記事タイトル:憤慨 



お名前: JUBILOSO    URL
この事件の悲劇は、誰も岳ちゃんを殺すつもりはなかった(と、恐らく全員が言うこと
でしょう。)けれど、自分の心に負け、自分の都合だけを最優先させてしまった結果、
小さな命が失われてしまったことにあります。

今の世の中、自分の都合をいかに優先させて幸福になるかという価値観で動いてきました。
ここで私達一人一人に反省すべきことはないでしょうか?
この事件はもはや当事者のみの事件ではないと私は思うのです。私のことも含めて。
そして、幸福とは何かをはき違えて今日まで過ごして来られた方々には、特に考えていた
だきたいのです。何かを忘れて今日まで歩んできてはいないかと・・・・・。
[1999年5月6日 2時46分12秒]

お名前: JUBILOSO    URL
群馬県館林市でこの5月3日に盗難車の後部座席に乗っていた幼児2人が栃木県足利市の
松田川ダム近くに置き去りにされた事件で、行方不明となっていたわずか1歳5ヶ月の男
の子が松田川ダムで水死体となった姿で発見されました。
車の窃盗容疑で逮捕された針生容疑者(30)の供述によると、「車を盗んだ後、10分
ほどして2人の子供が後部座席で寝ていることが分かり、ダム近くでこの子達を降ろした。」
とのことですが、わずか4歳の女の子と1歳5ヶ月の男の子を人里離れた場所に置き去り
にした犯人の無責任さ、思いやりの無さにやりきれない思いを抱かずにはいられません。
4歳の女の子は弟とはぐれて「ママ、ママ。」と泣いているところをやっと保護されたとい
うではありませんか。とても大人の男性として許される行為ではありません。
そして、今回盗難の被害に遭われた田島光央さんご夫婦にこのようなことを申し上げるのは
誠に心苦しいですが、幼児を残して鍵をそのままにして自動車から離れてしまうのは非常に
危険な行為です。これはもう本件に限らず、自動車を運転する立場にある者であれば管理責
任をしっかりまっとうする意味においても、また犯罪や事故防止の意味においても当然認識
されていなければならなかったことです。私は本件においてこれが守られてなかったことが
誠に残念でなりません。
自動車の管理を不完全にした被害者も、車を窃取して幼児を置き去りにした加害者も、どこ
かおかしいです。先日、乳児をコインロッカーに入れて中華料理屋で食事していた母親が警
察から厳重注意を受けたという事件がありましたが、それに共通するものを私は感じていま
す。子供の生命に対する軽視、被害者は親としての、そして加害者は強い立場にいる成人男
性としての自覚・人としての優しさがないことによる悲劇です。
今日は子供の日、本当ならば鯉のぼりをあげ、親は子の健やかな成長を祝い、親としての自
覚・感動をかみしめる日であるはずでした。
天に召された田島岳ちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。
[1999年5月5日 21時30分27秒]

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