- 353 名前:329 :2005/05/15(日) 18:30:11 ID:???。
「さまよう眸」マユver.+
ハイネがやたら出張ってるのは仕様。
多分一話に入りきる量のはず。
- 354 名前:1 :2005/05/15(日)
18:32:06 ID:???
- (ミーアがアスランのベッドに潜り込んでいるシーンは削除)
ロビー、話し込んでいるアスラン&ミーア&マユ&ルナ
ミーア「あー、可愛い!お嬢ちゃん、あなたなんてお名前?」
マユ「ま、マユ・アスカって言います、ラクスさん」
ミーア「いい名前。私より・・・ずっと」
ルナ「ラクスさん、自分のお名前が嫌いなんですか?」
ミーア「あ、あ、えーとね、そういう事じゃなくてね・・・」
アスラン(なるほど、そっちのことか)
ミーア「それより、あなたみたいな子供が、なんで基地に?」
アスラン「彼女はザフト軍兵士です。勲章も議長から頂いています」
ミーア「へ?」
四人の所へハイネが歩いてくる
ハイネ「ふう、やっと見付けたぞ。ったく、ちゃんと部屋にいてくれよな」
(で、OP)
アスラン「ああ、あなたですか、ハイネ・ヴェステンフルスさんという方は」
ミーア「あ、すみません、私が部屋から連れだしたんです」
(ルナ、少し顔をしかめる)
ハイネ「お気になさらず。こうして会えたんですから問題ありませんよ。
えっと、そこの赤い髪の女の子が、インパルスのパイロットかな?」
マユ「インパルスのパイロットは私です!」
ハイネ「・・・え?」
ミーア「じょ、冗談でしょ?」
マユ「本当です!」
ハイネ「おいおい、新手のジョークか?」
マユ「・・・っ!」
アスラン「本当ですよ、ハイネさん。実際、赤服を着ているでしょう」
ハイネ「た、確かにそうだが、信じろってほうが無茶だろ・・・」
ルナ「そりゃあ、私だって最初は信じられませんでしたけど、あの子は本物のエースですよ」
ハイネ「そんなにすごいのか?」
アスラン「俺が保証しますよ。下手すれば俺よりうまいかもしれない」
ハイネ「へぇ。ひとつ、手合わせでも願うか」
マユ「ふーんだ、後悔しても知らないから!」
アスラン「お、おいこら!失礼だぞマユ!」
ミーア「ずいぶん世話を焼くんですね・・・アスランって、もしかしてロリコン?」
アスラン「なんでそうなる!?」
マネージャー「ラクス様。そろそろ仕事のお時間です」
ミーア「分かりました」
マユ「もう仕事なんですか!?まだ朝食も食べてないのに・・・」
ミーア「これも平和のためですから。マユちゃんも、頑張って下さいね」
マユ「は、はい!」
アスラン「・・・無茶はするな。いつか倒れると困る(呟くような感じで)」
ミーア「(満面の笑顔)はい!ありがとう、アスラン!」
ルナ「むむ・・・」(ミーア去る)
- 356 名前:2 :2005/05/15(日)
18:33:08 ID:???
