同居人シリーズ
第三話A ◆同居人のハイスクール・パニック(前)
「あんたたち…どうして!?」
「おまえ、途中でぶつかったヤツがいたろ? そいつが教えてくれた
んだ。」
「りのちゃん…やっぱりまだ怒ってる?」
「……。」
「戻ってこいよ。男3人で女の子一人追い出したなんて家族に言えな
いだろ?」
「悪かったと思ってる。」
私は、3人の顔を交互に眺めた。そして小さく息を一つついてからゆ
っくりと答えた。
「わかったわ。許してあげる。」
私、結城りの。15才。今年中学を卒業し、晴れて私立の高校へ通う
ことになりました。小学校、中学校とずっと一緒だった親友とは別々に
なってしまったけれど、きっとまた新たな花の高校生活が両手を広げて
私を待っていてくれる…はずだったのよ。
それがどうしてか突然決まった父親の転勤で、母も幼い妹も一緒に出
張先へ行ってしまい、帰ってくるのは3年後。その間留守を任されたの
はいいけれど、私の知らないうちに親同士が勝手に下宿話を企てて、や