709 :私的設定:マユ、ザフト入隊のきっかけ。:2005/07/22(金) 18:06:39 ID:???
「えっ?!レイ兄ちゃん、ザフトに入るの?!」
私は、食卓でレイ兄ちゃんが言った言葉に驚いた。
私は、マユ・アスカ。もともとはオーブに住んでいたごく普通の少女だった。
「あぁ、私とも相談して決めたのだが・・。」
この人はギルパパ。本名はギルバート・デュランダルっていうの。
なんと、プラントの議長さん。オーブでの地球連合との戦闘で、家族を失い、
プラントに来たものの何をすればいいか途方に暮れていた私を拾ってくれた
(なんかこう言うと犬猫みていだけど。)私の恩人。
「なにか、問題があるか?マユ。」
そう言って、ハンバーグを口に入れたのが、レイ兄ちゃん。
本名レイ・ザ・バレル。なんか大昔の漫画に出てきそうなゴージャスな
外見をしている。普段はクールなんだけど、なんだかんだ言って優しい所が
ある。私はそんなレイ兄ちゃんが大好きだ。
まぁ・・、ギルパパの前では形無しだけど。
私は思わず立ち上がって叫ぶ。
「問題あるかって・・、大有りだよ!!軍なんかに入って大怪我でもしたら
どうするの?!・・・・・・それに・・・。」
私は家族を失った。だから・・・・。
「大丈夫だよ、マユ。今は平和だ。それに、終戦条約も締結したんだ。
もう戦争なんておこらないさ。」
・・・・・・確かに、ギルパパの言う通り、世界はいまのところ平和だ。
でも・・、軍っていたら、兵器のテストとかで事故にあうかもしれないし。
それに、また悪い人達が戦争を起こすかもしれない。
やっぱり、レイ兄ちゃんには軍に言って欲しくはない。
しかし、口のうまいギルパパのことだ。
これ以上私が反論してもうまく説き伏せられるだろう。
うーん・・・・・・・・・。
しばらく頭をかかえていると、突然アイディアが思い浮かんだ。
「そうだ!!じゃあ、私もザフトに入る!!」
「え?」
「は?」
二人とも面食らった顔をする。
「それなら、レイ兄ちゃんをいざとなったら助けられるし・・。うん!
二人とも、良いでしょ!!」
「だ・・、だけどね、マユ。いくらコーディネーターって言っても
マユは健康に関する調整しかうけてないんだろう。」
ギルパパがたじろぎながら言う。
「大丈夫、気合でなんとかする!それに、世の中にはザフトで落ちこぼれ
ても一流の傭兵になったって言う人もいるし、うん!大丈夫。」
そう言って私は親指をぐっと立てる。
「しかし、マユ。さすがにマユの年齢ではアカデミーに入れないんじゃないのか?」
うぐっ!!さすがレイ兄ちゃん!痛いところをつく・・。
「だっ・・、大丈夫!!世の中、金と権力だよ!レイ兄ちゃん!!
と、ゆーわけで、ギルパパ。よろしくっ!!ごちそうさまっ!!」
そう言って私は勢いに任せて喋って、そのまま逃走する。
・・・・本当に勢いに任せちゃったけど、まぁ、これが一番だ。
もう、これ以上私は『家族』を失いたくない。
お母さん、お父さん、お兄ちゃん。私、守って見せるよ
717 :続き、私的設定:その頃のファントムペイン(妹が妹なら兄も兄です):2005/07/22(金) 20:03:43 ID:???
「ゲンのばか!!信じてたのに!!」
「ステラー!!!」
なにやらステラが物凄い速さで泣きながら走ってきた。
「ネオ・・・・。(ぐすっ)」
「おいおい、どうしたんだ?ステラ?」
ステラは泣きながら俺に言った。
「ゲン・・・、練成・・、できないって・・。」
「は?」
いまいち意味が解からないんだが、子猫ちゃん?
「あー、ステラ。ネオにそんな事いってもわかんないだろ?」
アウルがめんどくさそうにスティングと共にこちらに来た。
「えーとな、ネオ。今ステラが好きなアニメがあるんだけどな。
その主人公が義手なんだよ・・。だからステラ、ゲンもその主人公
と同じようなことができると思い込んでて・・・。」
スティングが困ったように説明する。
まったく、うちのガキどもはしょうがないな・・。
「ステラ!!俺は君を傷つけるつもりは無かったんだ!!」
「うそつき!!できるってこないだ言ったくせに!!」
「それは・・、ステラがあんな目で見るからっ!!」
・・・・・・・・・・・・あぁ、また上司に怒られるのか、俺?
773 :私的設定,改めほのぼのマユデス。マユとテストパイロット:2005/07/23(土) 21:07:53 ID:???
「こんな女の子がインパルスに?!」
俺は驚いた。以前、風花にあったときも驚いたが、それよりさらに驚いた。
「ジェス、彼女がインパルスのパイロットのマユ・アスカよ。」
ベルに紹介された彼女は笑顔で俺の顔を見つめた。
「インパルスのパイロットのマユ・アスカです!!」
「・・・・・あ、フリージャーナリストのジェス・リブルです。」
呆けた顔のまま答える俺。
『チョットマテ。ワスレルナ。』
足元から声が聞こえる。
「あ・・、ごめん。ジェスさん、こっちが私をサポートしてくれるハロです。」
『ヨロシク。』
なにやら丸い物体が耳をパタパタさせながら言う。
「よ・・、よろしく・・・。」
・・・・・新生ザフトって・・・・?
775 :ほのぼのマユデス。マユとテストパイロット:2005/07/23(土) 21:16:41 ID:???
「マーレはね、本当はインパルスのパイロットになりたかったの。」
「へぇ・・・。」
リーカからマーレさんの話を聞く。
「彼は水中戦を熟知している。それに・・、マユの件は議長がお決めに
なったことだ。」
コートニーが説明をする。
「でもね・・・・。」
リーカが倉庫の外に目を向ける。
『もー、マーレったらだめだよ!!ナチュラルが嫌いだからって取材拒否しちゃ!!』
『うるさい!!お前に何がわかる!!』
『テメー!マユニナニスンダ!!ハナレロ!ヘタレ!!』
『なんだと!?機械の癖に。』
『ヘタレー。ヘタレー。オトコノシットハミットモナイデスヨー。』
『こいつー!!まてっ!!』
『二人とも!!ケンカしないでよ!!』