- ハイネ「しかし、この子がアスラン以上ねぇ・・・お前が二年間のブランクで腕が落ちたとか」
ルナ「そんな事ありません!アスランさんはエースです!つい最近の戦い(>>258)だって私を助けてくれて」
ハイネ「い、いや冗談だから。そんな凄い奴らがいるのに、何で俺にそんな艦に行けと言うかね、議長は」
ルナ「え!?」
アスラン「ミネルバに乗られるんですか!?」
(あとは本編と同じ、ここを参照して下さい→ttp://zakkuzaku.tripod.com/seed-d/seed-d21.html)
ハイネ「さて、マユちゃん?」
マユ「子供扱いするなっ!」
ハイネ「朝食の後、少しMSで勝負でもしようか?」
マユ「上等だよ!」
ルナ&アスラン「・・・はぁ(首をすくめる)」
(ミーアがアスランにキスを願うシーン・ルナがミーアの件でアスランにいろいろ言うシーンも削除)
場面切り替わり、演習場。
ザフト兵A(走りながら)「おいおい、フェイスとザフトのエースが勝負だって?」
ザフト兵B(走りながら)「しかもそのエースは女の子ときてる!こりゃ見ないとな!」
タリア「まったく・・・どうしてこう、勝手な事を」
アーサー(走りながら)「はやく艦長、近くで見れなくなりますよ!」
タリア「・・・うちの戦艦のクルーはこんな人間ばっかね」
(インパルスとグフが並んで立っている)
ハイネ「さて、どこまでやれるかな、お嬢ちゃん」
マユ「ただの子供じゃないところ、見せてやる!」
(二人のコックピットのパネルにメイリンの顔が写る)
メイリン「それでは、戦闘を開始して下さい!」
ハイネ「グフ・イグナイテッド!行くぞ!」
マユ「フォースインパルス!行くよ!」
(演習用の剣でつばぜり合い→インパルスバルカン(無論訓練用の弾)連射で距離を取る)
ハイネ「っ!」
(インパルスライフル(ペイント弾)連射→グフ盾で止める→インパルス消えている)
ハイネ「上手いな。機動性をちゃんと活かしている。だけど、正直すぎる戦法だぜっ!」
(グフ背面撃ち→インパルスとっさにライフルを盾にする→インパルス、ライフルを捨てる)
ハイネ「演習でも実戦と同じ条件になるようにするか!いい奴みたいだなっ!」
マユ「ライフルが無くたって、きゃあ!」
(グフ撃ちまくる→逃げ回るインパルス)
ハイネ「これで終わりか!?お嬢ちゃん!」
マユ「子供扱いするなって、言ってるんでしょうが!」
(インパルス、演習剣ぶんなげる、グフライフル落とす)
ハイネ「なにっ!?」
マユ「もらったよ!」
(インパルス、ナイフを抜いてバルカン撃ちながら突進、グフとっさにヒートロッドを絡ませて電流流す)
マユ「ええっ、きゃあああああ!!!」
ハイネ「やべっ!やっちまったか!?」
(インパルス墜落、マユ一瞬気絶、目を開けると剣を突きつけるグフ)
- 358 名前:通常の名無しさんの3倍
:2005/05/15(日) 18:34:11 ID:???
- アスラン「さすがだなハイネ、やるじゃないか!」
ハイネ「まあ、負けたら面目立たないからな。子供に負けたフェイスなんて評価はごめんだ」
ルナ「ところで、マユは?」
レイ「街にでかけるとか言っていた。まああいつの性格だ、基地にはいられんだろう」
ルナ「まずいよ、探しに行かないと!」
アスラン「なんで慌ててるんだ?どうせすぐ頭を冷やして戻ってくる」
ルナ「あの子、方向音痴なの」
レイ「そう・・・だったのか?」
ルナ「知らなかったの、レイ?もう!探しに行くわよ!」
(ルナとレイ、走って画面から消える)
アスラン「あ、俺も行くぞ!」
ハイネ「じゃあ、俺も行きますか。ザフトのエースに何かあったら困る」
アスラン「ずいぶんと評価が高くなってるな、ハイネ」
ハイネ「まあな。負けそうになって、つい実戦用の武器使っちまったからな」
アスラン「あの鞭のことか?」
ハイネ「ああ。我ながら少し情けないぜ。あの子は天才だ」
(CM)
マユ、ふくれながら街をうろつく
マユ(なんで私が負けたの・・・少なくとも出せる実力は出したのに・・・)
脇に踊っているステラが写る
マユ(ああー、もうむかつく)
マユ、ステラと衝突、派手に転倒
マユ「あう!?」
ステラ「あ・・・」
マユ「い、いったー、もう何するのよもう!ってまたあなたなの!?」
ステラ「?」
マユ「あなた、アーモリーワンでも私にぶつかったでしょう!?」
ステラ「あーもりーわん?何それ」
マユ「もう・・・。そういえば、前は男の子二人と一緒だったような気がするけど」
ステラ「あ!アウルも、スティングも、いない・・・」
マユ「もしかして・・・あなた、迷子?」
ステラ「(こくこく)」
マユ「(私よりずっと大きいのに・・・)しょうがないなぁ、探しましょ」
ステラ「あなた・・・だれ?」
マユ「マユ。マユ・アスカ。ただ勝手に世話焼いてるだけだから、気にしないで」
ステラ「マユ・・・」
マユ「ほら、ぼーっとしてないでさっさと来る!」
(で、色んな場所を歩き回る画像が連続して入る)
- 360 名前:4 :2005/05/15(日)
18:35:18 ID:???
