記事タイトル:ちょっとオタクな話題(^^; |
一つ前の投稿で「リアルタイム・再放送を問わず」なんて書きましたが、リアルタイム だと言えるのは、この中では一休さん位なものですね。よくよく見てみると。(^^; あと、前の投稿で挙げた作品の中には入れませんでしたが、藤川作品でほぼリアルタイ ムで観た作品の中に、劇場用映画の「ウインダリア」(1986年・東宝/カナメプロ ダクション)というアニメがあります。 非常にマイナーな作品で、悲劇性が強いラストが嫌というお方も多々いらっしゃるため、 賛否両論がありますが、きっと観た後に優しくなれると思います。 全体主義的で兵隊の倫理観が堕落している国家(どっかの国みたい)と神秘主義&のほ ほん平和主義の国家(どんな国ぢゃ)とが戦争状態となり、地理的に丁度間にある国家 が(日本を暗に示してるんじゃないだろな?)その戦争に巻き込まれ、それぞれの国に 住む若者達の運命と愛が揺れ動くといったストーリーです。 この映画を観た時、ガキだったとはいえ今より遥かに純情だった私は「こんなのでいい のか。」とぼろぼろ泣かされてしまいました。主人公の可愛い奥さんのラストでのいじ らしさはもう催涙弾攻撃もいいとこです。(でも、今観たら「やっぱお子ちゃまだった んだなー。」とか可愛くないことを言いそうな私です。)(^^; とは言うものの、隠れた作品ということで、どこのレンタルビデオ屋さんにもビデオが ないんですが・・・・・。(どこでもいいから復刻してくれ〜!!) キャラクターデザインは、あの「ブレンパワード」のいのまたむつみさんです。 いのまたむつみさんといえば、萩原一至さんやうたたねひろゆきさんもいのまたさんの 絵から多大な影響を受けられたとのことで、一部には熱狂的なファンがついていらっし ゃると聞きます。 そのいのまたさんの典型的オタク美少女風の絵がまた現実離れした感じで、藤川桂介氏 の童話めいた、しかしシリアスなストーリーに華をそえてます。[1999年4月27日 0時57分34秒]
この掲示板での話題としてはちょっとどうかな?と思ってしまう話題なのですが、まぁ 当掲示板は「話題は自由」ということでここに書きます。 先日「藤川桂介傑作TVシナリオ集 熱い想いをもう一度・・・・・・」藤川桂介著/風塵社 という本を本屋さんで発見し、買って読みました。 藤川桂介氏はテレビの特撮番組やアニメのシナリオを長年お書きになられてたお方で、今は ファンタジー・伝奇ロマン系の小説執筆を中心としてご活躍されていらっしゃいます。 手がけられた作品はおもだったものだけでも以下の通りで、このジャンルでの脚本家の方の 中では別格的なお方であることが分かります。 <執筆作品群> 「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「快獣ブースカ」「ムーミン」「マジンガーZ」 「グレートマジンガー」「鋼鉄ジーグ」「天才バカボン(一番最初のアニメ版)」「キ ューティーハニー」「宇宙戦艦ヤマト」「がんばれ!!ロボコン」「銀河鉄道999」 「一休さん」「鉄腕アトム(昭和50年代リメイク版)」「六神合体ゴッドマーズ」他多数 実を申しますと、私がこの中でリアルタイム・再放送を問わず、TVあるいはVTRで観て 詳しく知っているのはウルトラマンシリーズとヤマトと一休さんとバカボン位のものなので すが、この作品群を見ただけで、日本の特撮やアニメ界を藤川氏が支えられてたということ が分かり、驚かされてしまいます。 で、今回紹介させていただく本は、藤川氏の脚本のハイライト集とも言うべきもので、読ん でいて本当にわくわくさせられてしまうのです。特に「銀河鉄道999」の第16話の脚本 は白眉というべきものに仕上がっています。(私は999を観たことが無いので、これは是 非ビデオを借りて観てみたいです。) 藤川氏の脚本の傾向は、悪に立ち向かう勇気と誠実さ、真の優しさとユーモアに裏付けられ た暖かさが根底に流れていることです。同作品の他の脚本家の方々とは何かが違うと思わせ るものがあります。(「ヤマト」は他のスタッフ、特に監督によってミソがついてしまった 残念な作品ですが、事実上、このアニメの真価は松本零士氏の作画・原作と藤川桂介氏担当 箇所の脚本・アイディアでもっていたようなものです。) 今、藤川氏はアニメの脚本執筆活動からは離れられてるようですが、藤川氏が離れられてか らの日本のアニメ界は一部の作品を除いて低迷状態にあるのが誠に残念です。恐らく、今の 子供達は最近のアニメ番組に内容がないことを敏感に察知し、ゲーム等に興味がいってるの ではないかと思います。 私は藤川氏の新作アニメが是非とも観たいなぁと密かに思っています。 (・・・と、思いっきりオタクな話題にしてしまったJUBIなのでした。)((((^^;[1999年4月24日 23時18分14秒]