「なんだかんだ言ってうまくやってるのよね。あの子達、兄弟みたいでしょ。」
リーカが笑いながら言う。
「あぁ、そうだな。」
俺も、同じように笑いながら答えた。
890 :ほのぼのマユデス。マユとラッキースケベ野郎。:2005/07/25(月) 17:15:06 ID:???
「ん、ふっふっふっふっ・・・・。」
思わずにやける私。
『マユ、アヤシイゾ。』
「別にいいじゃん。嬉しいんだから。」
今日は私の晴れ舞台。ミネルバの進水式。
ギルパパはちょっと忙しいらしいが、レイ兄ちゃんやルナお姉ちゃんが
一緒なので、寂しくは無い。
「それにしてもヨウラン兄ちゃん、おそいねぇ。」
『ドコデミチクサクッテンダ。アイツハ。』
ちょっと探しに行こうかな、っと思って待ち合わせ場所にハロ
を待たせて駆け出す。
すると、曲がり角を曲がった瞬間。
「きゃっ!!」
「うおっっと!!」
誰かにぶつかったと思った瞬間、胸をつかまれた。
「おい、大丈夫か?」
水色の髪の男の子。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「このやろーーーーー!!」
「げぶらっ!?」
私のアッパーに変な悲鳴をあげる水色頭。
「てめぇっ!!何すんだよ!!ぶつかった相手にすることか?!」
水色頭が怒鳴る。
「うっさい!!なにドサクサにまぎれて胸つかんでるのよ!!」
「知るかよ!!お前が倒れそうだったから支えてやったんだろ!!
そもそも、そんな小さいの触っても胸だって気付かねぇよ!!」
・・・・・・・・・・・・パリーン。
頭のなかで、何かが弾けた。




