24 名前: ほのぼのマユデスあすとれーい。PDLとマユ一家とへびのしっぽ。 投稿日: 2005/08/08(月) 21:55:47
「ギルパパ!!レイ兄ちゃん!風花ちゃんにイライジャさんも早く早く!!」
「こらこら、走ると転ぶよ。マユ」
・・・俺はイライジャ。サーペントテールのメンバーだ。
今回の任務はプラント評議会、議長のギルバート・デュランダルの護衛だ。
しかし・・、非常に調子が狂う・・。
今家族でPDL(プラントデスティニーランド)に行くというのでその護衛なのだが。
別にクライアントは悪くない。むしろいい人だ。
俺にも楽しんでくれと言ってくれたし(実際少し楽しんでいる。)
幼い風花もつれてきたらどうだと言ってくれたし(実際、風花も楽しそうだ)
いい人なのだが・・・・いいひとなのだが・・。
まず、第一にその姿。変装したらしく、短い金髪にサングラスだ。
どうやったらあんな長い髪がかつらに収まるんだ?というかノースリーブ似合わない。
まざ第二にその家族構成。あきらかに議長の年では大きい子供が二人。
俺と同い年くらいの男に風花より少し大きい少女だ。
・・・・・・・・・・・一瞬、恐ろしい想像をしてしまった。
いかん、そんなことだったら俺も風花もやばい。
気のせいだ!俺の気のせいだ!そうだよな!ヴェイア!!
『それはどうかな?』
ヴェイアーーーーーーーーーーーー?!
426 :ほのぼのマユデス。マユとオーブ。:2005/08/09(火) 21:01:09 ID:???
注:ネタが思いつくままに書いているので時間軸ばらばらですよ?


「・・・・・・・・・・・・・・・。」
久々のオーブ。でも、どこもかしこも私のいたオーブじゃない。
家があった場所も、ビルが建っていた。
・・・まぁ、久々にナチュラルの友達と逢えたのは良かったけど。
でも・・、今ザフトにいるってことは言えなかったな、嘘ついちゃった。
・・・・・こなければよかったかな?でも、こなかったらこなかったで
がっかりする気がする。
複雑だな・・、乙女心って・・。
「ん・・?」
ビル郡の中にぽつんとあったのは小さな教会。


気がつくと、私はその教会の中に入っていた。
明るい日差しに輝くステンドグラス。
それはとても美しくて、悩んでいた自分が元気になるのを感じた。
「何か御用ですか?」
「うひゃっ?!」
声をかけられて驚く私。
「あ、すみません。驚かせてしまいましたか?」
後ろを振り向くとそこにいたのはウェーブした髪の女・・いや、よーくみると
神父さんの服を着てるから男だ。
「い・・、いえ・・。」
「・・・何かお困りのようですね?良かったら話してくれませんか?お茶を出しますよ。」




427 :ほのぼのマユデス。マユとオーブ。2:2005/08/09(火) 21:02:35 ID:???
・・・・・・・・なんでこんな教会でお茶が緑茶でお茶菓子が芋羊羹なんだろう?
「さ、どうぞ。」
「・・・・・・・・・・・・・いただきます。」
出してくれたお茶はおいしかった。久々に飲んだなぁとしみじみする。
「申し送れました、僕は・・えーっと・・・ニコラス・ナポリです。」
イタリア系だろうか?
「あ、私はマユ・アスカと言います。」
慌てて私も自己紹介しまする。
それから、私はニコラスさんと雑談をする。ニコラスさんはいい人で、
オルガンも演奏してくれた。どこかで聞き覚えのある曲だったが、どこで
聞いたのだろうか?
「じゃあ、マユさん。そろそろ本題に入りましょうか?」
「・・・・・・はい。」
にこやかな顔のままでニコラスさんは言った。
「・・・・私、ザフトの軍人なんです。」
私は語った。家族を失った事、初めて人を殺した時の事
そして、アスハのお姫様の事など、自分でも覚えてないくらい話した。
そのことを真剣にニコラスさんは聞いてくれた。



429 :ほのぼのマユデス。マユとオーブ。3:2005/08/09(火) 21:05:04 ID:???
「・・・・・・・・・・・これで終わりです。」
ずいぶん長かったような。短かったような。不思議な感じがする。
「そうですか・・、つらい思いをなさったのですね・・でも。」
気がつくと、ニコラスさんの顔から笑顔は消え、まっすぐな瞳が残された。
「戦争でつらいのは平等なんですよ、マユさん。」
ニコラスさんは私を見ながら話す。
「カガリ様も、唯一の肉親であるウズミ様を亡くしました。
それに、前線で戦って大切な人の死も見たでしょう。人も殺したでしょう。
たしかに、ウズミ様は間違われました。あの方は立派な方でしたが、間違われました。
民のためにある理念を、理念のために民があると間違われました。
彼は貫き通した。自分の道を貫き通し、責任をとり死にました。
彼は自分を信じすぎたのかも知れません。その点ではパトリック・ザラや
ブルーコスモスと変わりはありません。
でも、いまのカガリ様はまだ若い。それゆえ、発言力もありません。つらいでしょう。
しかし、彼女には確かに自分を支え、間違いを正してくれるパートナーがいます。
それならば・・、彼女はウズミ様よりいい道へ進む。そうは思いませんか?」
・・・・私は勘違いしてたのかも知れない。
なんで、アスハのお姫様はずっときれいなままで、私だけこんなに汚れたのだろうと。
「マユさん、あなたは自分の進んだ道が嫌なんですね?
後悔するなとは、言いません。僕らは人間ですから。
悩むなとは、言いません。悩まないなど愚かなことです。
でも、後悔するのなら、未来のために学びなさい。
悩むのなら、一人ではなく、あらゆる人の言葉を聞き、客観視し、冷静に結論をだしなさい。
それが、僕があなたにできるアドバイスです。」
ちょっと偉そうですね、ごめんなさいと笑いながらニコラスさんは言った。
・・・・・・・・・・・・・。
「ありがとうございました!!私、よく考えてみます!!」
とびっきりの笑顔をで答える私。
「じゃ、そろそろおいとましますね。」
そう言って私は席を立つ。
そして、扉の方を向く。
「あの・・、最後に質問していいですか?」
振り返って言う。
「なんでしょう?」
「なんで不法侵入した私の相談なんか聞いてくれたんですか?」
「・・・・それは、あなたが昔の僕の友達に似ていたんです。
彼、普段からずっと悩み事してるのに、結局なにも話してくれなかったんですよ。」
「そうですか・・・。」
きっと、その友人と彼は二度とあえないのだろう。私は自然に感じた。

私は、外に出た。これからお兄ちゃんたちのお墓参りもしなくちゃならない。
もう一度、振り返ると・・。
「あれ?」
そこに教会はなく、ただの空き地だった。
27 名前: ほのぼのマユデスあすとれーい。PDLとマユ一家とへびのしっぽ2 投稿日: 2005/08/09(火) 23:05:00
「ねぇねぇ、アレ乗らない?」
そういって風花が指差したのは・・・『ビッグファイヤーマウンテン』
「あ、いいねー。でも、そしたら『ウェーブマウンテン』のファストチケット
取れないよ?」
少女・・マユが答える。
「じゃあ、俺が取ってくる。」
そう言ったのは金髪の・・レイだ。
「あ、俺が行きますよ。いざとなったら風花に呼んでもらうし。」
すかさず俺も言う。
「・・・・そうだな、じゃあ、二人に頼もうか。」
「えー、レイ兄ちゃん乗らないのー?」
「イライジャ、いいの?」
口々に文句を言い始めるお子様達。
「マユ、人の気遣いをむげにするような言葉はやめろ。いきましょう、イライジャさん。」
「あ・・あぁ。」




「・・・・・・・・怖いのか?」
「・・・・それはあなたもでしょう?」
炎天下のなか長蛇の列に並ぶ俺達。
「自分で操縦できれば大丈夫なんだけどなぁ・・。」
「ですよね・・・・。」
はっきり言って、あんな自分で操縦できないのに高速で走るものは怖い。
まだ誰かが運転してればいいのだが、あんな自動で動くのは特に嫌だ。
「・・・暑いな。」
「プラントの気候をこんなにした先人がうらめしい・・・。」
暑さにやられてどんどん愚痴っぽくなっていく。
「うちにリーダーさー、なんか時々北斗の○とかジョ○ョっぽくなるんだよねー。」
「うちのギルもなんでも赤く塗りたがる癖があって、しかも赤いとなんでも三倍はやくなる。
時計がそうなったときは本当に焦った・・。」
「・・・・・・俺達のこと、風花達は気づいてないよな。」
「たぶん。」




