3 コンバート及びゲームプレイの方法(わっふる編)

  ※注意
    解説されているコンバート方法は、表記されたコンバータのバージョンでのみ適用できます。
    大体の場合はバージョンアップしてもそのままの方法での利用が可能ですが、時折、
    使用方法が変更になる場合があります。その際は、各自足りない部分を補完して作業を
    行ってください。



 ・わっふる(03/05/09版)  作者のHP: ざうにもダメを http://waffle.bunkasha.co.jp/zau/

     内容:Visual Art's系でAVG32を使用しているゲームをPocketPC上で動くようにする
          システム/コンバータ。最も動作するソフトが多く、動作自体も安定している。
          AVG32システムに限らず、全く違うシステムからも専用コンバータにより移植が可能。
          Zaurus版も存在する。

     対象ゲーム:
          Visual Art's系、ただし、現在(03/05/10)のシステムはAVG2000のため最近のゲームは
          一切移植不能である。AVG2000用は現在システム解析中らしい…?
          101本(03/05/10現在)のゲームがコンバート可能で、98本が実際に動作する(DEMO版含む)。
          それに加え、専用コンバータにより、BasilのBless、それ散る、RUNEのゆきのかなた、がプレイ可能。
          さらに、ivory/jANISの「とらハ1,2,3,ラブちゃ箱」も一応ながらプレイ可能。

     対応機種:CPUにMIPS、ARM、SH-3、Xscale系を搭載しているPocketPC。16MB以上のRAM搭載機種。


     使用方法

       1.  ざうにもダメを http://waffle.bunkasha.co.jp/zau/ より 

          「わっふる」 本体(最新Verの年月日をクリック)
          「データコンバータ(Win32)」
          「AVC(変換定義)ファイル」
          「KOEコンバータ」

          をダウンロードしておく。
          「KOEコンバータ」は必須ではないが、声付きのゲームの場合
          PPCにおいて声入りでプレイしたい場合はダウンロードしておく。

       2.  ダウンロードしたファイルを任意のフォルダに解凍する。

       3.  データコンバータ(Win32)を使いデータをコンバートする。
          方法は以下の通り。

          3.1 解凍したデータコンバータのファイルの中の「avgconv.exe」をダブルクリック。


          3.2 fig.1の画面が出るので、解凍した「AVC(変換定義)ファイル」のあるフォルダを
             指定する。fig.2の画面が出るので、変換したいゲームの定義ファイルを選択する。

            
            fig.1


            
            fig.2




          3.3 AVCファイル選択後に、fig.3の画面が出るのであらかじめPCにインストールしておいた
             対象ゲームのフォルダを選択する。(ここではSAGA PLANETSのPureHeartを選択している)

            
            fig.3



          3.4 fig.4のように自動的にコンバートが始まるので、終了するまで待つ。

            
            fig.4



          3.5 コンバートが成功すると、fig.5の画面になるので、Enterキーを押して変換作業を終了する。

            
            fig.5



          3.6 以上の作業を正常に終了すると、「avgconv.exe」のあるフォルダに、fig.6のように変換を行った
             ゲームの名前のフォルダが作成され、その中にWLK***.AVDというファイルが出来る。

            
            fig.6




          以上でデータコンバート作業は完了。声なしのゲームなら、この作業だけでもう終わりです。
          「WLK***.AVD」というファイルの中にはCGをはじめ、テキストなどのデータが含まれています。


          以下は、声の部分のコンバート方法を説明します。声の無いゲーム、もしくは声なしでプレイする場合は
          以下の作業は必要ありません。



          3.7 予め、上記「2.必要なものと準備」で書いた。GOGO.DLLを用意して、「koeconvw.exe」と同じフォルダに
             入れておく。GOGO.DLLは「午後のこ~だ for Windows」をインストールしたフォルダの中にあります。
             見えない場合がありますので、fig.7の通り、「ツール」→「フォルダオプション」で「全てのファイルとフォルダを表示する」
             を選択しておいてください。


