「クラウディア」は、企画ユニット「地球ゴージャス」による7番目の作品です。しかし、なじみのない人には、「地球ゴージャス」って何?というところでしょう。かくゆう私も、クラウディアの話を聞いて初めて、「地球ゴージャス」という名前を知りました。
地球ゴージャスとは、岸谷五朗さんと寺脇康文さんの二人が1994年に結成した、主に舞台活動を行うためのユニットです。
地球ゴージャスの作品は、これまで、Vol.1〜Vol.8の8本ありますが、クラウディアは7本目のVol.7です。クラウディアは初めてのミュージカル作品です。しかし、普通のミュージカルのように、曲や詞を改めて作るのではなく、サザンオールスターズのナンバーから選んで使っています。歌詞も元のままです。クラウディアという名前は、サザンオールスターズの曲の中に、「Oh!クラウディア」という曲があったことにより、出てきたものです。
岸谷五朗さんによると、ブロードウェイなどのミュージカルは、日本人にとって少し気恥ずかしい気がする。日本人のDNAにあったミュージカルを作る、、、ということでできたのが、この作品です。
クラウディアの舞台は遠い未来。核戦争により人類は滅びかかっています。かろうじて生き残った人類は、根国(ねこく)と幹国(みこく)に別れ、毎日、戦いを続けています。
この世は、神親殿(かしんでん)により支配されており、戦いでは、銃(ガン)を使うことが禁じられています。銃を使うと、龍の子が地に降りて、使った者を罰します。また、神親殿は、人類に愛することを禁じ、子孫を作ることができるのは、1年に一度、子孫繁栄の儀式の時だけです。しかし、幹国のクラウディアは根国の細亜羅(ジアラ)との愛を知り、禁を犯すことを決意します。
クラウディアのエッセンスは、サザンの音楽、ダンス、チャンバラ、山本寛斎さんの衣装、和太鼓、そしてギャグの小ネタです。
■お話
2006.10.25更新