「本当にイライジャってばヘタレでさ〜。」
「うちのレイ兄ちゃんも時々もんのすごくお馬鹿なんだよね〜。」
「見かけはいいのにねー。」
「でもジェットコースター乗れないようじゃだめっしょー。」
「あー、それはパスかも。」
「でも、母性本能くすぐられるっていうかー。」
(・・・最近の女の子は早熟なんだな・・・。)
546 :ほのぼのマユデス。マユとですてにーな出会い。そのいち :2005/08/15(月) 16:25:03 ID:???
「じゃ、マユ。ちゃんと時間までには来るんだぞ。」
そういってハロ(人間モード)はバイクにのって町まで帰った。
ここはディオキアの町。ミーアお姉ちゃんがコンサートを開いた町だ。
この町は海岸にあるので、私は町外れまでハロにバイク(追加バッテリー付)
で送ってもらい、ここまできたのだ。ここから散歩しながら町まで
行くつもりだ。・・・・・運動不足解消のために。

「お。」
なにやら眺めのよさそうな崖がある。ちょっと言って見よう。
「うわぁ・・・。」
真っ青な綺麗な海。やっぱ船から見るのとは何かが違う。
ふと、その崖はどれくらいあるのだろうと思い先っちょの方に行くと・・。
「あーーーーーーーーーー!!あの時の?!」
突然の大声にびっくりし、声のしたほうの崖を見て見ると。

「あ!!あんたは!!」

あの着水式の時に私の胸をつかんどいてないとか言いやがった水色野郎!!
「ここであったが百年目だ!!覚悟しろ!!」
「ふん!!それはこっちのセリフよ!!」
そう言って私とアイツはお互いに一発食らわそうと走ったが・・。
すっかり対岸の崖にいると言う事を忘れて二人で落ちた。

「「のうわぁぁぁぁぁぁぁ?!」」


ばちゃーん。
39 名前: ほのぼのマユデスあすとれーい。3 投稿日: 2005/08/15(月) 19:58:01
「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」」

ざぱーーーんっ!!


『びっぱでぃどぅーだー♪びっぱでぃでーい♪』

「おーい、レイ兄ちゃん?」
「イライジャー?」
・・・・・・騙された。
ウェーブマウンテンで「大体は人形劇だよ。」とか言われたから乗ったけど
怖かった・・。油断してた分怖かった・・。
隣のレイもうなだれている。
「二人とも、だらしがないな。私の昔の部下なんて量産期で大気圏突入
したやつがいるぞ。死んだが。」
「「死んだんかいっ!!」」
思わず同じタイミングで突っ込む俺とレイ。


「「あははははははははははっ!!」」
爆笑する風花とマユ。
ここは落ちる瞬間を撮った写真が見れる場所である。
「買おう買おう!!」
「ギルパパ!!お金お金!!」
買おうとするがきんちょども。
「やっ!やめろマユ!そんな写真をルナマリア達に見られたら!!」
「風花!やめてくれ!!」
そんな写真ばら撒かれたら死んだヴェイアに顔向けが・・。

『別にイライジャらしいと思うよ?僕は。』

ヴェイアァァァァァァァァッ!?

554 :ほのぼのマユデス。マユとですてにーな出会い。そのに :2005/08/16(火) 16:19:55 ID:???
三年わかめ組!徹先生!!

「はい、いけませんねー。マユちゃん。崖のことすっかり忘れてたって
君はアメリカのアニメかな?バックス○ニーかな?」
「せんせー、質問でーす。」
「はい、雨流布衣くん。」
「どうしてワカメキャラじゃないのにマユちゃんがここにいるんですかー?」
「あー、それは本来ドミニオン道場に行ってもらうはずがあっちに
先客がいるらしくてこっちに回ってきたんだ。
今日はラスティとミゲルのオールナイトプラントは休みだし。
あ、話がそれたな。いいですかー、マユちゃん。
これからいろいろつらいことがあるけどめげちゃいけないぞー。
ここでワンポイントアドバイス!
これからむっちゃ強いMSが出てくるがそいつの弱点はグリンピースだ!
パイロットがむちゃくちゃ嫌いなんだ。あれ。豆ご飯なんか特に効果的。
ラッキーカラーはシルバー。ラッキープレイスはゲーセンだ。
それでは、今日はこの辺で!!また気絶したときに!!!」






555 :ほのぼのマユデス。マユとですてにーな出会い。そのに :2005/08/16(火) 16:21:09 ID:???
「MS乗っててどうやってグリンピース食べさせんのよ!!」
「グリン・・・ピース?」
はっ!!今のは一体・・!私は一体!!
「おい、お前大丈夫か?」
声のした方を見るとなにやらジャケットの下が気になる服装をしたお兄さん
がいた。
「ステラ、何かしたんじゃないだろうな?」
「何も・・・してないよ・・。枝でつついただけ・・。」
「つつくんじゃありません!!」
どうやらこの青い服をきた女の子はステラというらしい。
「あの・・・私は・・。」
「あぁ、海で浮かんでたのを助けたんだ。こいつと一緒にな。」
そう言ってそのお兄さんが差したのは水色野郎。
「うーん・・、すみませんすみません・・・・もうおばさんっていいません・・。」
・・・・・・・どんな夢みてんだ。
「アウル・・変なこと言ってる・・。」
「気にすんな、俺は気にしてねぇ。」
・・・・なんか雰囲気は違うけど、どことなくレイ兄ちゃんに似てるな・・。
「あの、三人はご兄弟なんですか?」
「兄弟か・・、そんなもんだ。」
微笑しながら言うお兄さん。・・・ちょっとカッコいい・・・。服装を除いて。
「それにしても、アイツなんかアンタにやったのか?悪かったな。」
「あ、いえ。今回は私も自滅でしたし・・・。そうだ、申し遅れました。私、
マユ・アスカっていいます。」
いけない、いけない。自己紹介が遅れてしまった。
「あ、俺はスティング・オークレー。」
「ステラ・・ステラ・ルーシェ・・・これがアウルニダ。」
「ちがう!!アウル・ニーダ!それに人をこれって言うんじゃありません!!」
・・・・・芸人さんなのかな・・・?なんかうちの艦も人のこと言えないけど。


587 :ほのぼのマユデス。ミネルバ三馬鹿野郎。:2005/08/18(木) 19:26:18 ID:???
しゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃく。
ひたすらキャベツを食べる音がする。
ここはミネルバの厨房。ここでは昨夜ハイネに誘われて徹夜でゲームをしつつ
酒を飲んだせいでボロボロのレイ・ザ・バレルとアスラン・ザラがいた。
「・・・・・・隊長、ひたすらキャベツはつらいです。」
「我慢だ、レイ。これが二日酔いにはいいって昔友達に聞いたんだ。」
アスランとレイが食べているのはキャベツの千切りに蜂蜜を使った
ドレッシングをかけたものである。アスランがフェイス権限でコック
にむりやり作らせたものだ。
しゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃく・・。
「・・・・・そういえばハイネは?」
アスランがレモンジュースを飲みながら話す。ビタミンCも二日酔いにいいらしい。
「一時間ほど寝ていらしましたが、そのあとすぐピンピンして出かけました。」
「あいつの親御さんは一体どんな風にあいつをコーディネイトしたんだ?
化け物並の回復力だな。」
「やっぱ前髪効果じゃないですか?」
「あれか・・・・・。俺もやろうかな?」
「やめてください。昔ギルがチャレンジしましたが大失敗でした。」
かなり本編の彼らよりフランクな会話もとい低レベルな会話をするレイとアスラン。
そして議長の行動も低レベル。それはほのぼのクオリティ。
「で、結局何処へ行ったんだ?ハイネ。」
「さぁ?なんかたくさんの人に囲まれて外に出て行きましたけど。」
しゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃく・・・。

