記事タイトル:忘年会で大爆発! |
忘年会でのKさんとの対話で、アバドとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が来日して マーラーの交響曲第3番を演奏したことが話題として出ました。 この曲、第5楽章に少年合唱を起用している曲なのですが、3人の天使が使徒ペテロの 十戒を踏みにじった罪が晴れた、許された、そして至福への途が整えられたと歓呼する歌詞 となっています。 更に、これに続く第6楽章(最終楽章)の曲想はもう(演奏によっては)大抵の人を泣かせ かねない幸福感あふれるクライマックスを築いています。 アバドの同曲の演奏は、最終楽章の救いが他に類例を見ないほどに感じられる清潔感あふれ る演奏であり、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とCDをグラモフォンから出していま す。(来日時はベルリン・フィルでした。) ただ、個人的にはショルティ指揮、シカゴ交響楽団のCD(ロンドン)が気に入ってますね。 感情過多ではなく、広大なダイナミックレンジを重視した迫力ある演奏で、泣かせる要素は少 ないのですが、もう曲の構造がとても読みやすいんです。スコア片手で楽しめます。 感動路線では、マーラーの第9でボロボロに泣かせてくれたカラヤンやバルビローリやワル ターがこの曲をスタジオ録音しなかったのが、もー残念でなりません。[1998年12月13日 1時20分50秒]
昨日、私の音楽仲間との忘年会があり、しゃぶしゃぶをつつきながら盛り上がりました。 合唱団出身でオペラファンのKさんの横の席に私は座り、今年の音楽関係の話題に花を 咲かせました。 Kさんは最近、私に感化されて「歌もの」に限らず、ブラスアンサンブルや管弦楽曲に ハマッています。そういやラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲のCDを Kさんに貸したのが始まりだったんですね。ちなみにこの曲、オーケストラ関係者からは 怪奇現象が起こる四谷怪談みたいな曲だと恐れられています。体調を崩すオケマンが多々 でるというジンクス?があるんです。でも、普通に聴くぶんには何ら不気味でも奇怪でも ない色彩感あふれる名作なのです。 Kさんは私に「何か面白い曲ないか?」と話をふってきます。私は本当はジャズをKさんに 紹介したいのですが、「ジャズなんてわかんねー。」と聞く耳持ちません。(あらら〜) 去年は合唱団ネタということでマーラーの「交響曲第3番」やオルフの「カルミナ・ブラー ナ」といった合唱入りの曲のCDをKさんに貸し、Kさんは両曲にハマッてしまいました。 今年はブルックナーの「交響曲第8番」でも貸そうかな?と思っています。(合唱ないけど。) Kさんは楽器ができないのでバンド仲間ではないのですが、音楽愛好者の仲間で、違うジャン ルの方とのお話って刺激になってよいですね。 結局、Kさん達とは朝まで飲み明かしてしまいました。[1998年12月12日 23時52分12秒]