最近、また新たなお話の流れになってきてますが、ちょっと私のことを書こうと思います。
皆様には喧嘩別れしてしまった方と何年かぶりに再会し、その人と昔以上に親密になった
ってご経験はございませんでしょうか？
実は私はこういう経験が結構あったりするんです。
趣味や信条の世界で意見が合わずに仲たがいして、何年か経って再会して、きれいにわだ
かまりが溶けてなくなってしまうという現象が起こるか否かは人それぞれでしょうけど、
私の場合はどうもそれが多いようなんです。
で、当時の話をするでしょ。そしたら「お前はそこまで考えて（思って）ああいう行動や
言動をしてたのか。」とか「最近やっとわかった。」とか言われてしまうんです。
こういうのって凄く嬉しいですね。昔、激しい仲たがいをしてしまった人ほど最近会って
みるとこういう話の流れになってしまうんです。
ここで思うんですが、当時の私は思いやりとか（気恥ずかしいけど）愛念とかを失わない
姿勢で事に臨んでましたし、またたとえ誤解されようと、嫌がらせや黙殺や不正に遭おう
とも正論を主張する勇気を持って行動したつもりなんです。それも一人よがりではない視
点でもって自分の歩む道を示したんですね。
また、どんなひどい仕打ちを受けようとも自分は卑劣な仕打ちは絶対に行わないというこ
とも無論守ってまいりました。
その当時は非難され、誤解され、偽善者呼ばわりされ、追放とか喧嘩別れみたいな状態に
なりましたが、今は私の意見からもっとも遠かった方々が深い理解者になってくださって
るような状態なんです。こういうのって本当に嬉しいですし、こういうのがあるから人生
あきらめちゃ駄目ですね。
ひょっとしたらこれは私自身の人生上の試練だったのかも知れないって今では思っていま
す。
で、こういう経験をしてこそ、人は大きくなっていくんだと思います。
[1999年12月3日 22時58分1秒]