koujiさん、こんばんは。
私も今の少年法は改正すべきと思います。
今の少年法は貧しく生活に追い込まれた少年少女のやむにやまれぬ犯罪を裁くことを前提
として作られており、今とは社会的な背景が全く異なった時代の産物です。
戦後すぐ親と死に別れ、身寄りがなく万引きしなければ飢えて死ぬしかない位に追い込ま
れた少年を裁くのと、今の物質的にはなんら不自由がない家庭の子で5000万円の恐喝
をやった挙げ句、相手を殺してしまおうと計画して良心の呵責すら感じない少年を裁くの
とではその内実にかなりの隔たりがあります。
さて、今の17歳前後の世代の少年少女の犯罪が立て続けに起こっていますが、もちろん
この世代の少年少女が皆おかしい訳ではありません。
ただし、戦後の教育や躾が今の子供達に深い影響を与えていることもまた否定できないと
思います。
今の躾、教育は母性愛に傾き過ぎ、父性が見えません。褒めることや抱擁はあっても叱る
ことが極端に少ないのです。
これでは善悪を把握できず、規律を理解できない人間が出来上がります。
バスジャックの少年も目立ちたい、親に認められたいという気持ちが犯行のきっかけにな
っています。そこには善悪の判断が存在しないのです。
[2000年5月17日 1時36分10秒]