今月の白光

今月は、5月20日(日)に白光真宏会富士聖地で行われた、「5月大行事」をご紹介します。

毎年一回開かれる「五月大行事」には、全国各地からまた世界
各地から、世界平和のためにたくさんの人が集まります。
私は、新宿からバスでいつも行きます。新宿の出発は午前7時。
当然、家を出るのはもっと早く、更に起床するのは午前3時50分
です。そんなに早くとも、世界平和のためなら苦にならないので
す。
富士聖地に着くと、まず受付です。奉謝金を支払い入場します。
奉謝金を支払う、と聞いて首を傾げた方はいらっしゃいませんか。
私たちは、世界人類の平和のために、休日一日を捧げ、奉謝金
を捧げ、祈りと印を捧げているのです。それでも不平不満などあり
ません。参加不参加はまったく会員の自主判断に任されているの
です。
受付から野外会場を望む。ここはpeace pathといって、道の両
側にピースポール(各国の平和を祈る言葉が印刷されている)
が立っています。ここを通るとき、一日も早く世界の平和が達成
されますように、と祈らざるを得ません。
ピースポールの前には、講師が各国の平和を祈る言葉が書かれ
たプラカードを持って立っています。一国一国合掌をして、その国
の平和を祈りながら、会場へと向かいます。
本当に一日も早く、世界平和が達成されてほしい。そのために今
日もお祈りをし、印を組むのだ。
会場脇に、ちょっとした花畑があります。そこに、多分会員の方
が作ったのであろう、お伽の国があります。小人のおじいさんは
いつもひげを貯え、にこにこしています。私たちも、常ににこにこ
していられたらいい。
聖壇横から見た会場風景。行事開始1時間前なのにもうこんなに
集まっていらっしゃいます。天気にも恵まれ、青空の下でお祈りを
する事ができる。無限なる感謝。
聖壇上に昌美先生他がご入場になり、行事の開始です。
参加者も上の写真の倍くらいになりました。
因みに私の担当は、「ジンバブエ」でした。
私は、ジンバブエに行ったこともなく、多分アフリカ諸国であろう、
くらいの知識しかありませんが、私の祈り・印で少しでもジンバブ
エの平和に貢献できれば、これ以上の喜びはありません。
いよいよ、会場後方から全世界の国の国旗がご入場になります。
昌美先生は「各国の国旗の後ろには、それぞれの国の国津神様
が、付いていらっしゃいます。」とお話されました。毎年この国旗
入場は、感慨深いものがあります。今日も、一心不乱に世界各国
の平和を祈らねば。
次から次へと、入場が続きます。全部で実に190カ国もあるので
す。ふと隣の人を見ると、ハンカチを目に当て感激で泣いていらっ
しゃいました。それを見ると私も思わず胸が熱くなりました。
国津神様が一生懸命になって、人類を平和にしようとなさっている
のに、人類のエゴによってそれが果たされない。そればかりか、同
胞同士が争い命を落としてしまっている。神様はそれをご覧になっ
て、きっと悲しんでらっしゃるでしょう。われわれ人間がもっと祈り、
印を組み、マンダラを作成することによって、世界を平和に導かね
ばならないのだ。世界の完全平和は、人類一人一人の意識を高
めあげて行かねばならない。
真ん中は「永世中立国スイス」の国旗でしょうか。平和の国スイス
にも軍隊はあると言う。人間だけの知恵では、もう世界の完全平
和は達成できない。神のお力をいただき、神にすがることによって
平和を実現するしかない。新世紀はそうした考えで望まねばいけ
ない。
各ブロックに国旗(国津神様)が到着されました。参加者は敬意を表
し、如来印の合掌でお迎えいたしました。
各国別に祈りが始まりました。自分の担当以外の国のときは、座
ったまま「簡略印」でその国をお浄めします。自分の担当の順番が
来たら立ち上がり、「正式印」を組んでその国をお浄めします。
190カ国+その他のすべての地域を入れて191回、印を組むこと
になります。
快晴の空の下、富士山も私たちの平和の行事をご覧になっています
。富士山の低周波振動が問題になっていますが、昌美先生は「我々
が富士のたもとでこのように平和の行事を行っているから、低周波振
動程度で収まっているのです。」と私たちの祈り・印・マンダラの威力
を力説されていました。
すべての国と地域の印によるお浄めが終わり、国旗も退場されま
した。これから昌美先生のご法話が始まるのです。
昌美先生は聖壇から降りられ、会場を歩いて回られました。ちょっと小
さいですが、画面のちょうど真ん中に立っていらっしゃるのが昌美先生
です。昌美先生のご法話は常に的確で、私たちの胸の奥深くまで入り
込んできます。
途中で「いつもは行事が終わるとすぐに各国にお帰りになる国津神様
も、今日は残っていらっしゃり、神様同士世界平和についてのご相談を
していらっしゃる。そして、これからは中東に見られるような、民族と民
族の紛争に際して、武力を使わないことで約束がなされた。」と解説して
くださいました。この事は、インターネットで発表しても良い、ともおっしゃ
いました。
ぜひ、そうあって欲しいものです。
すべての行事も終わり、閉会しました。今日の行事が、世界平和の
実現に大きく貢献したことを願って、参加者はそれぞれ帰宅の途に
着いたのです。
昌美先生は最後に「今日は、国津神様が皆さんの肉体をかなり使
いましたから、自宅へ戻られたらお肉をお食べになってください。」と
のお話がありました。そう言えば身も心もだいぶ軽くなったと同時に
、快い疲労感を感じたことでした。
こうして、21世紀初めての「5月大行事」は終了しました。
世界人類が平和でありますように。