「・・・・スティング・・アウル・・・ほっといていいの・・・?ぼこぼこ・・。」
なにやらガキにもの凄い勢いで殴られるアウルをみて言うステラ。
「ステラ、あいつは馬鹿をやったんだ。馬鹿を。まねしちゃいけねぇぞ?」
「うぇーい・・・。」
本当にわかってるのか?
「まだ時間あるからゲンとかネオに土産でも買うか。」
プラントでも、饅頭とかキーホルダーとか売っているのだろうか?
「・・・・・・・アウルは・・?」
「ほっとけば大丈夫だ。あいつもファントムペインの一員だから。」
まぁ、確証はないけどな・・・・。
921 :ほのぼのマユデス。マユと強奪者。:2005/07/26(火) 19:16:50 ID:???
緊急出動だ。私はいそいでコアスプレンダーに乗り込む。
ハロも速やかに自分をコアスプレンダーにセットする。
すると、画面に一人の男の人が浮かび上がった。
ハロだ。ハロは私のサポートユニットであり、私の兄の思い出と
兄の携帯のデータから作ったロボット。その意識は人間となんらかわりない。
まぁ、そんなもんだから、本人はこのかわいらしいハロの姿が気に入らない
らしく(なんたってお兄ちゃんの性格だから)
MSなどのPCにセットしたときは自分を人間にしたイメージを画面に出す。
本人は『セメテ8シショウミタイナスガタダッタラマダダキョウシタ。』
と言っていた。ていうか、8ってジェスさんの擬似人格CPだよね?
いつのまに弟子入りしたんだ、お前は。
『マユ、アイテはアビス、ガイア、カオスをゴウダツ。
マーレ達はジュウショウだけど、カロウジテ一命はトリトメタ。』
「その強奪した人って?」
コアスプレンダーのボタンを押しながら聞く。
大体の準備はハロがやってくれるので、私は本当に最低限のことだけやればいい。
『ナンデモ監視カメラが不調ダッタラシクテ、カクニンできたのはダイタイの
シルエットと・・。』
「シルエットと?」
『ぷらんと饅頭の袋をモッテイタとイウコトダ。』
・・・・・・・・・・・は?
『アト、ミヤゲヤの袋トカナ。』
・・・・・・・・・・・。
メイリンの声が聞こえてきた。
『コアスプレンダー、発進。どうぞ!!』
「・・・・マユ・アスカ、コアスプレンダー!行きます!!」





空中で合体し、地に下りるインパルス。
ビッっとエクスカリバーを構え、こう叫ぶ。

「本当に強奪が目的だったの?!あんたたちは!!」

938 :ほのぼのマユデス。ゲンと、おみやげ。:2005/07/27(水) 12:27:02 ID:???
注:ゲンが激しくおかしいです。

「「「ただいまー!」」」
「お帰り、子猫ちゃんたち。」
ステラ達が作戦に成功して帰ってきた。こちらには先にスティングが戻ってきた。
「はい、これ。ネオに酒な。艦長には饅頭。」
「ありがとな、スティングvへぇ、なかなか高級な酒みたいだな。」
ネオに土産を渡すスティング。・・・・・・・。
「なぁ、スティング。俺には?」
「あぁ、ゲンのはステラが持ってる。ステラ達は整備の奴らに土産を渡しに
言ってるから、待ってろよ。」
そう言って俺の頭をなでるスティング。
「ガキ扱いするなっ!!第一、俺のほうが年上かも知れないだろっ!!」
「おー。怖い怖い。」
ネオがひやかす。まったく・・・。
「ゲン!ネオ!」
ステラの声が聞こえて、後ろを振り向くと・・・・・。
ステラはぶかぶかの犬耳付帽子をかぶっていた。
「ぶっ!!」
「おい!!ゲン!!」
鼻血を吹く俺にティッシュを差し出すスティング。
「・・・何やってんの・・?」
冷ややかな目でアウルに見られた・・・。
「ゲン・・、大丈夫・・・。」
ステラが心配そうにこちらを見てくる。
うっ、上目でみないで・・っ!!
「離れろ!!ステラ!今のゲンは獣なんだ!!」
そういってステラを俺から引き離すスティング。
「でも・・、ゲン・・・・鼻血・・・・。」
「ステラ!騙されるな!!」
・・・・・好き勝手言ってくれるな・・、スティング。
「何だよ!!ステラを俺に取られたから嫉妬ってわけか?!男の嫉妬は醜いですよ!!」
「うるさい!!お前みたいな仮面野郎にステラをやる分けにはいかん!!」
「妹さんを僕にください!!」
「認めん!認めんぞぉ!!」


「ネオーv」
「よしよし。」
「腹減ったー!食堂行こうぜー。」

「「ステラァァァァァァァ?!」」

結局、ネオに取られてしまったとです。ゲンです、ゲンです。ゲンです・・・。
ちなみに、俺のお土産はざふとくんストラップでした。
あんま可愛くないとです・・・・。
ゲンです、ゲンです、ゲンです・・・・・。

973 :ほのぼのマユデス。子供からみたMA形態。:2005/07/28(木) 13:42:14 ID:???



