このページは、1960年前後の団塊の世代の方々から『和田 弘とマヒナスターズ』をもっと知りたいとの要望があり、ちょっと志向を変えて 第一に ■和田 弘とマヒナスターズ結成とオリジナルメンバー、第二に ■このページの主旨に沿った曲目、 の二つに分けて紹介します。
■和田 弘とマヒナスターズ結成とオリジナルメンバー
ハワイアンバンド(バッキー白片とアロハハワイアンズ)を脱退し、和田 弘がリーダーとなり1954年に結成されたコーラスグループです。ハワイアンのメロディと、故・作曲家 吉田 正のコーラスを手本にして新しい歌謡曲の要素を作り出した第一人者といわれています。
吉田 正の門下として、1957年にムード歌謡としてデビューしました。第一弾は、「東京の人(三浦洸一歌唱)」、「哀愁の街に霧が降る(山田真二歌唱)」で、第二弾は、「好きだった(鶴田浩二歌唱)」をレコーディングしました。全て吉田
正作曲のカバー曲でした。
そして、1958年8月にオリジナル曲「泣かないで」で事実上のデビューを果たしました。
結成後、今日までメンバーの脱退、復帰を繰り返してきましたが、ここで紹介するのは、ハルちゃんが知っている全盛期のオリジナルメンバーです。
和田 弘: リーダーでスチールギター担当。メガネをかけていた。2004年没。
松平直樹: ポーカル。独特のニヤけた笑顔と髪型が特徴。
三原さと志: ボーカル。メインポーカルとして活躍。2006年没。
佐々木敢一: ウクレレ、コーラス。独特のファルセット(裏声)の持ち主。2012年没。
山田競生: ベース担当。俳優の広岡 瞬の父親。
日高利昭: ギター担当。背が高く地味な感じの男。2012年に逝去の情報もあるが、公式発表はされていません。
※その後のメンバーは、※松平直樹と次の3名で「マヒナスターズ」として活動しています。
白片 興:ギター担当。バッキー白片の長男。
白片 修:ベース担当。バッキー白片の次男。
向坂卓人:スチールギター担当。
※2012年から新らたなデュエットボーカルとして櫻井まりが加わり計5名で構成されています。
※最近では、松平直樹単独で歌手活動もおこなっています。
■このページの主旨に沿った曲目(全盛期のオリジナルメンバー歌唱)
【 あ 】
「お百度こいさん」 (1960年5月発売) 【1960年第11回NHK紅白歌合戦出場曲】
日本風、すなわち大阪(船場)風の曲をハワイアン風に作り上げた曲です。
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【 か 】
「北上夜曲」 (多摩幸子とのデュエットで1961年6月発売)
岩手県および宮城県を流れる「北上川」を有名にした曲です。
後に、東北新幹線の北上駅到着時の車内チャイム(別名「ふるさとチャイム」)でも採用されました。
「銀座ブルース」 (松尾和子とのデュエットで1966年5月発売) 【1966年第17回NHK紅白歌合戦出場曲】
今でも、スナックやカラオケ店で団塊の世代の男女がデュエットで歌っている根強い人気曲です。
「グット・ナイト」 (松尾和子とのデュエットで1959年7月発売)
女性デュエット第一弾の曲で、松尾和子のデビュー曲でもあります。バックコーラスが最高です。
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【 さ 】
「好きだった」 (1959年発売)
1956年に鶴田浩二が歌った曲をハワイアン風にカバーし、爆発的なヒットとなりました。
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【 た】
「誰よりも君を愛す」 (松尾和子とのデュエットで1959年12月発売)
女性デュエット第二弾の楽曲で松尾和子のけだるさと、しわがれ声の歌唱に、「グット・ナイト」同様、魅惑のバックコーラスが見事に
マッチした曲となっています。
(参考:松尾和子単独で、1960年第11回、1989年第40回NHK紅白歌合戦に出場しています)
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【 な】
「泣かないで」 (1958年8月発売)
オリジナル第一弾の曲で、事実上のデビュー曲です。マヒナスターズといえば、まづは「泣かないで」といわれる程の定番曲です。
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【 や】
「夜霧の空の終着駅(エアー・ターミナル)」 (1959年1月発売) 【1959年第10回NHK紅白歌合戦初出場曲】
時がゆったりと流れる昭和の良き時代にピッタリのムードコーラス! 歌詞の中に題名と同じ「夜霧の空の終着駅」と書いて、「夜霧
のエアーターミナル」と歌う部分が何ともいえない感情表現をしています。カラオケファンが、カラオケにマヒナのバックコーラスが入
ってないと残念がっています。(これは著作権の問題で、本人が歌っているものは入れられない)
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