            
            fig.7


          3.8 解凍した「KOEコンバータ」のファイルの中の、「koeconvw.exe」をダブルクリック。

          3.9 fig.8の画面が出るので、あらかじめPCにインストールしておいたゲームのフォルダの中の「KOE」フォルダを「参照」をクリックして
             を選択する。場合によってはフォルダの名前が違うこともあるので、その場合は、「***.KOE」という拡張子のファイルの
             あるフォルダを選択する。
              「作成データ出力先」は、標準で「koeconvw.exe」のあるフォルダになっているので、別の場所に音声ファイルを
             作りたいとき以外はそのままで良い。
             
 「ビットレート」は標準の32kbpsで十分だと思われるが、いい音質で聞きたいときはこれ以上に上げる。
             ただ、ビットレートを上げるとファイルの容量がビットレートに比例して増えるので、CF等の記録メディアとの
             兼ね合いで決める。

            
            fig.8




          3.10 「作成開始」をクリックすると、コンバートが始まり、fig.9の画面になる。100%まで行けば終了。
              「作成データ出力先」で指定したフォルダに、「koe.pac」が作成されている。
              ここで作成された「koe.pac」はどのゲームでも同じ名前になるで、きちんとどのゲームか分かるようにしておく。

            
            fig.9





            以上でゲーム自体のデータコンバートは終了です。

<実際のゲームプレイ>

BGM関連は上位ページの 4.BGM をご覧ください。

         ここまでくれば後は記録メディアにデータを転送して、実行するだけです。
         フォルダ(ディレクトリ)の配置等、若干ややこしいところもあるので簡単に解説します。


          1 フォルダ構成の仕方

               わっふるでは特定のフォルダ名を使用する必要は無く、自由度の高いフォルダ構成が可能です。

               前の3.で作成した、「WLK**.AVD」、「koe.pac」(変換した場合)、及び、システムファイルの「avg32.exe」
               「gx.dll」、「Ametyst.ovl」を同じフォルダに入れればゲームプレイは可能です。

               システムファイルの「avg32.exe」、「gx.dll」は使用するPDAのCPUに合ったものを入れてください。
               StrongARMやXscale搭載のものは「arm」フォルダにあるものを、MIPS系なら「mips」フォルダ、SH3なら「sh3」
               フォルダ内のものを使用すれば良いです。分らないという方は、メーカーHPの仕様を見れば書いてあります。

               <機種の例>

                ■ARM系
                  GENIO G550以降
                  CASIO CSSIOPEIA E-2000、E-3000
                  NEC PocketGear
                  DOCOMO musea
                  hp h1900
                  hp Jornada568、710、720、728
                  fujitsu Pocket LOOX/FLX2H        など

                ■MIPS系
                  DOCOMO G-FORT
                  CASIO CASSIOPEIA E-707、E-750、E-800  など

                ■SH3系
                  hp Jornada525、548   など




               ただし、音楽ファイル(MP3ファイル)のみは例外で、ゲームデータ(WLK**.AVD)と同じフォルダに
               「WLK2**CD」(**はゲームデータの ファイル名に合わせること)というフォルダをつくり、

               その中に音楽ファイルを入れる必要があります。


               つまり、構成としては以下のfig.10のようにしてください。

                
                fig.10

               ちなみに、複数のゲームデータを置きたい場合はfig.10の状態のところへWLK***.AVDファイルを追加
               していけば良いようにできています。ただし、koe.pacを使用する場合はゲームごとにフォルダを別にする
               必要があります。その際は、fig.10のような構成のフォルダをいくつも作ることになります。

               フォルダ構成は以上です。



          2 ゲームをプレイしよう!

               CF(コンパクトフラッシュ)に上記のようにファイルを転送、構成できればもうゲームを起動するだけです。
               ファイラーを使用して「avg32.exe」を実行(タップ)すれば起動画面が出ます♪







Back