『おーい!!ディオキア基地の皆!!町の皆さん!!元気かー?!』

「「ぶふっ!!」」
二人とも突然の放送に口から食べ物を吹くという美形にあるまじきリアクションをする。
「・・・・・・・・・この声は・・・ハイネ?」
「何なんだ?一体?」






588 :ほのぼのマユデス。ミネルバ三馬鹿野郎。:2005/08/18(木) 19:30:36 ID:???
レモンジュースを飲みながら外出でると、『revolution』と激しいタッチで
描かれたオレンジのザクに乗りながら上半身裸にコートという
摩訶不思議な格好をしたハイネが乗っていた。

『キャー!!ハイネくーーーん!!』
『ヴェステンフルス兄貴ぃぃぃぃぃぃぃ!!』


その下には[LOVE HEINEv]とか[兄貴]とか書かれた旗を振る
たくさんの人々。

『じゃ!しょっぱなから新曲いくぜ!!お前ら!!』

『きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!』


アスランとレイは目を点にするしかなかった。つーか、あの人自分のザク
あんなふうにペイントしちゃってるよ。いいのか。
「まったく・・、議長は何をお考なんだか・・・。」
「「アーサー副長?!」」
どこからともなくアーサーが現われた。
「あのー、これはー?」
「あぁ、なんでも議長が「ラクスだけでは女性は不満だろうから・・。」
とおっしゃられてこのような催しを開かれたそうだ。まったく・・。」
ため息をつくアーサー。
(この人・・、あんなにミーアのコンサートにはノリノリだったのに。)
(さてはハイネの女性ファンの多さに嫉妬してるな。確かにこの基地全ての
女性仕官が集まってるようだ・・。)
アスランはアーサーに呆れ、レイも肩を落とす。
確かにその人気は先日もミーアに劣らない。
(本当にたくさんいるな・・。あ、艦長。その緑服メイリンに借りたんですか?)
レイはタリアを発見した。ちょっと現実にグッバイしたい気分になった。
(うわぁ・・、なんか俺赤服見慣れてるから緑ばっかって新鮮・・・・。
・・・・ミゲル?!いや、気のせいだ。疲れてるんだ。うん。
でもミゲルならやりかねない・・。うわぁぁぁぁぁ!!)
アスランは自分の脳内で考えすぎて混乱した。一体どんなミゲルだったんだ、アスラン。

『かっかげた〜♪それぞれの灯を〜♪』

ハイネの歌を聞きながら男達の無駄な時間は過ぎていった
613 :ほのぼのマユデス。マユとですてにーな出会い。そのさん :2005/08/20(土) 19:50:54 ID:???
「うぇーい♪」
「うぇ〜い♪」
「・・・・・・・仲いいなー、あいつら。」
「あぁ。」
僕達はネオに休暇をもらったので町にきました。
そしたら、あの憎きまな板女を見つけたので戦おうとしたら海に落ちました。
んでもってそしたらそいつが「服汚したんだから買うの付き合え、つーか
おごれ。」とか抜かしやがりました。
でも、スティングもステラも僕が悪いと言って聞きません。
僕が何したっていうんですか?
「ねぇ?これ似合う?」
「ステラ・・あっちのほうがいいと思う。」
「そんな事言っちゃてー。ホントはステラが着たいんでしょ?」
「えへへへへ・・・・。」
楽しそうだなー。あいつら。
でも、考えてみたら。ステラって同じ年頃の女の子に逢った事って無いんだよな。
・・・まぁ、すこし付きやってやるか。


私は新しい服を買わせ(薄い青のワンピース、ステラといっしょだ)そのまま結局一緒に遊ぶ事となった。
ジュースを飲みながら歩いていると・・・。

『もっと先まで行きたいんだ♪君とぼくとがどーかしてー♪』

「ぶふばぁっ?!」
おもいっきしジュースを吹く。
「マユ?!」[おい!!どうした!!」
声のしたほうを見て見ると巨大な街頭テレビにハイネ兄ちゃんがでていた。
「げ、またザフトのやつらやってんの?」
「いいな・・ステラもやりたい。」
・・・・・・・・・・・何やってんだ、あの人。つーかギルパパも。帰ったらマユ流星拳だ。うん。
「ね、ねぇ。ゲームセンターあるから入らない?」
吹いたことをごまかす為話題を変えた。
621 :ほのぼのマユデス。マユとですてにーな出会い。そのさん :2005/08/20(土) 21:37:01 ID:???
「え?!俺のカンタムが!!」
「嘘だろ・・?!エルメズが!!」
「ふふん、MSの性能だけが戦力ではないと言う事をおしえてやったぞ!!」
「サクとはちがうのだよ・・・サクとは・・・。」
私達はゲーセンで4人プレイができるゲームをやっている。
これはデフォルメされたMSで戦うゲームである。
アウルは主人公の機体、カンタム。
スティングはサイゴミュというドラグーンみたいな機能がついてるMA。
んでもって私はジャア専用サク。
ステラはランパラル専用クフ。
戦力的にはアウル達の方が上なのだがそれを私はステラとの協力で撃破した。
「あーもー!!何なんだよ!!」
「やめとけ、実戦じゃないからって俺達、油断してたのかもな。」
・・・・実戦?
「実戦って・・・?スティング達軍人さんなの?!」
ギクッ・・となるスティング達。
「いっ・、いやぁ・・。俺達実は傭兵なんだよね・・。」
「こっ・・、この町の近くで任務やっててさ・・。あはははは。」
「ふーん、そっか。」
イライジャさんも15歳で傭兵になったっていうし、驚くことでもないか。
「ねぇ・・、あの機械何?」
ステラが指差したのはプリクラだった。
「ステラ知らないの?あれはプリクラって言って写真のシールができるんだよ。」
「ほんと?ステラ撮りたい!!」
「じゃ、とろっか。」
ステラが撮りたがったので、スティング達もしぶしぶOKしてくれた

622 :ほのぼのマユデス。マユとですてにーな出会い。そのさん :2005/08/20(土) 21:39:52 ID:???
「フレームどれにするー?」
「ステラ・・わんちゃんがいい・・・。」
「えー?この海のやつにしようぜ。」
「俺は宇宙がいい。」
「えー?みんなばらばらなのー?じゃあ仕方が無い。四枚とろっか。」



『はい、チーズ!』
カシャッ!!
「うわ!!俺うつりわりぃ!!」
「スティング・・笑ってない・・。」
「うるせぇな。苦手なんだよ・・写真。」
口々に感想を言う皆。・・・まぁ私もあんまりかわいく写ってないけど。
「そうだ!はい!じゃあこれ!!」
私はそう言って用意してた物を渡した。
「なんだこりゃ?シルバーのペンダント?」
「そ、ロケット。さっき服買ったお店に売ってたの。」
そういってステラには犬の足型の模様の、スティングには木星の模様の
アウルには貝の模様のを渡した。
「これがあればいつでも会えるでしょ?」
そう言って私は自分の分のロケットを見せた。
「それに・・私いつ死ぬか解からないし。」
「え?」
私は思い切って話すことにした、スティング達も素性を話してくれたのだから。
「私、ザフトのパイロットなの。あのミネルバっていう艦に乗ってる。」
「・・・何だって?」
「もしかしたら敵になるかも知れないね、スティング達傭兵さんだし。
でも、今日は楽しかったよ。友達と買い物なんて久しぶりだったし。」
私の話をだまって聞く三人。
「・・・・・そろそろ帰らなくちゃ。『家族』が待ってる。それじゃ、バイバイ。」
私は逃げるようにその場を去った。



720 :ほのぼのマユデス。ハイネとアスランと腐った女の子。:2005/08/26(金) 19:02:34 ID:???
「・・・・お前ら仲いいなー。」
ミネルバのパイロット達を見たハイネが呟いた。
ハロとアスランは機械について語ってるし、マユとルナマリアとメイリンは
プリクラ交換してるし、ヴィーノとヨウランとレイは胸について語ってる。
まるで中学生の休み時間状態だ。
「隊長はプリクラとか撮らないんですか?」
ルナマリアがアスランに話しかける。
「いや・・、俺あんまりそう言うのは・・・。」
すっかり本編での潤滑油役もほのぼのでは意味が無い。
『アスランサーン。カギアケキノウオレニモツケテクレマセンカ?
ラクスノハロニハツイテルンデショ?』
普段の姿のハロが言う。
「あれはちょっと特殊な部品がいるんだよ・・。」
苦笑しながら笑うアスラン。
その表情からハイネは何かを読み取った。
「おい、アスラン。ちょっとこっちこい。」
「え・・、ちょ・・?ハイネ?」
ハイネはアスランを引きずって談話室を出て行った。
「・・・・・・・・・・・・ねぇ、メイリン?どっちが攻めかしら?」
真顔で言うルナマリア。
「お姉ちゃん、そう言うことをはっきり言わないで。」
「私はハイネお兄ちゃんが受けだと思う。」