- (そして喫茶店に入る絵)
マユ「もう、全然見つからないなぁ。本当にこの街にいるの?」
ステラ「ねぇ。ここって、どこ?」
マユ「え!え、えっと(携帯開いて地図見る)、ここは、えーと」
ステラ「マユも・・・迷子・・・くすっ」
マユ「笑うなっ!」
ステラ「マユも、私といっしょ」
マユ「うー・・・」
(二人でジュースを飲んでいる絵)
マユ「そう言えば、アウルとスティングって、あなたの何なの?」
ステラ「分かんない・・・気付いた時から一緒・・・」
マユ「兄妹?」
ステラ「みたいな感じかも・・・」
マユ「親は?」
ステラ「知らない・・・見たことない」
マユ「見たことないって・・・」
ステラ「あ、ネオが親みたいな感じかも!」
マユ「ふぅん、まあ一人でも親がいるならいいか」
ステラ「どうして?」
マユ「そりゃあ、いないよりはいるほうがいいでしょ」
ステラ「もしかして・・・マユって」
マユ「・・・その話はしないで」
ステラ「・・・」
マユ「・・・」
マユ「あ、あのさ、ネオとかいう人の携帯の番号、知ってる?」
ステラ「番号、知らない・・・」
マユ「参ったな・・・こうなったら、基地に戻るしかないか」
ステラ「基地?」
マユ「私、ザフトの赤服なんだ!へへー、すごいでしょ!」
ステラ「!!!」
マユ「あー、でも私も迷子だったんだ、どうしよう・・・」
ステラ「ザフト・・・敵・・・」
(ステラ回想、子供ステラが多数の研究者に取り囲まれる絵)
研究者1「いいか、君の存在価値はザフトを倒すためだけだ。他の事を考える必要はない」
研究者2「だから頑張って戦いたまえ、こうなりたくなければな(廃棄処分されているエクステンデッドを指さす)」
(場面戻る)
マユ「え、なんだって?」
ステラ「でも・・・でもマユは・・・」(ステラ走り去る)
マユ「あ、ちょっと!?もう、何なのよ・・・(財布からお金を取り出す)お勘定ここに置いておきますから!お釣りいりません!」
- 362 名前:5 :2005/05/15(日)
18:36:28 ID:???
- 走るマユ(背景は夕方)
マユ「ちょっ、待ちなさいよステラ!あなた足速すぎ(他人とぶつかる)きゃっ!」
マユ「この、気をつけなさいよ!」
ちんぴら「ああん?」
(画面切り替え、走っているステラ)
ステラ「ザフト・・・敵。でも・・・マユは・・・」
ステラ「謝らないと・・・」
(ステラ、振り向く)
ステラ「いない・・・」
路地裏
マユ「う・・・(エマージェンシーのボタンを押す)」
ちんぴら1「人にぶつかっておいて気を付けろっとは、ずいぶんいい度胸だなお嬢ちゃん?」
マユ「えーと、それはその、深い事情があって・・・(壁際へ後退しつつ、ポケットを探る)」
マユ(銃、持ってきてたっけ、ナイフでもいい、お願い・・・!)
(マユのポケットから何かが落ちる)
ちんぴら2「ん、何だこりゃ?(拾い上げる)」
マユ「あ、駄目!」
ちんぴら3「おい、こりゃザフトの勲章だぜ!」
ちんぴら4「もしかして、こいつは・・・」
マユ「そ、そうよ、私はザフトのエースパイロットよ、だからさっさと消えなさい!
