1 説経節をめぐって
(1)説教と説経
(2)堂内の布教から漂泊の芸能へ
2 説経節『しんとく丸』の世界
(1)しんとく丸とは誰か
(2)四天王寺という聖地
済世利民の実践
四天王寺の西門と日想観信仰
最下層民の終焉地
四天王寺舞楽の魅力
(3)しんとく丸の波乱万丈と四天王寺
1メインステージは四天王寺
2稚児舞の栄光と恋
3捨てられた御曹司
4弱法師と呼ばれて
5再び引声堂へ
6縁の下のしんとく丸
7乙姫参上
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3 家族という闇
(1)実母の急死
(2)継母の心情
(3)継子いじめ
(4)貴種流離
(5)盲目のしんとく丸が見た光と闇
4 しんとく丸と愛護の若
(1)説経節『愛護の若』を読む
(2)長者に子なし、というけれど
(3)口は災いの元
(4)堕ちていく物語
(5)継母の邪恋
5 芸能にみるしんとく丸
(1)能『弱法師』の達観
(2)落語『ながたん息子』の滋味
(3)音楽劇『身毒丸』の怪演
(4)文楽・歌舞伎『摂州合邦辻』のどんでん返し
6 生き続けるしんとく丸 |