『マユ!!大丈夫?!』
「ルナお姉ちゃん!!レイ兄ちゃん!!」
よかったー、さすがにあの三機相手はきつかったんだ。
なんか、助けてくれたザクの人もやられちゃったし。
『マユ。俺達はあのMSについて詳しく知らない。教えてくれないか?』
さすがレイ兄ちゃん。冷静だ。あ、でもギルパパが船に乗ってるらしいから
暴走するかも、くわばらくわばら。
「えっとねー、たしかガイアは地上での戦闘で犬の姿に変形する機体で・・。」
『『ふむふむ。』』
「でもって、アビスは水中で・・・三葉虫の姿に・・・。」
『『三葉虫?!』』
「で・・、カオスは・・んー、宇宙で謎の宇宙生命体になる。」
『『謎の宇宙生命体?!』』
「うん、でもここじゃ変形しないと思うから大丈夫だよ。」
『『・・・・・・・・・・・。』』
・・・・あれ?二人とも?
『マユ、俺の方カラデータを送ってオク・・。』
ハロが呆れたように言う。
「え・・?私の説明間違ってた?」
『間違ってハ無いけどサ・・・・。』


35 :ほのぼのマユデス。マユと歌姫と前髪。:2005/07/29(金) 22:01:02 ID:???
「「「「ラクスーっ!!」」」」」

『皆さーん、ありがとうv』

「ミーアお姉ちゃん、がんばってるみたいだね。」
『アァ、ホンモノヨリニンキアルンジャナイカ?』
ハロと二人でこっそり話す。
ギルパパの関係で、私はミーアお姉ちゃんの本当のことを知っている。
ちょっといけいけな所はあるけど、本当はがんばりやでやさしいミーアお姉ちゃん。
『オ、ハイネガキタゾ。』
「あ、ハイネ兄ちゃん!」
ハイネ兄ちゃんはギルパパが任命したフェイスなんだ。
何かとハイネ兄ちゃんは我が家にくることが多くて、メイドのお姉さん達が
キャアキャア言ってた。
なんか『ぎるれい』とか『ぎるはい』とか分けの解からないこと言ってたなぁ。
「よぉ、マユ。元気か。」
「はいっ!元気ですっ!」
ビシッと敬礼をする。
「ねぇ、あのザク。ハイネ兄ちゃんの新しい機体?」
私がそう言うと、ハイネ兄ちゃんの表情が固まった。
「何だって・・・・。いいかマユ。あれはザクじゃないんだ!グフなんだよ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・変わんないじゃん。」
私は思ったままに言っただけなのに。
「こんのたわけぇぇぇぇぇぇっ!!いいかっ!よーく聞いとけよ!!」
その後、私はハイネ兄ちゃんによる『ザクとはちがうのだよ、ザクとは』講座
をえんえんと聞かされた。
でも・・、らんばらるとれんぽうの白いなんちゃんらとかよく解からない
単語ばっかだった。
今度ギルパパに聞いてみよう。


36 :ほのぼのマユデス。マユと歌姫と前髪。:2005/07/29(金) 22:12:51 ID:???
つづき。


「アスラーンv会いたかったですわーv」
そう言ってアスランに抱くつくミーア。
・・・・・・・・ををぅ、なにやらルナ姉ちゃんが鬼の形相だ。
うーむ、ここは子供としてなんとかしなくては・・。
「ラークスっv」
そう言って私はラクスに抱きついた。
「あら、マユ。お元気でしたか?」
「うんっ!ラクスも元気そうで嬉しいっ!」
そう言って私はミーアに笑いかける。
「ねぇ、久しぶりにあったんだし、今日ラクスの部屋いっていい?」
「え・・・?」
私の言葉に一瞬たじろぐミーア。
よしっ、ここはとどめの・・・。
「ねぇ、だめ?」
必殺、某チワワうるうるアッタク!!
「・・・・・・解かったわ。私の部屋に来ていいですわよ、マユ。」
「やったぁvラクス大好きーv」
そう言ってラクスにさらに抱きつく。
よしっ、これで最悪の事態はまぬがれたっ!
82 :ほのぼのマユデス。マユとミーア。:2005/07/31(日) 00:49:19 ID:???
「じゃ、女の子の話するからハロは外出ててね。」
『オイ!マ・・。』
バタンッ!!
「マユ、良かったの?ハロ追い出して・・・。」
「いーのっ!!今日はミーアお姉ちゃんに色んな話聞きたかったし・・・。」
そう言ってミーアお姉ちゃんの腕に抱きつく。
「ねぇ・・、マユ?私の歌、どう思う?」
急にまじめな顔をして聞いてくるミーアお姉ちゃん。
「・・・?どうして?」
「あのね・・、ファンレターにこう書いてあったの。『昔のラクス様の
方が好きです』って・・・。」
・・・・・・・・・・・。
「あのね、やっぱそう言うのって人の好みだと思うから・・私はとやかく言えないけど
少なくとも・・・私はミーアお姉ちゃんの歌、好きだよ。」
「・・・・・・・ほんと?」
「うんっ!たしかに、ラクスさんの歌は綺麗で癒されるけど・・・・
なんか本当に天使の歌声って感じで・・・・なんかどこか壁みたいな物
感じるんだ・・、でもっ、ミーアお姉ちゃんの歌は親しみやすくて元気の出る歌なんだ!」
そう言って私は満面の笑みを浮かべる。
「マユ・・っ!」
突然、ミーアお姉ちゃんに抱きつかれた。
「ちょ・・、苦しいよっ!」
「マユ・・・、ありがとう・・・。」