私にひどいことしたら、みんなが黙ってないよ!」
ちんぴら5「おい、聞いたか!」
ちんぴら1「ひゃはは、こんなガキがエースとはザフトも堕ちたもんだな!」
(ちんぴら一斉に笑う)
マユ「くっ・・・!!!」
ちんぴら2「だが、こいつがコーディネーターなら金になるんじゃねえか?」
ちんぴら3「ああ、連合に売り渡せばいい金になりそうだ。ガキだしな・・・」
マユ「なっ、何を言ってるの・・・」
ちんぴら4「そうと決まれば話は早え。一緒に来て貰おうか、お嬢ちゃん(マユの首根っこつかむ)」
マユ「は、放してよ!この・・・」
ちんぴら1「ぐあああっ!」
(ちんぴら1、壁に叩き付けられる)
ちんぴら5「な、なんだ?」
(ステラ、路地裏の入り口に立っている)
ステラ「その子を・・・放せ」
ちんぴら2「お、女!?」
ちんぴら3「てめぇ、何者だ!」
(ちんぴら2,3ステラに飛びかかるも、ステラ片手でちんぴら2をつかんでちんぴら3にぶつける)
- 363 名前:6 :2005/05/15(日)
18:37:48 ID:???
- ちんぴら4「な、こいつ普通じゃねえ!」
ステラ「消えて・・・!」
(ステラ、片手でちんぴら4を持ち上げて壁に叩き付ける)
ステラ「後は・・・あなただけ・・・」
ちんぴら5「ひ、ひいっ!」
ステラ「その子を放して逃げるか・・・それとも他の人と同じ目に遭うか・・・」
ちんぴら5「は、放します放します、はい!(マユを放して逃げる)うわあああああ!!!」
(ステラ、放心状態のマユに近づく)
ステラ「だいじょうぶ・・・?」
マユ「あ、ありがとう・・・ぐ、ぐすっ(泣く)」
ステラ「泣かないで」
マユ「だ、だって怖かったんだもん・・・」
ステラ「だいじょうぶ、ステラ、マユを守るよ」
アウル「おい、いたぞ!・・・ん?」
ルナ「アスランさん、こっちです!いましたよ!」
夜の路地裏、気絶したちんぴら達が派手に横たっている
アウル「おいおい、赤服かよ・・・」
スティング「しっ!どうしたんだ、ステラ」
ステラ「あのね、この子を守ってあげたの!」
アウル「はぁ?」
(アスラン、ハイネ、スティングに歩み寄る)
アスラン「部下が世話になったようですね」
アウル「フェイス・・・!」
スティング「・・・いえいえ、大したことではありませんよ」
ハイネ「ところで、彼女は見事な体術をお持ちのようですが、何かやっているのですか?」
スティング「・・・格闘技を少々」
アスラン「それは素晴らしいですね。今回のような件では特に役に立ちます」
ハイネ「何かお礼をしたいのですが、少し基地に来て下さいませんでしょうか?」
スティング「いえ、急いでおりますので。ほら、行くぞステラ」
ステラ「え・・・でも、ステラ、マユを守るって約束したもん・・・」
スティング「いいから!」
(ルナの胸で泣いてるマユ)
ルナ「あれ、もうあいつら行っちゃうの?ずいぶん急いでるのね」
レイ「あいつらは・・・」
ルナ「なんか言った?」
レイ「いや」
- 364 名前:7+ :2005/05/15(日)
18:39:01 ID:???
- マユ「あ、待ってステラ!」
(マユ、ステラに駆け寄る)
ステラ「?」
マユ「えっと、ステラ、携帯持ってないんだよね?」
ステラ「(こくこく)」
マユ「これ、お兄ちゃんのなんだけど、あげるよ。これで迷子になっても大丈夫だよ。私は大丈夫じゃなかったけど・・・」
ステラ「返さなくて・・・いいの?」
マユ「いいよ、自分のは持ってるし、お兄ちゃんはもう、帰ってこないから・・・」
ステラ「・・・」
スティング「行くぞ、ステラ!」
ステラ「あ・・・」
マユ「ごめんね、ステラ!でもきっと、また会いに行くからね!」
ステラ「マユ・・・」
マユ「その時は迷子にならないで遊びましょ!」
ステラ「!・・・うん!」
笑顔で去っていくステラ。少し寂しげなマユの笑顔で締め。