お名前: 林 隆
又、投稿します。
私自身、あの時の事を思い出すと全く持って愚かな事をしていたもの
だと思い、確かに一日も早く専門家に見せに行った方が良かったと思い
ます。けれども、悪霊と断定したのはT女史であり、又両親も霊が付い
たと信じていて、どうしても払って欲しいという願望がとても強かった
のも事実です。
O君がどういう病名であるかは専門家に任せるとして、最近のそうい
う分野は薬にしろ、メカニズムにしろ随分発達してきたように思います。
でも、それ以前の人達それはつい少し前のアメリカでも、牢屋のような
場所に押し込めたり、日本だって看護士が暴力事件を起こしたというよ
うな事がよく新聞に載っていたことだと思います。
別の言い方をすれば、現代社会がもっとも取り残されてきた問題が、
こういう心の世界の探求だとか、解明であったように思います。それだ
から、J会のような存在、過去の宗教とは違うけれども、そういう穴の
あいた部分を補うというのでしょうか、そういうような役割はかつての
J会にはあったのかもしれません。それが、証拠に初期の頃は、医師の
方も多かったように思いますし、特に日陰の医療のように思われていた
精神科の人達は熱心にメッセージを読んでいたことを覚えています。
それだから、ここに集まっている人の多くはかつては本当に心が救わ
れたとか、そうでなくても何か自分の心の安らぎになったという体験を
お持ちの方が多いのではないでしょうか。でも、今のJ会は例えるなら
ば、以前命を救ってくれた友人が今度はそのことをネタに色々ゆすって
くるとでもいうのでしょうか。それだから、どこかで戦おうという意思
を持たなければ相手はいつまでも会員からのゆすりやたかりを続けよう
とします。そうなれば、もうヤクザ組織と全く同じです。
私が、この悪霊払いの体験を書いた本当の理由はO君とT女史がとて
も似ているという事、それは私への評価、
「お前には、強い霊団が付いている。3百や4百はあるか。」
という言葉や、「消滅!消滅!消滅!消滅だ。」という最近の彼女の言
動やメッセージを見てもまるで何かの生き写しだと思うのは私だけでし
ょうか。
人間の精神世界は、私はそんな単純なことではないと思っています。
そんな中でJ会のような存在は、自分の心の世界から受け入れるには容
易でも追い出すには、私自身の経験からも並々ならない苦痛や努力がい
るのだと思います。そういう理由からは私は、色々な方が仰っているよ
うにオウムやライフスペースのようなものと全く同じようにカルト宗教
だと思う姿勢は今でも変わりません。
社会的な役割を終えたものは、やがて消滅し無くなっていきます。
時代の価値観はとても刹那的なものですから、一時的にどれだけ持ては
やされようとも、人々は価値が無いと思うと一気にその場を立ち去って
いきます。そういう中で何故J会は存在し続けているのだ考えられた方
もいると思います。私など、辞めて暫くした後で雑誌がいまだに発売さ
れているのに本当に不思議な気持ちになりました。
私は、個人的な意見をいうならば今の惨憺たるJ会を見るのも、それ
ぞれの心の中にあるT女史やJ会そのものを完全に否定しなければ、私
がどれだけ内部の事を話そうとも本当の所は解って頂けないものだと思
っております。只、人には理解する時間が必要ですし、自分の気力が続
く限りお付き合いしていこうと思っています。でも、私のJ会にいた立
場を考えればそれが当然の報いといいましょうか、最低限の私のJ会へ
の仕事だと思っています。
人によってはJ会を否定することは即ち自分の人生を真っ向から否定
するような立場になる人もいるかもしれません。でもJ会をどれだけ肯
定していっても、今は悪くなる事はあっても良くなる事は、何一つあり
ません。ましてT女史だけが自分の事を解っているという希望も残念な
がら、私くらい彼女に近づいた人間でも、ほんの僅かな短い時間しかそ
れらしいものを味わう事は出来ませんでした。そしてT女史の人間性は
まさに複雑怪奇そのものです。
彼女は中々人を信用しませんが、一旦信用した人間にはどうしようも
ないくらいの不可能な要求をしてきます。その事で大抵の人は潰れてし
まいますが。
一体、彼女が心から望んでいたものはなんでしょう。T女史こそ心か
ら神を求めていた人間なのかもしれません。けれども、彼女は神や天使
に会ったという証拠は何処にもありません。求めていた事と実際に会っ
たという事は、全く意味合いが違います。その辺りを混同すると彼女の
評価が曖昧になっていきます。
では、又。
[1999年12月21日 14時51分35秒]
お名前:
JUBILOSO URL
林隆さん、こんばんは。
林さんにこのようなことを書くのはまさに釈迦に説法のようで気恥ずかしいのですが、
悪魔の憑依と一見思われるケースの大部分は精神上の疾患であることは現代では常識
になっていますね。