「ところでさ、あの衣装はもうちょっとどうにかしたほうが・・。」
「あれ?あれ、議長のデザインらしくて・・・・・。」
「・・・・・・・・OK。そんなギルパパ修正してやる。」
86 :ほのぼのマユデス。その頃のシンハロ。:2005/07/31(日) 01:06:44 ID:???
トントンッ・・。
「はーい。」
俺がドアを叩くとアスランが出てきた。
「あれ・・、誰もいない・・?」
『シタデス。』
「あ・・・、シンハロ。」
『ドウモ。』
アスランは不思議そうに
「どうして、こんな所にいるんだ?マユは?」
・・・・・・・・・・・・・・。
『マユニ・・・ッ!ミー・・ラクストハナスカラデテケッテ・・・ッ!』
「・・・解かった、とりあえず中に入れ。」

「誰だったんだ?アスランって、ハロ!」
『ハイネ?』
よく見たらレイもいる。どうしてこの二人がアスランの部屋に?
「いやさ、俺今度ミネルバ行くってお前なら知ってるだろ?」
あ、そういえばそんなこと議長が言ってたな・・。
「だからさ、親睦を深めようと思ってここに来たわけよ?」
「俺は止めたんだが、この人が聞かなくてな・・。」
なるほど、レイもハイネに何回か会った事があるからな・・。
レイを通じてアスランに会いに行ったてわけか。
「よーし!!お前がきたらちょうど二つに分かれるな!」
『ナニヲスルンダ?』
「花札。」
これまた古風な・・・・。



88 :ほのぼのマユデス。その頃のシンハロ。:2005/07/31(日) 01:08:59 ID:???
「よしっ!俺とアスランのチームは月見酒だっ!!」
『オレトレイは『三光』ダ。』
「なにぃっ?!あぁ、もうやめやめ!!次はドンジャ○だ!!」


「おい、アスラン。のび○くん捨てろよ。」
「そう言うハイネこそジャイ○ン、持ってるんだろ?」
『(こい・・!!しず○ちゃん!!)』
「ドラ○もんがそろいました。」
『「「うそっ?!」」』


「どうだっ!!スリーカード!!」
「・・・・・ツーカードだ。」
『・・・・ブタ。』
「・・・こちらもです。」


「革命だ!!」
「何だとぉ?!アスラン・・、お前・・。」
『レボリューションハハイネノオイエゲイダッタな・・・。』
「くっ!アスラン!あなたと言う人は!!」



その後、三人と一体は徹夜で倒れているところを向かえに来たルナマリアに
発見された。
コーディネーターでも、機械でも、休むときは休まなくちゃなって思った。
うぇー・・・。バッテリーの切れかけで気持ち悪い・
185 :ほのぼのマユデス。マユと久しぶりのギルパパ:2005/08/01(月) 22:03:43 ID:???
注:なんか時間軸がめちゃくちゃですが、気にしないでください。


「ギル!!」
そう言ってギルパパに抱きつくレイ兄ちゃん。よし、私も・・。
「ギールパパっv」
そう言って、私は

ラリアットをかました。

「ガハッ!!」
「議長?!」
「ギル?!」
ギルパパに駆け寄る皆。
「いやぁ・・、強くなったね・・マユ・・。」
「・・・・ギルパパ、鈍ってるなぁ・・。前なら交わせたでしょ?
いくら議長さんの仕事で忙しいからって、運動をしなくちゃだよ?」
「ハハハハ・・、マユは手厳しいな・・グハッ!!」
爽やかに笑いつつ咳き込むギルパパ。
「ギルーーーーーーっ!!!」
ギルパパに駆け寄るレイ兄ちゃん。
「大丈夫だよ、レイ兄ちゃん。ギルパパのことだから
なんか赤いもの持たせとけば通常の三倍で直るから。」
「それもそうだ。」


