下部漸深底帯底生魚01

エイの仲間では最も深い所にいる種類です。チヒロカスベ、ミツボシカスベはガンギエイ科に属し、ともに二千Mを越える深さにまで分布しています。この深さでは視覚に頼れないはずですがどうやってエサを見つけたり求婚相手を求めたりしているのでしょうね。ミツボシの由来は眼の内側、眉間あたりに3本ずつの棘、また肩部分にも左右3本ずつ棘があるところからきています。どこが肩かよくわかりませんが…。カラスガレイは深さ五十M〜二千Mと上下広範囲に分布していてスケトウダラなどを捕食しています。寿司ネタにもなっているエンガワ、これは背びれと尻びれの根元にある筋肉のことですが最近回転寿司などで食べられるお手ごろ価格のエンガワといえばこのカラスガレイがよく使われているそうです。
1.チヒロカスベ
 Bathyraja abyssicola
 140p

2.ミツボシカスベ
 Raja badia
 100p

3.カラスガレイ
 Reinhardtius hippoglossoides
 100p