支離滅裂なことを言ったり、馬鹿力が出るといった症状だけでは悪魔の現象とは断定
しきれません。
このOさんの事例も恐らくは天上界メッセージを「ただすがるもの、心の拠り所にす
るもの」という気持ちで深入りしていくうちに精神面に悪影響が生じたのだと私は思
います。
「消滅」とか「霊団」とかいった台詞も天上界メッセージや他の心霊関係の本などか
ら吸収した言葉が出たものでしょう。
私ならこのようなケースならば、まず信用がおける精神科のお医者さんに診ていただ
くようにしますけど。
それにしても千乃先生が林さんに悪魔払いの指示を出されたというのは衝撃的なお話
です。
悪魔憑きの事例はバチカンの記録でも極く少数にとどまってますし、エクソシストと
して認定されてる方々もごく限られてます。
真正の悪魔憑きの場合は命を賭してことにあたることも決して珍しくありません。
真正のものの記録では不可思議な学習したことがない複数の言語で罵ったり、信じら
れないようなものを吐瀉したり、物体が飛び施術者に襲いかかることや憑依者が宙に
浮くことさえ(オウムの瞑想中の跳びはねなど問題外!)もあります。
また聖的なものとされるもの(聖書、聖遺物、十字架等)を異常に嫌うのも特徴です。
とにかく真正なものの場合は精神疾患と片づけられない想像を絶する現象がある上に
素人には決してまかせられない危険性があります。
わたしが今回のケースを読む限りにおきましては、Oさんは魔物の憑依などではなく、
心の奥底で救いを求められてたのだと思います。
その意味において林さんがOさんの話をうまく返してあげられてないことが私は気にな
ります。
Oさんにとって本当に必要だったのは悪魔払いなどではなく、正しいカウンセリングだ
ったのではないでしょうか?
[1999年12月21日 0時2分11秒]
お名前:
林 隆
タイトルを見られて驚かれた方もいるでしょうが、私が実際J会
で体験した内容をお伝えします。それが、事実であるかどうかは、
どうかそれぞれ個人でご判断して下さい。
いみじくも後継者という立場を立たされた私は、ある時、全く予
期もせぬ、悪霊払いの儀式を行う事になりました。
その方はご両親ともJ会に古くから入っており、それが原因とい
う訳ではないでしょうが、ご子息が完全に悪霊が付いたような状態
になったという事でした。私は、それを自宅である方から聞いたの
ですが、近日中にも、T女史の所に行って悪霊を追い出すとの事で
した。
私は、それまでにもT女史がそういう事を過去において行ったと
いう事を本の知識によって知るのみで、内部を相当知るようになっ
ても、悪霊払いのようなものを彼女がやっているという事は聞いた
事がありませんでした。
否、むしろそういう類のものはメッセージでもまやかしだとか、過
去の遺物みたいな書かれ方をしていたので、私だけでなく他の幹部
もその時、本当にT女史が狂ったその青年を自分の部屋に招きいれ
て、そういう儀式みたいなものを行うのかどうか、疑問というか疑
念といいましょうか、そういう気持ちになった事をよく覚えていま
す。
もっとはっきり言えば、何故今頃になってそういう事を彼女がや
らなくてはならないのかが解りませんでしたし、仮にT女史がそれ
をやったとして、J会の宗教と科学を一致する云々という事とどう
いうふうに結び付けていくのか、会の方針としても又スカラー波の
検証みたいな事をしていた時期だけに余計にそれは招かざるもので
あるように感じたのです。
その時のもう一人の幹部、と言ってもA君は私と同じ年齢でT女
史には好かれていた反面、内部では彼の人望の無さといいましょう
か、何でもT女史に話してしまう軽さみたいな所があったようで、
そのことが災いしてJ会のその他の責任者の人達からは、余り信用
されている印象はその時の私にはありませんでした。
それだから、当事T女史と面と向かって話すのは私とA君だった
と思いますが、表立って話すのが私であるなら、A君は皆が見えな
い所で話すとでもいいましょうか、又、彼女も私と彼の両方の情報
をつかみながら会の詳細な状態を把握していったのだと思います。
話しは元に戻りますが、私がA君と今度の悪霊払いについて話し
合った時も、彼もどちらかというと否定的な意見でした。けれども
彼はそういっておいて、T女史と1対1で話し合う時はよく全く逆
の事も言っていたように思います。つまり、ここからは私の想像も
ありますが、
「林さんは今度の事にちょっと否定的な感じをお持ちです。」
というような事を言ったのかしれません。事実、A君はJ会内部
の人間であっても常に疑うという立場を取っており、彼の意見も
加わって厳しい処分を出された人達も多くいると聞きます。妙な
例えをするなら、A君がT女史の裏の顔であると言っても過言で
はなく、それだけに、彼と初めて会った時にT女史の非難を平気
で話す態度には驚きました。
尤も彼はそういう事によってT女史との人間的な親密さを表し