「なぁ、アスラン?」
「なんですか?ヴェステンフルスさん?」
「あいつらって、いつもあんな感じなのか?」
「・・・・・・・・・・・・はい。」
194 :ほのぼのマユデス。マユと幽霊 そのいち :2005/08/02(火) 19:53:41 ID:???
「それは・・、私がトイレに行こうとした時だった・・・。」
私がふと廊下の先を見て見るとなにやら誰かいる。
だれかな・・と思ってみていたが、よく見ると背が高く髪が長い。
ここのクルーにそんな奴はいない。私はそいつに近づいた、しかし
そいつは逃げ出した。私は追いかけたんだが・・・そいつを追いかけた先は
行き止まりで・・、そこには誰もいなかったんだ・・・。
「うそーっ!!」
「マジかよ・・。」
「こわっ!!」
次々に皆から声が上がる。
「あのー、アーサーさん。それって本当なんですか?」
思わず私は問い返す。
「あぁ、本当だ・・。もう私は怖くて怖くて・・・。」
・・・・ぶるっ!本当なんだ・・・。
「どうしたんだ?皆」
「あ、レイ。」
レイ兄ちゃんが騒いでる私達を見てこっちに来た。アスランさんもいっしょだ。
「あのね!お化けがでたんだって!!」
「・・・・お化け?」
アスランさんが問い返す。
「はい。なんでもアーサー副長が見たそうで・・。」
「そうか。」
・・・むむっ!なんかレイ兄ちゃんもそっけない。
「二人とも興味ないの?」
「いや、俺は別に・・・・。」
「俺も興味ない。」
なんかどうでもよさそうなアスランお兄ちゃんとまるで某ゲームの主人公
みたいなことを言うレイ兄ちゃん・・。
「あれ?そういえばマユ。ハロは?」
メイリンお姉ちゃんが私に聞いてきた。
「うーん、なんかこないだプラントからでっかい荷物がハロ(シン・アスカあて)
に届いてからなんか隠れてるらしくて、その荷物ごと。」
「監視カメラは?」
「それが改ざんしてるらしくて・・。」
そうして話してると、なにやらルナお姉ちゃんのあほ毛が動いた。
「・・・匂うわね・・・・。」
ふと呟くルナお姉ちゃん。・・・・ルナお姉ちゃんがこうなると
もうとまらない。・・・・一体、何をする気だろう・・・?
195 :ほのぼのマユデス。マユと幽霊 そのに :2005/08/02(火) 20:42:17 ID:???
「ル」
「メ」
「マ」
「「「ガールズ!!」」」
「「「「「・・・・・・・・・・・・は?」」」」」」
かっこよく登場した私達に目を点にする一同。
「・・・・・・三人とも・・、何やってるんだ?」
呆然としながら言うアスランお兄ちゃん。
「私達、幽霊を退治することにしたんです。」
「でも・・・・・・・・その格好は?」
そう、今の私達の格好は本格的だ。
まず、ルナマリアお姉ちゃんはシスターの格好。武器はマシンガン。
そしてメイリンお姉ちゃんの格好は巫女さん。武器はハンドガン。
で、私の格好は着物っぽい服を選んだ。武器はおもちゃの杖だ。
「・・・・・なんで、幽霊退治でそんなもの持ってるんだ?」
「やだなぁ、アスランさん、もし幽霊が侵入者とかだったら危ないでしょ?
それに、シスターって言ったらマシンガンですよ!」
平然というルナマリアお姉ちゃん。
「あの・・、私これくらいしか使えなくて・・。」
おずおずと言うメイリンお姉ちゃん。
「しょうかんしの武器は杖ですよ、アスランお兄ちゃん!いーえーゆーいー♪」
そして、自信たっぷりに言う私。くるくる踊る。のーぼめーのー♪
「早速、今夜から調査開始です!」
「艦長の許可は・・・・?」
「しーっ!!こっそりですから・・・くれぐれも内密に・・・。」
・・・でも、正直これだけ派手な格好をしといて秘密
にするのは相当むずかしいよ?おねえちゃん。
222 :ほのぼのマユデス。マユと幽霊 そのさん :2005/08/03(水) 16:14:10 ID:???
「私、幽霊を倒します。必ず倒します。」
そう言ってぐっと杖を握る。
「・・・・マユ、何そのセリフ。」
「知らないの?昔のすっごい有名なゲームのセリフなんだけど?」
今、私達は副長が幽霊を見たと言う区域にきている。
このあたりは節電のため夜は電気が消してある。
「あーめん・・らーめん・・そーめん・・れーめん・・。」
使い古されたボケをかましながら進む私達。