「「「「「「『マユゥ?!』」」」」」」」


721 :ほのぼのマユデス。アイキャッチとCM:2005/08/26(金) 19:15:02 ID:???
(アイキャッチ、ちまこれなキャラでご想像ください)
巨大シンハロにのって移動するマユとステラ。それを追いかけるミネルバとファントムペイン一同。
ゲンがこけて 『ほのぼのマユデス』のロゴがでてくる。


CM
「マユでーす!今度発売するマユデスのゲームはなんとシュミレーションゲーム!
日常モードでは好感度を上げて、戦闘モードでは協力プレイ!!
ミニゲームも充実!主人公は私とゲン!攻略キャラは選り取りもどり!
ノーマルも百合もBLもごちゃまぜ!!IFルートもたくさん!
失敗しても大丈夫!!ゲームオーバーしてもアドバイスしてくれる
『三年わかめ組!徹先生!』『ドミニオン道場』『ラスティとミゲルのオールナイト
プラント』など死んだキャラが好きな人にもサービス!サービス!

『マユゲン大戦〜戦場に咲けよ恋の華〜』

発売日は未定!DVD二枚組で発売予定!」



(アイキャッチ)
ラクスはハロを投げる。キラは受け取ろうとするが巨大化したハロにつぶされる。
(ここでデフォルメ化)
キラはつぶされてぐるぐる目、ラクスはあらあらと言う顔でキラを覗き込んでいる。
ここで『ほのぼのマユデ』のロゴ。


722 :ほのぼのマユデス。ハイネとアスランと腐った女の子。:2005/08/26(金) 19:17:37 ID:???
ここはミネルバの甲板。潮風が気持ちいい。
「・・・アスラン、お前。相当無理してるだろ?」
「・・・・・え?」
ハイネの問いに思わず問い返すアスラン。
「だってさぁ、お前。今度の戦いはオーブとなんだろ?
お前あの国にいたそうじゃないか?しかも国家元首の秘書兼ボディガードとしてさ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
うつむくアスラン。
「つらいよなぁ・・・・、でも。抱えこむなよ、一人でさ。」
あくまでアスランに優しく話しかけるハイネ。
「割り切りたくても割り切れないんだよな・・・・そういうの。
でも俺達は軍人なんだ・・・・割り切れよ・・・でないと・・・死ぬぞ?」
ハイネの一言にはっとするアスラン。
「まずは生き残れ。生きていなきゃ何も出来ない。オーブにさ、恋人くらいいるんだろ?」
アスランはニュースの画像を思い出す。
花嫁姿のカガリ。そしてそれを強奪するフリーダム。その前にフリーダムのコクピット
から降りてきてユウナを直接蛸殴りにして「いいかげんにしてね、モミーくん。殺すよ?」
と言ったキラ。はっきり言ってユウナがかわいそうだった。
「死ぬなよ?アスラン。人の命ってのは一人だけのものじゃないんだ。」
そう言って、アスランの頭をなでるハイネ。
「子供扱いしないでくださいっ!!」
アスランは思わずそう言って散っていった仲間を思い出す。ミゲル。ラスティ。オロール。マシュー。そして、ニコル。
「大人ぶったってお前。なーんも良いことないぞ?おにーさんが面倒みてやるって。」
ハイネは泣くアスランを抱きしめて背をポンポンと叩いた。





そんな二人をこっそり除く影二つ。
「・・・・・・・・・・・・・ハイアスだったわね、マユ。」
「ちっ、負けた・・・。でも包容力のある受けも・・・。」
「問答無用。じゃあこんど出るアス受けアンソロジー買ってね。」
「仕方が無い・・・。」


「ハロ・・・。俺はマユのことがよく解からない・・。」
『オレモダ、レイ。』
「おねえちゃんったら・・・・。」
さらにその後ろで家族は遠い目をしていた。

742 :ほのぼのマユデス。激!ハイネ・ヴェステンフルス隊!:2005/08/27(土) 21:29:36 ID:??? 
『ちっくしょー!!あのMS!!』
「ちょ・・、ハロ!!落ち着いて!!」
突然現われたフリーダムに心を乱すハロ。マユが制止するが完全にかれはインパルスの
操縦をコントロールしていた。
「ハロ!!ハロ!!もう!!!何でこう言うとこだけお兄ちゃんにそっくりなのよ!!」
『坊やだからさ!』
「いや、答えになってないよ!!」
マユとハロが漫才をやってる合間にもフリーダムは戦況を混乱させていく。
『キラ!やめるんだ!!』
アスランお兄ちゃんはあのMSとはたしか戦友だ。キラと言うのはたぶん
パイロットの名前だろう。
『まったく!!お前ってやつはいつもいつもそうやって!!聞いてるのか?!』
・・・・・・・え?アスランお兄ちゃんておかん属性?
『カガリやマリューさんまで巻き込んで・・・。こら!!ちゃんと聞きなさい!!』
『アスラン!ただ叱ってるんじゃだめだ!少しくらい鉄拳をやったほうがいいんだよ!』
そう言ってハイネ兄ちゃんのグフがフリーダムに近づく。
あ・・危ない!!
     【弱点はグリンピースだ!!!】
私はあの夢の内容を思い出した。
とっさに私はチャンネルを全周波数あわせて叫ぶ!!
「グリンピース!!豆ご飯!!」
『「「「「「「「は?」」」」」」』
突然の放送にあちこちから困惑の声が聞こえる。
しかし、私の言葉は効果抜群だったらしく、フリーダムの動きは止まった。
・・・いや、なんか全軍動きが止まってるけどさ・・。
ところが!!私の放送をものともせずハイネ兄ちゃんの前にいるフリーダム
にガイアは攻撃しようとしている!!
このままじゃハイネお兄ちゃんが・・ここからじゃ・・。
「ハイネお兄ちゃん!!逃げて・・・!!」
『なっ?!』




743 :ほのぼのマユデス。激!ハイネ・ヴェステンフルス隊!:2005/08/27(土) 21:30:45 ID:???
その時、なにかがガイアに体当たりした。
それは、グゥルに乗ったオレンジ色の肩のザクだった。
そして、あちこちから飛んでくるビーム。

『お前ら?!』


ハイネお兄ちゃんの驚いた声が聞こえる。
『こちら、元ザフト軍所属ハイネ隊!!ミネルバ、援護します!!』
おそらく、体当たりしたザクだろう。通信が入る。ん?
『まて!!お前ら元ザフト軍って・・・。』
『脱走しましたー。』
『何で?!』
『ハイネ以外の指揮官に俺達は従うつもりはありません。俺達はハイネに拾われた身ですから。』
『そうそう!!』
『俺達、ハイネがいるからここにいるんだもんな!!』
『第一、うちの隊長様は新型もらうとはしゃいで何も見えなくなるからな、心配だし。』
口々に喋るハイネ隊。
『ハイネ、指揮を頼む。』
それぞれ個性のある隊員であることが読み取れたが、その言葉にはどれも
ハイネに対する忠誠と信頼が感じられた。
『・・・お前ら・・・・ばっきゃろう。よし!!ゼロはインパルスのサポートを。
グレイシアは俺!アキラはセイバーだ!!キース、ジョー、カルマはミネルバを!!』
『『『『『了解!!』』』』』』