ていたのかもしれませんが、反面直ぐに、彼のそういう意見に同
調する人間には彼は要注意人物として、T女史に報告していただ
ろうと思います。
私は、元来スパイみたいな行動が好きではないのでこれ以上彼
の事は調べようとしませんでしたが、それから暫くして、T女史
に「いみじくも後継者ならば、悪霊払いをやって欲しい。」
と言われたのです。
このいみじくもという言葉は私にとっては今後もこのような形
で使われる事が多かったようにおもいます。
ところで、思いもかけない仕事を仰せつかった私は以前に誰か
このような仕事をした事があるのかどうかを、出版社は勿論、古
くから居る責任者の人達にも聞いて回りました。けれども、誰も
悪霊払い等やったのは見た事もなく、例えT女史さえもそれを人
前でやったのは見た事が無いというのが大半の意見でした。
誰もやった事の無いものを何故私にT女史はやらせようとした
のかは解りません。仮にそれが私の後継者への登竜門みたいなも
のであるにしても、私はそういう部分で評価される事について強
い反発を感じました。それに、どうして彼女が今更になって、悪
霊払いみたいな事をするのか全く解りませんでした。
当事、私の側近の一人にM君がいまして彼に事情を話すと彼も
悪霊払いについてはおかしいと言いましたが、当事者のお父さん
にはかつて随分会の中で世話になったらしく、私としても彼とし
ても情けないがやるだけやってみよう、という事になっていまし
た。
私は、あるホテルの一室を悪魔払いの部屋にし最初はロビーで
M君と待ち受ける事にしました。
霊という存在は当事はとても信じていたからでしょうか。私は
ロビーにいるだけで、めまいがしたり何度も吐き気を感じました。
全身は鳥肌のようなものが立ち、何か強い破壊的な暴力的なもの
の存在を想像していました。
先に、M君が行って部屋の様子を聞きに行くとその青年は、こ
ういう事態に極度に神経質になっているのか、部屋の中で暴れま
わったらしく最期はホテルの人も手伝って大人5人でやっと取り
押さえる事が出来たという事でした。
私は、その話しを聞いてこの仕事を引き受けた事を後悔しまし
た。けれども既に時遅しです。私は、勇気を振り絞ってその部屋
に向かって歩きだしました。廊下は何か異様な感じがしたのを今
でも覚えています。
部屋に入ると、19歳くらいの青年が手足ともグルグルに縛ら
れておりました。皆さんは、あのエクソシストの映画を想像なさ
っても構いません。もっとも、ベットが一人でに揺れたり、人間
が宙に浮く事はありませんが。
青年の名前は仮に、O君としましょう。彼の目は想像していた
人物よりも遥かに優しい目をしていました。彼はそれまでは暴れ
ていたそうですが、私達が入って来てからはめっきり大人しくな
ったそうです。傍らには、彼の両親が居て、私達はO君の真正面
に座りました。
「ミカエル!、僕に傍にいてくれ。」
最初にそういう風にいったかと思います。そして、私が2言3
言話すと、
「お前には、強い霊団が付いている。3百や4百はあるか。」
と訳の解らない事を私に話しました。その後、私は彼と押し問
答のような事をやりましたが、私はどれとして彼の言動をマトモ
ニ取り合うような事はしませんでした。
私は、それでも彼の言動に怒りを感じて2、3発頬を殴りつけ
ました。すると、かれは私に「消滅!。」
と強く言ってきたのです。
「お前の消滅では、俺はけせないな。」私がそういうと尚も
「消滅!消滅!消滅!消滅だ。」と言って私に体を何度もあて
てきました。
O君とはそれからも何度も話そうとしましたが、結局話し合い
だとか、お互いの気持ちが解ったという事は一度もありませんで
した。時間は夜中の2時を過ぎており、お母さんの方は時折悲し
さの余り、その場で倒れ込んでしまいました。私は、そこで何を
していたというのでしょう。けれども、このままでは埒があかず
J会の会員であり精神科のK氏にみてもらった方が良いというア
ドバイスだけ残して私達はその場を立ち去る事にしました。
只、帰り際最期だけ車に乗り込む時に
「お父さん、助けて。お父さん、助けて。」
と何度も涙を流しました。それまでは、頑として自分がミカエル
の本体である事や、天上界は自分にあるといいはっていたのに、
急にそういう風に変わった事が今でも心に強く残っています。
今考えると彼は多重人格者であったのかもしれません。余り本
人の事を詳しく書くのは避けようと思いますが、彼は受験も失敗
し、何もかも上手くいかなくなってメッセージ集を読むようにな
ったとその時聞きましたが、彼にとってはT女史やJ会の存在は
最初こそ心の拠り所であったかもしれませんが、最期は身も心も
滅ぼしてしまう存在になったようです。
この事を皆さんはどうお考えになるでしょうか。
[1999年12月20日 16時19分19秒]
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