がさごそっ・・・。


「「きゃぁっ!!」」

あー、ルナマリアお姉ちゃんもメイリンお姉ちゃんもびびっちゃって・・。
大体こう言うときはなんか別のものなんだよね・・。
そう思って音のした方をみると・・。

髪 の 長 い 背 の 高 い 人 影 。

・・・・・・・・。
「でたぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
私達に気づいたのか逃げ出す幽霊。
「ママッママママッ、マユ!!どうする?!」
「えーっと!えーっと!しょーかんじゅー!!」
そう言って私はバッグから包丁とランプを持ったトカゲのぬいぐるみ
を投げつけた。
バスッ、と命中したがやはりぬいぐるみじゃ致命傷にはならない。
・・・・・・・・あたった?
と言う事は・・・・幽霊じゃない?!
「ルナマリアお姉ちゃん!メイリンお姉ちゃん!あれ幽霊じゃないよ!!」
その言葉を聞いた瞬間、二人の目が光った。
「よしっ!よくやったわ!マユ!」
「幽霊じゃなかったらこわくないもんね!」
そう言って二人はハンドガンとマシンガンを構える。
んーと、ここ室内だけど、ホントに使う気なのかな・・?
252 :ほのぼのマユデス。マユと幽霊 そのよん :2005/08/04(木) 14:32:58 ID:???
ドダダダダダダァッと、マシンガンをルナマリアお姉ちゃんが放つ。
それにまずルナマリアお姉ちゃんがマシンガンを打ち、それに交えて
メイリンお姉ちゃんがハンドガンを放つ。
・・・・うわっ!!二人とも当てる気満々!!
しかし、なんとそいつは人間ではありえない行動にでた。
なんと、全ての弾を素手ではじいたのだ。
「うそっ?!」
信じられないと言う顔の二人。
「ふたりとも!!追わなきゃ!!」
そう言って私は追いかけた。
「マッ、マユ!!」
「まって〜!!」


「あぁ!!こーゆー時ハロがいれば相手の逃走ルート割り出してくれるのに!!」
わたしはそう呟きながら幽霊を追いかける。
「こうなったら!!」
私はそういって杖に仕込んでおいたナイフを出す。
ギルパパが特別に作ってくれた護身用のものだ。
「まてまてまてぇい!!!このやろーう!!」
相手はナイフを持ちながら追いかける私に恐怖を覚えたのか、一瞬ひるむ。
「「マユ!!」」
二人も追いついてきた。
「マユ!確かこの先は行き止まりよ!!」
「ほんと?!」
そして、私達は幽霊を追い詰めた。
「さぁ・・、覚悟しなさい・・。ふっふっふっふっふ・・・・。」
「マユ・・、怖い・・。」
メイリンお姉ちゃんが怯えたよな目をするが気にしない。
「うちの艦に入った責任、とってもらうからなぁ・・、われぇ・・。」
「ちょ・・、ちょっとマユ・・。ヤクザみたいよ・・・。」
ルナマリアお姉ちゃんを無視し、相手にナイフを突きつける。が・・。

「お前達!!何をやっている!!」
アスランお兄ちゃんとレイ兄ちゃんだ!!
「見て見てー!ほら、幽霊捕まえたのーv」
そう言って私は手を幽霊の方に向ける。
「・・・・・・・・マユ、悪いがそれは幽霊じゃない・・。」
「へ?」
レイ兄ちゃんが否定する。
「それは・・・・、ハロなんだ・・・・。」
「え?」

「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ?!」」」




253 :ほのぼのマユデス。マユと幽霊 そのご :2005/08/04(木) 14:59:42 ID:???
「アンドロイドォ?」
「そう、兵士不足のザフトにと作られた兵器用アンドロイド試作品。
それが今のシンハロのボディだ。」
レイ兄ちゃんが説明をしてくれる。
「MSの技術を利用したザフトの技術の結晶だ。
まぁ、ボディを作ったはいいが、人工知能の組み込みの方に問題があってな
・・。そこで、議長がハロにテストを頼んだそうだ。ハロならMSのサポート
ができるから四肢の稼動もスムーズにできるだろうし、それにマユの護衛
にもいいだろうとのことだ。」
・・・ギルパパの職権乱用ぶりもここまできたか・・。
「まぁ、まだボディにも課題があるがな・・。一度動かしたらメンテが必ず
必要だし、防水加工もまだまだ施されてない。そのうえOSに不備があって、
機械が好きな隊長に手伝ってもらって、最終調整していたんだ。」
・・・・・・・・・・・ぽかーん。
「まぁ、要するに小型MSみたいなものだ。今のハロは。」
『はははは・・・。』
そう言って笑うハロ(ヒューマンモード)
「ちょっと待って!!じゃぁ、なんで私達に襲われたときこっちに
話かけなかったの?」
「あの時は電力を食う音声発生を取り外しての稼動テストだったんだ。」
アスランお兄ちゃんが説明をした。
「・・・・ハロ?どうしてそんなののテスト引き受けたの?」
私はハロの方を向く。
『やっぱ、俺あんな姿嫌だったし。』
あぁ、そういえばそうだった。
『それにさ・・、俺がこの姿になったら、もうマユはインパルスに乗らなくて
すむ。俺が変わりに戦えるから。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

