 「世界の独裁者」の話題で切り出そうと思っていたのですが(嘘)、 ホント、いろいろと豆知識を教えていただき(&マスボクシング)感謝感謝です。 これからバイブルを読み込むこととします。 総理、御幸さん、入れ替わり対戦いただきありがとうございました。 あと、会長の奥さん、カレーおいしかったです。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= - おつでした!(UME) 遅刻すいませんでしたw 足運びが全くわからなかったですが あと実ボク4連敗してすいませんww -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= - お疲れ様〜(サンドバック) >膝を柔らかくしとくのが解決方法かなーとか今更ながらに思いました。(UME氏感想) パンチの来る色々な方向から押してもらっても、 が、横田広明や木村鋭景とやった木内というアウトボクサーは なので、スタンスの広さは絶対的な決め事ではありません。 現状ではUME氏は木内タイプ…、じゃ分かりにくすぎる♪ 距離守って動けば、疲れるまではそこそこできそう、 そこを自分なりにイメージしてシャドーしていれば、
んで、これは予想ですが、フリッカー氏。 とーーっても良くなっていたのですが、 肩痛めて、UME氏とのマスはフリッカー氏にタッチ。
私は30名以上の素人さんを教えていますが、 オフ会のメンバーはみんなその点をクリアーしていました。 実ボクユーザーの皆さん、 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= - 皆さん帰って、すぐに熟睡! 起きたら… 「すごい美味しかった♪」 (ちゃんと確認したら、もう一箱あるそうな♪ -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= - ここに書いていて思ったのですが… 本当にみんなが私の作ったゲームを楽しんでくれている。 (首相ワールド、彼のストレートヒット率が尋常じゃない点、 グラボクの話題の時なんて、こみあげてきた感動で 不思議なもので会うと、その人のファンになってしまいます。 オフ会ってなんでやるんだろう…と昔は思っていたのですが、 スパ天のチャット機能は無駄ではないか、と言われた時もあります。 が、やっぱり、交流っていうのは、 そして、それぞれが歩む人生の活力となる力もあるんだなぁ…と。 私のゲームを楽しんでくれて、本当にありがとうございます! 実ボクを、スパ天を、そして、さかのぼればクラボクも! そして、この活動に参加してくれて、楽しんでくれて、 ありがとう〜 |
パロディーブレンド氏所属楽団のコンサートに行こう会 |
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