[博士]


キューブ

「旦那様、お城の馬車がきました。なんでもお嬢様を迎えに来たとか・・・」

アイリーン

「私を?いったい何事かしら・・・」

役人

「ともかく、あなたを即刻お連れするようにとの御命令で・・・ささ、早く」

アイリーンは迎えの馬車に乗り、城へと向かった。

国王

「おお!アイリーン、よく来たぞ。立派に成長したものだ。ダイナー殿がお前を引き取った時は、ほんの小さな子供であったが。余も年を取るはずだ」

アイリーン

「王様、御機嫌うるわしゅうございます・・・」

国王

「うむ、まことに余の機嫌はうるわしいぞ。あの勇者ダイナーの子がこのように立派になって今、余の前におるのだからな」

アイリーン

「父も王様によしなに伝えてくれと申しておりました」

王妃

「今日は大事な用があって来てもらったのよ。アイリーン、あなたはたいそう学問ができるそうですね」

アイリーン

「いえ、それほどでもございません」

王妃

「謙遜は無用です。国王陛下も私もあなたの父上に国を救っていただいた恩は忘れていません。これまでなかなか機会がなかったけれど、やっと御返しができそうです」

アイリーン

「・・・と、おおせられますと?」

王妃

「私は王様にお願いして、王国の大学院を設立することにしました。あなたはそこで博士として好きなだけ学問をしてください」

アイリーン

「王妃さま・・・」

国王

「この国をよりよくするためには学問の力が必要じゃ。そなたの頭脳をぜひ役立ててほしいのじゃ」

アイリーン

「王様、王妃様、ありがとうございます。身にあまる光栄でございます」

王妃

「あなたの活躍に期待していますよ。父上の名に恥じぬ立派な学者におなりなさい」

博士 こうしてアイリーン・ダイナーは王立大学院で学問にいそしむ生活に入った・・・

■ その後の評価

Good
科学を志すものにとって、最も重要な資質は知能の高さである。また同時に豊かな感受性があって初めて、新しい知識の世界が開かれる。
その点、アイリーンの能力は素晴らしいものであった。
類希なる頭脳に加え、持ち前の豊かな感受性、発想の柔軟さで、人々を古い常識や迷信の呪縛からとき放ち、科学の新時代を開いた。
アイリーンの名は後世「偉大なる科学の使徒」として、末永く讃えられた。

「天才だなんてとんでもない・・・ただ父の教えを守っただけです」

Normal
科学を志すものにとって、最も重要な資質は知能の高さである。また同時に豊かな感受性があって初めて、新しい知識の世界が開かれる。
その点、アイリーンの資質はかなり優れていたと言える。
類希なる頭脳に加えて、持ち前の豊かな感受性、発想の柔軟さで次々と新発見、新発明をとげ、科学の発展に大きく寄与した。
後世、アイリーンの名は優れた功績を残した女性科学者として人々の記憶に残った。

「私に科学する心を教えてくれたのは父です。父は私の誇りです」

Bad
科学を志すものにとって、最も重要な資質は知能の高さである。また同時に豊かな感受性があって初めて、新しい知識の世界が開かれる。
その点、アイリーンの資質は充分ではなかった。
頭はよかったが、発想に柔軟さを欠き、他の頭の固い学者たち同様、学問のための学問に陥りやすく、社会の発展に寄与できなかった。

「発明や新発見なんて、言うほど簡単じゃないのよ・・・」

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