「ふざけないでよ・・・。」

「マユ?」
「私は自分の意思でここにいて、自分の意思でインパルスに乗ってるの!!
誰かに守られてそのために誰かが傷つくのは嫌なの!!どうしてそれが解からないの?!」
気づいたら、私は怒鳴ってた。皆が私のことを見ている。
そして、私はその場から逃げ出した。
ハロの・・、お兄ちゃんそっくりの顔の・・、傷ついた顔が目に焼きついていた。




255 :ほのぼのマユデス。ハロアンドロイドモード設定。:2005/08/04(木) 15:14:55 ID:???
外見:青みがかった黒髪(ロング)に20歳くらいのシンの姿。(マユに揺さぶりを
かけるため?)
性格:マユからみたシンのため本当のシンより『兄』の部分が色濃く
出ているつまり、本編のシンより大人。マユが第一優先にプログラムされてるが、議長の命令も絶対
である。

イメージはツイン○グナルのシグナ○。

・・・・・・・・やっちまった・・・・・・・・・ort

287 :ほのぼのマユデス。マユと三人のお兄ちゃん。:2005/08/05(金) 23:32:23 ID:???
「マユ。ここにいたのか。」
「レイ兄ちゃん・・・。」
甲板でうずくまっていた私をレイ兄ちゃんが見つけた。
「よく解かったね。」
「『兄』だからな。」
たった2年だけだが、と呟くレイ兄ちゃん。
「マユ、戻るぞ。」
「や。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あくまで沈黙し続ける私に対し、レイ兄ちゃんは隣に静かに座った。
「マユ、怒ってるのか?」
「当たり前でしょ・・?」
静かに語りかけるレイ兄ちゃん。
「マユ、それは誰にだ?」
「え?」
「ハロのボディをお前の兄に似せたギルか?それとも自分の気持ちを理解
してくれなかったハロか?それとも・・・・勝手にきれて傷つけた自分にか?」
レイ兄ちゃんの言葉は・・、静かに私にしみこんでいく。
「マユ、最後にもう一つ言っておく。」
そう言ってレイ兄ちゃんは間を置いて言った。
「マユ、ハロはお前の『兄』だ。たとえそれがプログラムされたものであっても
お前を気遣う思いは『シン』と変わらないだろう。それを、理解してやれ。」
そういって、レイ兄ちゃんは去っていった。
私は今度はただうずくまるのをやめて、どうやってハロにあやまるか
考えながらうずくまった。

372 :ほのぼのマユデス。ファントムペインゲーム事情。:2005/08/07(日) 21:05:37 ID:???
「うふふふ〜。もも〜、こっちおいでーv」
そう携帯ゲームの画面をタッチペンでたたきながら笑うゲン。きしょい。
今、俺達は部屋でゲームをやっている。
といっても、俺がゲームをやってるのをスティングとステラは見てるだけだが。
「あーなんだー?ちょこも可愛がってもらいたいのかーv」
・・・・・頼むから犬の育成ゲームで声を出すのはやめてくれ。
「おい、アウル。主人公の過去のシーンだぞ。見とけ。」
スティングに言われて画面に視線を戻す。
『すみません・・、もう少し探して見ます・・。』
『はい、よろしくお願いします。』
どうやら、主人公の父親が行方不明になった時のシーンらしい。
『あんなやつ!いなくなっちゃえばいいんだ!』
幼い主人公が言う。
『どうしてお父さんにそんな事いうの?』
『だって、あいつのせいで母さんは!!』
・・・・・・・・・・母さん?




やべぇ!!アウルが!!
「母さん・・?!母さんっ!!」
「おい、アウル!!落ち着け!!」
アウルを止める俺。そんな俺達とは無関係にゲームは進む。
『死んじゃったら・・、もう悪口も言えないのよ?』
「死・・?死ぬのは・・・死ぬのはいやぁっ!!」
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「ゲン!!お前もなんとかしろ!!」
「ふふふふっvももー、ちょこーv」
「ゲーーーーーーンっ!!」
誰か!!誰か!!!助けてオークレー!!