<子(ね):鼠(ねずみ)>
『ねずみになった頼豪(らいごう)』
(平家物語 巻三、太平記 巻第十五)
<丑(うし):牛(うし)>
『なぞの水牛』
(太平記 巻二十四)
<寅(とら):虎(とら)>
『虎に喰われた子』
(日本書紀 巻第十九)
<卯(う)・兎(うさぎ)>
『うさぎの腹鼓(はらつづみ)』
(譚海(たんかい) 巻八)
<辰(たつ):龍(りゅう)>
『龍との約束』
(法華験記(ほっけげんき) 第六十七)
<巳(み):蛇(へび)>
『全身にまとわりつくものは何か』
(発心集(ほっしんしゅう) 巻四第九)
<午(うま):馬(うま)>
『馬に乗る人、落ちる人』
(徒然草(つれづれぐさ)
第百四十五・百八十五・百八十六段)
<未(ひつじ):羊(ひつじ)>
『下女と羊』
(雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう))
<申(さる):猿(さる)>
『猿の予言』
(日本書紀 巻第二十四)
<酉(とり):鶏(にわとり)>
『卵を食べた報い』
(今昔物語集 巻第九 第二十七)
<戌(いぬ):犬(いぬ)>
『忠犬の命拾い』
(今昔物語集 巻第二十九 第三十二)
<亥(い):猪(いのしし)>
『身代わりの猪』
(今昔物語集 巻第四 第三) |