こいして、私達の快進撃は幕を開けた。

783 :ほのぼのマユデス。ハイネ隊の皆様、ご登場。:2005/08/30(火) 14:26:07 ID:???
「だから俺は反対だったんです!!隊長が新型機もらったときはいつも
我を忘れるから・・。ブレイズザクファントムの時もそうでしたよね?
俺達がいなかったらどうなっていたか・・・・・。」
なんかハイネ兄ちゃんが正座しながら説教されてる。
アジア系の顔立ちで、軽く伸ばした髪をうしろでまとめている眼鏡の青年が
ハイネ兄ちゃんを叱ってる。
「あーあ、ハイネってばしらねーぞ。アキラの説教に捕まった。」
「結局、どちらが年上なのかいつもわからないんだよね。」
「まったく、その通りだね。」
三人の男がそれぞれ会話をしている、全員パイロットスーツにペイントがしてある。
始めに喋った男は横に跳ねた金髪が印象的だ。
次に喋ったのはさらさらとした髪の優男。
最後に話したのは茶髪のまだ幼い感じの残った少年だった。
「あーもー、ハイネ!!心配したんだからぁ!!」
「ぐぇっ!!!グ・・・・グレイシア!!!」
そう言ってハイネ兄ちゃんに思いっきり抱きついたのは長い黒髪の美女だった。
・・・・・胸も大きいし、身長も高い、モデルさんみたいである。
「グレイシア、そのまま抱きつくとハイネが約5分で死ぬ。」
そう冷静に告げたのは端正な顔立ちの美形さんだった。
さらさらとした銀髪に冷静な瞳、かといって冷酷な雰囲気をうけるわけでもない
不思議な青年だった。
「動くな!!」
警備のお兄さん達がやってきた。・・・あの人達、拘束されちゃうの!?
「あー、来たか。それじゃ、ハイネ。この続きはまた後で。」
そう言ってアキラと呼ばれた人はおとなしくついていった。
「なー、キース。この艦の飯ってうまいのかな?」
「カルマ、これから僕たち拘束されるんだよ?ジョー、行こう。」
「へいへい。ハイネ。後でな!!」
なんか仲良しさんっぽい三人組もおとなしくついていった。
「なぁに?この艦は助けてあげたのにお礼もしないの?」
ぷんぷんとかわいらいしい動作(しかし、あのお姉さんには似合わない)
で怒るグレイシアっていうお姉さん。
「・・・・・・・・・・。」
無言で警備のおじさんについていく美形の人。
・・・・・・どうなっちゃうんだろう・・?

784 :ほのぼのマユデス。ハイネ隊の皆様、ご登場。:2005/08/30(火) 14:52:03 ID:???
「うんぐらふとぅ うなしゅ いあいあ あいんしゅと・・・・。」
「お前は何を召喚する気だーーー?!」
俺は拘束された部下の様子を見に来た。
「アキラ!お前のオカルト趣味はいいがこんな所で何をする気だ?」
「いえ、せっかくだから異界と交信でもして見ようかな・・・と。」
コイツはアキラ・アインズ。趣味が非常に独特のため何処の部隊に行っても孤立をして
いて(もちろん、戦績はよい)軍がどうしようかと困っていたのを俺が拾った。
「ふふふふ、さっき整備の子のメアドもらちゃったv」
「・・・・そいつ、お前の性別に気づいてないんだな・・。」
グレイシア・ケリー。こいつはオカマだ。それが問題で軍内で孤立していたのが
俺に押し付けられた。まぁ、でもこいつは本当にいいやつだ。
「あー、ハイネだ!!」
「来てくれたんだ。」
「待ちくたびれたぜ・・・。」
ガキっぽいのがカルマ・テイラー。優男がキース・ジェミス。
跳ねた金髪がジョー・ラインだ。
こいつらはいたって普通の人間だがいかんせん軍の規則を守らない。
ジョーは学生時代から寮に女をつれこむし、カルマは門限を守らない。
キースはこう見えても酒好きでいっつも酒を持ち込んでる。
しかも三人とも制服は改造するは、パイロットスーツにペイントするは・・。
何回叱られても懲りない(やっぱり腕前はいいので軍も手放せない)困ったやつらである。
「・・・・・・。」
「こら、その手にもった小型爆弾はなんだ?爆発させて脱獄する気か。」
こいつはゼロ・クライト。どんな任務も確実にこなすがまったく他の隊員と
馴れ合わず、問題視されていたのを俺が引き取った。
ところが引き取ってみたら、こいつがドラえも○みたいなやつで
どこからともなくアイテムを出したり、軍のとんでもない情報を持ってたりと
よく解からない奴である。
「で、ハイネは説教の続きをされに来たの〜?」
「んなわけねーだろ。お前ら全員、解放だってよ。正式にミネルバのクルーに
なった。」
俺の言葉に「マジ?」とか「いやったぁぁぁぁ!!」とか叫ぶあいつら。
「まぁ、今回は俺のフェイス権限と議長の身内の脅迫によって議長が
動いてくださったおかげだ。」
「とんでもないんですね、議長の身内の方って!」
「仕方がない、どんな家でもお父さんはそんなもんだ!」

819 :ほのぼのマユデス。小ネタ集そのいち :2005/09/01(木) 20:54:09 ID:???
「と、言うわけで俺達はスティングのブロックワードを考えたいと思う。」
「うぇーい。」
「うーっす。」
ここは会議室、そこではゲンとステラとアウルがなにやら会議をしていた。
「よし、まず俺はこれだと思う。」
そう言ってゲンはマジックでホワイトボードにこう書いた。

『あかいあくま』

「どうだ?」
「・・・・・・・・・・モトネタが解からない。」
アウルに速攻で却下された。
「ステラは・・・これ。」
そう言ってステラが書いたのは。

『俺様の美技に酔いな。』

「ステラ、それは少し違うな。」
「うぇーい・・・。」
ステラの案はゲンにつっこまれてしまった。
「俺は、これだな。」

『モアシー』

「そうか、アウル。モアシーか・・。」
「・・でも、触覚とか・・胸毛とか・・・。」
二人とも少し納得したらしい。
「じゃ、スティングのブロックワードは『私が支えとなりましょう・・ユウナ・・・。
「お前らーー?!何やってんだー!!」
扉を見てると開いていてそこにスティングが立っていた。
「やべ!!スティングが来た!」
「・・・・スティングが来る・・・。」
「ずらかるぞ!!」

マユちゃん、案外お兄ちゃんは『シン』に戻らなくても充実した人生を
送れそうな気がします。
byゲンの中にわずかに残ってる『シン』

820 :ほのぼのマユデス。小ネタ集そのに :2005/09/01(木) 21:13:10 ID:???
「ギルパパ!!」
私は私用回線でギルパパに連絡をした。
「おや。マユ。嬉しいな、マユから連絡してくれるなんて・・。」
「んなこたぁ、どうでもいい。」
父親の威厳を見せようと思ったらしいが一撃の元粉砕する。
「それより!!ハイネ隊の人たちどうするの?!」
「そうだな・・、彼らは脱走兵だ。しかるべき処分を・・・・。」
冷静に言うギルパパ。
「そんな!!フリーダムのせいで大変になった戦場で私達を助けてくれたのは
あの人達なんだよ?!」
「しかし、マユ・・・。軍には規律が・・・。」
「去年のお花見の時撮った、『ギルバート・デュランダル珍プレー好プレー』。」
私はハロが撮った映像ディスクを見せる。
「マユ・・・冗談は・・・。」
「ラクス・クラインは語る『私は議長に裏切られた〜セクハラの日々〜』。」
私は確かにミーアお姉ちゃんの筆跡の原稿用紙を見せる。
「流石にこれ以上職権乱用したら・・・・。」
「タリア・グラディス著『若き日のギルバート〜これが若さか〜。』。」
私はさらに原稿用紙を見せる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「耽美小説 『ローランの剣と詩人〜家政婦は見た〜』、同シリーズ『ローランの剣と
三人目の・・。〜娘は見た〜』」
二冊の文庫本を取り出す。
「まて、マユ。今の本はマユも関係・・・・。」
「レイ・ザ・バレルが書く、渾身の一作『僕の二人のお父さん〜二人で仮面で授業参観はやめて〜』。」
とどめの原稿用紙。
「マユ、たとえ出しても出版界に圧力を・・。」
「誰もプラントにとは言ってないよ?地球の皆さんにばらまいても・・・。」
かいしんのいちげき!!きゅうしょにあたった!!
「・・・・解かった。圧力をかけておく。」
「ありがとーvギルパパv」
そう・・・、世界がこのマユ様が動かす!!
そして新世界の姫となる!!
11 :ほのぼのマユデス。チキチキミネルバ親睦ゲーム大会。企画編。:2005/09/06(火) 18:19:43 ID:???
『と、言うわけでうちの隊員もきたことだし、親睦を改めて深めようと思ったんだ
けど・・。お前らさ。みんなでゲームするつったら何?』

