初めての点訳



1.エーデルでクリスマスカードを作る


 12月24日にクリスマスらしく(正確に言えばイブだが)クリスマスカードを作ることにした。
まず、エーデルをダウンロードをして、適当なフォルダに入れ、解凍して起動した。
使い方は基本的にペイントツールに似ていたので難しくなかった。
起動直後は『自由曲線』になっていて、マウスをドラッグさせると何でも書けるが、僕は『折れ線』でクリスマスツリーを描くことにした。
幹の部分は、『正方格子』で塗った。周りには星をいくつか書いたが、これは『自由曲線』で書いて、不要な部分を消した。
消し方は、『自由曲線』の時に、『右クリック』を押すだけだった。
とくにヘルプは見なかったが、使い方はすぐにわかった。

 点字についてあまり勉強せずに始めたので、点字を書き込むときに以下のポイントがあることに気づかなかった。
・『文字入力』の際『半角カタカナ』にする!(例:クリスマス→クリスマス)
・『漢字』を使わない!(例:料理→リョーリ)
・発音通りに書くこと(例:リョウリ→リョーリ)
・『文節』ごとに『スペース』をいれる!(例:リョーリヲツクッテ→リョーリヲ ツクッテ)
かなを点字に直すことはエーデルがしてくれるので、僕自身は点字を知らなくても書くことができた。





2.ういんびーで初めての点訳

 2月3日、点訳の規則もすこし勉強したので、今度は短い本を点訳してみることにした。 ちょうどテレビで「世界がもし100人の村だったら」という本を紹介していたので、 これをやってみた。
 ダウンロードしたういんびーと点字フォントを解凍し、早速ういんびーを立ち上げた。 適当に文字を打ち込んでみて「表示形式」を「点字」に変えてみたが、点字が表示されなかった。 でも、何度かやっているうちに、なぜか点字の表示もできるようになった。
 この本は日本文と英文と両方載っているが、とりあえず日本語の本文だけ点訳してみることにした。 原文は、文字の大きさが変えられていたり、1ページに1文しか載ってなかったりするが、 点字本ではその必要がないと考えて、段落を変えながらどんどん書いていった。 数字の前には「数符」をつけなければいけないが、それはういんびーが自動的にやってくれた。 改行もういんびーが正しくやってくれるので、それほど時間もかからず全文を点訳できた。





ここで作られた、クリスマスカードと「世界がもし100人の村だったら」は、
データライブラリーに置いています。


感想
図形も文章も割と簡単に点訳できた。
より良いものにするには続けて勉強する必要があると思うが、
点訳された情報がとても少ない現状なので、
エーデルやういんびーで点字のデータがどんどん作られることは望ましい。
みなさんにも是非やってみてほしい。