そう言う風に書いてあるプリントを見てアスランは悩んでいた。
ハイネが企画している「チキチキミネルバ親睦ゲーム大会」のアンケートである。
どんなゲームがやりたいのかクルー全員(艦長は怒るのでわたしてない)に
プリントを渡したのだ。
しかし、アスランは困っていた。彼はTVゲームなんてほとんどやらない。
昔、キラと少しだけ、ラスティと少しだけ。
つまり二年間はまったくゲームには触れていないと言う事になる。
(ゲームって言っても・・・FFとDQの名前くらいしか知らないぞ?)
アスラン、あなたはそんなんだから友達ができないんですよ。
なんとなくニコルが天国でそんな痛烈な一言をいった気がした。
しかし、アスランはアンケートをしっかり読んでいなかった。

『そうそう、特に希望の無い奴は出席のところに○だけつけといてくれ。』
プリントの隅に書き足しの手書きでそう書いてあるのを・・。



ちなみに主なアンケート結果。
『マリオパー○ィ』
『サクラ○戦コラムス』
『ぷよぷ○』
『いただき○トリート』
『人生ゲー○』
『ギルティ○ア』
『エアガイ○』
『カービ○のエアライド』
『レーシングゲームならなんでも』
『ポーカー』
『アッガイかわいいよアッガイ』


集計したハイネ隊隊員が頭を抱えたのは言うまでも無い。


76 :ほのぼのマユデス。チキチキミネ(略 ハイネ隊がまとめ隊 :2005/09/09(金) 19:32:26 ID:???
「・・・どうするよ、こんな統一感のないゲームばっかでて・・・。」
アキラが頭を抱えた。
「アキラ、没になったのはもっと凄い。」
そう言ってゼロがアンケート用紙の入っている箱を持ってきた。
『アンジェリー○』『FF7』『斬魔大聖デモンベイ○』
「もうみんなでやれるゲームじゃねえじゃねえか!!
最後の奴なんてここのクルー結構アウトだよ!!なんで機神咆哮のほうじゃないんだ!!」
「アキラ、そういう問題じゃないでしょ・・・?」
グレイシアはため息をつきながら呟いた。
「どうする?ハイネ?」
ジョーがそう言ってハイネの方を向くと、ハイネはほーこたんのCDを聞きながら
居眠りぶっこいてた。

「「「「「起きろぉぉぉぉぉぉ!!こんのボケ西川ぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」
「うっ、うわぁぁぁ!!しのはらさーん!!ミナ様の一人称は『私』ですよー!!」
ハイネはハイネ隊の協力プレイでぼこされた。

「で、皆、とりあえずこの中で持ってるゲームを言って欲しいんだ。」
ハイネはジャムおじさんみたいな顔で言った。
「ハイネー、俺『サクラ○戦コラムス』 もってまーす。初代ですか?2ですか?」
アキラが手を上げる。
「いや、そこまで詳しいこと知らないから。他には無いかー?」
「ハイネー、俺『人生ゲー○』も『ぷよぷ○』 も持ってまーす。セガサター○ですけど。」
「またお前か!!てゆーかセガサター○?!」
「まだ我が家では充分現役ですよ?データふっとぶけど・・。」
「聞いてねぇよ!!」
こうして会議は泥沼に入っていく・・・・・。




「マユ!!何処に行く!!」
「離してレイ兄ちゃん!!今日、ニホンのイケブクロの大○浪漫堂にいかないと
誕生日クーポンが!!」
「離してメイリン!!私はネオロマのイベントに行くの!!」
「お姉ちゃんもニホンに行こうとしない!!」
『俺!アーカムシティ言ってくる!!アルたーん!!』
「ハロ!!お前もか!!」

78 :ほのぼのマユデス。呼ばれて飛び出てシンハロ参上。:2005/09/09(金) 20:18:53 ID:???
『ト、イウワケデエロイヒト?ガオシエマスヨ。』
「エロい人と呼ばれて出てくるとは流石だな、ハロ者。」
『ウム。トイウワケデASTRAYノコミックスヲダシテキタ。ミテミルゾ、レイジャ。』
ーーーーアストレイちぇっくちゅうーーーーーーーーー
「読み終わったな。」
『あぁ。』
「まて、何故急に人モードだ。」
『カタカナは読みにくいだろう?レイ者。』
「まぁ、確かにそうだが・・・。」
『はい、じゃあまず初代アストレイ三巻、Xアストレイ二巻、アストレイR四巻だしてくださーい。』
「出したぞ。」
『じゃあ、初代は136P、Xアストレイは143P、アストレイRは76Pを開いて、ミナ様を見て見ろ。』
「・・・・・全部私だな・・・。」
『ちなみにギナ様も私だった。』
「つまり、ダムAは?」
『・・・・・・あれだ、外なる神々の陰謀。』
「そこまでスケールがでかいのか?!」
『イメチェンとかさ!!いろいろあるのよ!!ミナ様も!あははははははは!!』
「あ、こら!!結局解決しとらんじゃないか!!まてハロ者!!」

101 :ほのぼのマユデス。チキチキミネ(略  混沌からぽんと出てきた。:2005/09/10(土) 23:21:58 ID:???
ハイネ隊の会議は熾烈を極めた。
アキラが一人おたくっぷりを披露し、ジョーは暴れ、ゼロは高速思考で
どうすればいいかずっと考えてしたし、グレイシアはもうどうでも良くなって
自室へと帰って言ったし、カルマは居眠り、キースは飲ま飲まウェーイ。
そして、そんな超狂気の混沌の中から出てきた結論はこれだった。

『もう中止だよ、馬鹿隊長。つーかなんでこんなに統一感ないんだ?』

「えーなんでー?」
子供のようにプリプリ怒るハイネ。
「おい、なに萌えキャラぶってんだ。」
「大体、こんな個性が強すぎるやつらでゲーム大会とかしたら乱闘起こるよ。」
「昔、ハイネもやったしね。」
「ハイネ、割り切りましょう、でないとまっぷたつですよ。」
「うわーーーーん!!皆がいじめるー!!ほーこたーーん!!」



ハイネが幼児化して文句を言われてる時、グレイシアはミネルバのクルーに
ゲーム大会の中止の知らせを伝えた。
「・・・・・何か、あったんですか?」
「えぇ、まあ聞かないでちょうだい。」
そう言ってグレイシアは頭痛をおさえるように頭を抱えた、
「・・・・中止なんだ・・・・。」
マユはにぎやかなのが大好きな子だ。学園祭にはりきって当日風邪を引くタイプだ。
それゆえ、今回のことは相当楽しみにしていたらしく、非常に落ち込んでいる。
「・・・・・・・・・。」
それを見たグレイシアは一瞬考え込んだ。まぁ、世の中子供に弱いのは
古今東西人種関係なくごく一般の人間なら当然である。
「お嬢ちゃん、ちょっと付き合ってくれる?いいもの見せてあげる。」
そう言ってグレイシアはウインクをした。女性にしか見えないのがありがたい。
遺伝子操作にちょっと感謝。
マユはハイネ兄ちゃんの部下なので、悪い人ではないだろうと思いついていくことにした。
後ろでレイが「マユがたべられるぅぅう!!」とかハロが「おとめはぼくにこいしてるぅぅ?!」
とか叫んでるけど気にしないことにマユはした。
159 :ほのぼのマユデス。静かな夜に待ってるよ。:2005/09/12(月) 17:49:29 ID:???
「ここのエリア、使ってないみたいだからうちの部隊が貰ったの。」
グレイシアさんは色々な物を見せてくれた。
なんでもハイネ隊はハイネ兄ちゃんの活動のサポートもしているらしく、
簡単なスタジオや撮影所などを見せてくれた。
「どう?グゥルを改造してに乗せたりして簡易で持ち運びができるのよ。」
すごい。これだけの施設をハイネ兄ちゃんのためだけに作るなんて・・・。
ハイネお兄ちゃんは好かれてるんだなぁ・・・。
「で。ここがとっておきの部屋v」
そう言ってグレイシアさん扉を開けると、そこはたくさんの衣装があった。
「うわぁ・・!これ全部ハイネ兄ちゃんの?」
「ううん。ここには元々劇団として活動してた時の衣装もあるわ。」
「劇団?!ハイネ隊って劇やってたの?」
「そう、8人でね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・八人?
「あのー、ハイネ隊ってハイネ兄ちゃん入れて七人じゃ・・・・。」
「あ・・・・・。」
しまったと言う顔するグレイシアさん。
「・・・・仕方ないか、いいわ。話してあげる。」
そう言って、グレイシアさんは私をガラスケースに飾ってあるドレスの前
まで連れてきた。ガラスの靴があるところからシンデレラの衣装だろう。
「この衣装は・・、私達の部隊にいた女の子が着てた物なの・・・。」

160 :ほのぼのマユデス。静かな夜に待ってるよ。:2005/09/12(月) 18:04:28 ID:???
その子はね、うちの部隊の紅一点でとってもいい子だったの。
MSの格闘戦はそれは強かったわ、昔からニホンの・・・・ナギナタだった
かしら・・・?それを習ってたんですって。
たぶん、親御さんが顔をコーディネイトしない主義だったのね。
顔を他の子に比べてぱっとしなかったわ、でも、それを補って有り余る程の
魅力があの子にはあった。
何時も平和を願ってて・・、戦闘が終わった後の戦場に花をまいたりしてたわ。
ラクス様の大ファンでね、よくファンクラブの雑誌を見せられたりしたわね。
演技も歌もうまかったの。どうせ自分達の趣味でやってる劇団だから
スポットライトなんて浴びられなくて軍艦の中でおひろめしたりとか
その程度だったけど、それなりにファンもいたのよ?でも、他の女の子
が調子乗ってるとかいじめてたらしくて・・・・・。
え?その女の子たちはって?なんかアキラがそうとう懲らしめたらしいわ。
いやー、あの時のアキラの表情って言ったら・・、あのにぎやか三人組も
引くほどの気迫で・・。あらいやだ、脱線しちゃたわね。
ここの衣装もあの子がね「スポットライト浴びれないならせめて衣装は!!」
って言ってて私達もそれくらいは・・って張り切った結果がこれ。
で、その活動が認められてなんと議長に公演してくれって頼まれたの。
演目はその子が好きな『シンデレラ』この衣装はあの子が着てたの。
生まれて初めてちゃんとした舞台でスポットライトを浴びて・・・。
とっても輝いてた。嬉しそうだった。でも・・・・・・・・。
まさかその後あんなことになるなんて、考えもしてなかった。



162 :ほのぼのマユデス。静かな夜に待ってるよ。:2005/09/12(月) 18:16:25 ID:???
「どうなったんですか?」
私は純粋な疑問で聞く。
「いなくなったの。」
「え?」
「いなくなったの、失踪して行方不明。」
公演が終わった二日後、遊びに行ったのよ。どっきりさせようと思って
電話しないでね。
そして言ってみたらいないのよ。あれ?と思ってドアノブを引いてみたら
開くのよ。どうしたのかなって思ったら家の中はからっぽで・・・。
ただ、ガラスの靴がリビングの中央においてあるだけだった。
そう、グレイシアさんは語った。
「皆必死で探したわ・・・・。友達、親御さんの所・・・どこにもいなかった。」
つらそうな声を吐き出すグレイシアさん。
「それから、私達は劇団をやめた。その代わり、ハイネがデビューして
資金集めをした。これだけ目立てばあいつも黙ってられないだろう、
それにあいつが戻ってきた時金があればちゃんとしたスポットライトを
浴びせてやれるって・・・。」
・・・・普段、あんなに明るいハイネ隊に、こんな過去があるなんて
思ってもみなかった・・・・。
「あの、その女の人ってなんていう名前なんですか・・?」
次の瞬間、私はあたまを殴られたような感覚に襲われた。

「ミーア。ミーア・キャンベルよ・・・。」

214 :ほのぼのマユデス。レッツストーキング!!:2005/09/13(火) 21:31:04 ID:???
注;もう時間軸なんかしるもんか。


「えー、こんにちは。マユ・アスカです。」
「ルナマリア・ホークです。ただいま、艦長の命令によりアスランさん
ストーキング中であります。」
「別の方向からハイネ隊の仲良し三人組さんも追跡ちゅうであります。」
なんかテレビ番組のキャスターになったつもりで話す。
建物の屋上の上から手を振ってくれるカルマさん。
ま、ケロロ口調だけど。
「あ!!」
「どうしたの?!」
アスランお兄ちゃんの方を見てルナお姉ちゃんが声をあげた。女の人だ。
「うぁー、すごいねー。フラグたちまくりだねー。」
ハイネ隊の人たちはなにやらケータイで写メしまくってる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
・・・・・こわぁっ!!無言の恐怖ですよ?!



215 :ほのぼのマユデス。ストーキングされてる側。:2005/09/13(火) 21:39:14 ID:???
「で、あちらではディアッカにあったんだが・・・・・。」
「は?」
・・・・あぁ、ディアッカ・・。お前は一体何をしたんだ?
俺は町で偶然ミリアリアと出会った。彼女はいまカメラマンをしているらしい。

「ごめん、遅くなった!!」

男性がこちらに近づいてくる。

「もう!サイったら遅い!!」
「サイ?!」
「久しぶりだね、アスラン。」


「そうか・・、ミリアリアの手伝いか・・。」
「そ。事務仕事とかはサイが手続きをしたりしてくれてるの。」
ミリアリアはサイと組んで仕事をしているらしい。
「ん・・・?ということは・・・・まさか!!」
俺は自分の頭に浮かんだ物に戦慄した。
「はははは、俺達付き合ってるんだ。」
そう言ってサイは恥ずかしそうに笑った。


・・・ディアッカッ・・・ディアッカッ・・・・ディアッカァァァァァッ!!



216 :ほのぼのマユデス。レッツストーキング!!:2005/09/13(火) 21:51:30 ID:???
どうやらさっきの女の人には恋人がいるらしい。
ルナお姉ちゃんはほっとしている。
いったんアスランお兄ちゃんが泊まるホテルをチェックし、その隣のホテル
に宿泊することになった。
「で・・・?そちらから何か聞こえた?」
今は部屋で作戦会議をしている。
「点々と・・何せあの店こんでたからなぁ・・・・。」
「ご飯美味かった!!」
「はいはい、お菓子あげるからカルマ君はだまっててねー。マユちゃんもはい。」
私はキースさんからもらったカステラをもふもふと食べる。
「しかし、アークエンジェル・・キラ・・・などの単語からおそらく
この後接触するかもしれないね・・。」
「ふぁーふへんじぇふっふぇあふふぁんふぁふぉっへは?」
「カルマ、食ってたら言え。」
このカステラ大きいなぁ・・・、しかも卵たっぷりで美味しい・・・。
「じゃ、このまま追跡を続けるってことで・・。」
「そうね。」
もふもふもふもふもふもふ・・・・・・。あー、本当にこのカステラうまいわぁ。
「ふぃふふぃふぁっはらふぃへふばにかへれふふぉ?」
「マユ、あんたも食べてから話しなさい。」
239 :ほのぼのマユデス。そのころの居残り組。:2005/09/14(水) 20:50:24 ID:???
「ハイネ!!中の人がテレビにでてるわよ!!」
グレイシアが談話室に飛び込んできた。
「なにぃ?!中の人が?!」
ハイネは飲んでいた紅茶の缶を握りつぶす。
「ゼロ!!ハッキング開始!!艦内のありとあらゆるモニターで中の人を
映すんだ!!」
「了解。」
パソコンをすばやく取り出すゼロ。
そして目にも留まらぬ速さで艦内ネットに侵入する。
「アキラ!!現在の中の人は?!」
「あー、残念、あるある探検隊ネタは終わっちゃいました。」
携帯テレビで現状報告する。
「ちっ!!せめてヴェステージだけでも・・・・。」
「何やってるかーーー!!」
なんとネット侵入に気づいたアーサーがハイネに鉄拳を喰らわせた。
すごいぞアーサー!!!戦闘以外では結構やるんだね!!
でも、軍人さんとしては二流だね!!
頭から煙を出して倒れるハイネ。
「あかん!西川くんが気絶してもーた!!」
「そう言うオチかいっ!!」
290 :ほのぼのマユデス。二人の『代用品』:2005/09/16(金) 18:34:35 ID:???
『ふっふふーん、あはーv』
「うるさいぞ、ハロ。」
今、レイとハロは任務を受けて謎の施設へ向かっている。
ハロは人間の姿になって単独でインパルスに乗れて上機嫌だ。
「まったく・・、本物の『シン』もそうなのか?」
『いや・・、俺のデータとかだと変に大人ぶってる・・・まぁ、あれくらいの
年頃の男の子にしては結構落ち着いてたかな?』
「そうか。」
『それこそ・・レイ。お前はどうなんだ?』
ハロの言葉に動きが止まるレイ。
「どういう意味だ?」
少々殺気をこめて問い返す。
『あー、レイ。俺がさ、いままでのエースパイロットについてちょっと
研究してることは知ってるよな?それにはMSの動きも研究してたんだけど・・・・。
レイの動きと・・・『ラウ・ル・クルーゼ』の動きが被るんだよね。』
ハロが言った瞬間レイはビームライフルを放った。ハロはそれを盾で受け止める。
『あっぶねぇ!!落ち着け!!誰にも言わないし、言ってないよ!!』
「何だと・・・?」
ライフルを突きつけたままレイは呟く。
『いいか?!俺の第一優先は『マユ』!!そしてマユが守ると誓った対象!!
んでもって第二優先が『議長の命令』!!
下手に喋ったらマユ達に危害があるし!何より俺にはなんのメリットもない!!
俺には『マユに危害を加える物意外には危害を与えられない』っていう
プログラムもされてる事はレイも知ってるだろ?!』
ハロがそう叫ぶとレイは静かにライフルを下げた。
『まったく、アレだね。君のーすがーたーは♪僕ににーてーいるー♪』
「何だと?」
『だってさ、レイはクルーゼのクローンで、俺は『シン』の代用品。
たんに材料が有機物か無機物かの違いでその存在は似てると思わないか?』
「・・・・・遅れる。急ぐぞ。」
『はいはい。』
それから先、二人は会話をしなかった。


でも、所詮はほのぼのですから・・・。


−−−−−−−inロドニアのラボ

「あぁっ?!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁっ?!!!!!」
『やっぱりレイは三人目だったのか!?』
「違うわぁ!!このお前なんてコンだろ!!コン!!」
『俺はあんなナンパぬいぐるみじゃねえよ!!』
303 :ほのぼのマユデス。お留守番マユちゃん。:2005/09/17(土) 15:33:18 ID:???
マユは、任務から帰ってきて、医務室にいた。
それはなぜかというと・・・・。

−−−−−−in夕暮れの海辺
『じゃあ、なんで本物の彼女が殺されそうになるの?』
『なんだって?!』
アスランたちの会話を岩部からこっそり聞くマユ達。
並んだ姿はプレーリードッグのようである。
「え・・・・?それどう言うことだよ!!(小声)」
「おい!!写真がとれないだろ!!(小声)」
「あれが・・・フリーダムのパイロット?(小声)」
ばれないように、しかしよく見えるように近づくハイネ隊爽やか三組、もとい三人組。
「ちょっ・、押さないでよ!(小声)」
前にいるルナマリアが文句を言うが、次の瞬間。

「キャーーーーーーーッ!」

なんとマユが崖から落ちてしまったのだ。
「マ・・・・・ッ!」
「伏せろ!!見つかる!!」
ルナマリアはジョーによって伏せられた。しかし、その時見事に頭が岩に当たって気絶する。


『げぶらっ!!』
キラの上に何かが落っこちてきた。
『マユ?!』
盗聴器からアスランの困惑する声が聞こえる。
『大丈夫か?!』
アスランは急いでマユを抱き上げる。
『見せろアスラン!』
カガリがマユを見る。彼女は幼い頃からさまざまな教育を受けた来た。
その中には簡単な医学知識も含まれている。
『・・・・大丈夫。気を失ってるだけだ。ただ、軽く頭を打っている。
医者に見せたほうがいい。アスラン、話はもうやめだ。ミネルバに戻れ。』
カガリはアスランに告げた。
『カガリ・・!』
『・・・・お前の言ったこと、よく考えてみるよ。その子のこと、よろしくな。』
カガリは明るい顔でいった。ちなみにキラはまだ倒れているが、ミリィも気にしていない。



そんなこんなで、マユは現在医務室にいる。
記憶も見事にアスラン達の会話の所だけ抜けている。カステラの味は良く覚えていたが。
「・・・・もう頭もクラクラしないのに・・・。」
彼女が医務室にいる理由にはもう一つあった。

ミネルバはただいま、地球連合の施設、『ロドニア・ラボ』の調査中なのだ。

356 :ほのぼのマユデス。マユと再会。:2005/09/18(日) 17:09:39 ID:???
「・・・・・・・・・・。」
マユはもの凄い不機嫌だ。
おそらく、ラボの調査に置いてけぼりにされたせいだろう。
しかし、あんなところをとてもじゃないがマユに見せるわけにはいかない。
オレは艦長と相談してとりあえずどんな施設だったかをマユに説明するだけ
にしておいた。
しかし・・、それにしても不機嫌すぎである。
腕に抱かれたシンハロがミシミシいってる。
『ダレカー!!ヘルプミー!!』
嗚呼、哀れなハロ。しかし今はあの施設のせいでかなりブルーなのでだれに助けて
くれない。
「やったー!!ドムドムキャンペーンに当たったーー!!ブラックショルダー!!」
いや、一人ブルーじゃないやつがいた。アキラだ。
なにやら調査の時基地から来た輸送船に荷物が届いたらしい。
「あー、ACも届いたし・・・・。今日は運がいいなぁ!!」
・・・・・いや、むしろあの施設のことを考えないように必死らしい。
「マユちゃん、アドチルみる?確かFF好きだったよね?」
アキラはそう言って届いた映像ディスクを見せた。少しマユが反応する。
「・・・・・・見る。」
「うん、じゃあ皆でみよっか。」
そう言ってアキラがプレーヤーを持って来ようとすると、突然警報がなった。
『コンディションレッド発令!!アビス、ガイア、カオスがこちらへ向かって
きています!パイロットは各自急いで搭乗してください!!』

357 :ほのぼのマユデス。ゲンと三人。:2005/09/18(日) 17:25:31 ID:???
「ネオが・・・悪い事にザフトがって・・・。」
それを聞いた瞬間、アウルの顔つきが変わる。
「母さん!!」
アウルは格納庫の方に向かう。
「アウル!!」
急いで俺達は追いかけるが、普段よりアウルは早く走る。
「母さん・・!!母さん・・・!!」
アウルは自分がブロックワードを言っていることも忘れていた。
いや、正しくはブロックワードによる縛りが薄くなっていたのだろう。
走るアウルの胸には、二つのロケットが輝いていた。


「ハッチを開けろ!!!開けないと吹き飛ばすよ!!」
「ステラのセリフー!!」
スティング達が追いついた頃にはアウルはアビスに乗っていた。
そして、とうとう格納庫の壁を打ち破って出撃してしまった。
「ちっ!!俺達が後を追う!!ゲンは残っててくれ!!」
「何で?!」
スティングに反発するゲン。
「お願い・・・・ネオ・・・守って。」
「うん、解かった。」
しかし、ステラの声にあっさり承諾する。
「これね・・、お守り。ゲン持ってて。」
そう言うとステラは銀のロケットをゲンに渡した。。
「ステラ・・。」
「ステラ、帰ってくるよ?」
寂しそうな顔をするゲンにそっと触れるステラ。まさしく狗と飼い主。
そして、ステラはスティングと共に出て行った。
あれ・・、なんか俺が一番ヒロインっぽくないか?
ゲンは思わず自分に心の中で突っ込む。そして、ステラのロケットを開けた。

すると、そこには楽しそうに笑う三人と一人の少女。

「・・・・・・・・・・俺だけ仲間はずれだ・・・・・。」

おい!!マユはどうした!!マユは!!
            byゲンの中に少し残っている『シン』