- 324 :通常の名無しさんの3倍:2006/06/18(日) 15:47:24
ID:???
- 単発設定小話 「PPPK」あなたには功夫が足らないわ編
■PP
〜ガーティ・ルーへ帰還したシンとスティング〜
リー「少尉。ご苦労だったな」
シン「艦長・・・すまん。大佐は見つけられなかった。スティングに聞いた限りじゃ撃墜されたらしい」
リー「・・・そうか。仕方ないな。・・・帰ってきた早々に悪いがな、急いで宇宙へ上がる準備をしてくれ」
シン「スティングを休ませる時間もないのか?」
スティング「・・・シン。俺のことはいい。・・・はやいとこ宇宙へ上がってしまおうぜ」
シン「スティング・・・・・・。お前がそういうならいいけど・・・無理すんなよ」
リー「時間がないからな、軍曹にはもう少々がまんしてもらおうか」
〜医療室で上がるのを待つスティング。ブリッジに向かうシンとリー〜
リー「少尉。そこの席に座っていいぞ」
シン「ここは大佐の席だろ?俺はこっちの補助席でいいさ・・・」
リー「・・・大佐はもういない。MS隊の隊長としてそこに座ってくれればいい」
シン「わかった。・・・・・・俺は・・・ここで何もできなかった。なにも・・・守れなかった」
リー「少尉にそういう気持ちが生まれたなら・・・地上に戻った意味はあったというものだよ」
シン「・・・・・・気持ち・・・ねぇ・・・・・・」
〜自覚に欠けるシン。・・・そしてガーティ・ルーは宇宙へ上がった〜
■P
ミーア「・・・もう急なんだから!用意っていったて・・・竹田さん。サラさんは?」
タケダ「サラはんはなんや用事があるちゅうて、今回はこれませんねん」
ミーア「えー!なによ、ラクスの護衛じゃなかったの!?もうっ!」
タケダ「まぁまぁ、なにやら議長自らの依頼らしいぃてどうしてもはずせませんのやと。かんべんしたってな?」
ミーア「議長からの・・・そう・・・じゃぁ仕方ないわね」
タケダ「ささ、急いで急いで。荷物はようまとめてぇな、ほら寝巻きに下着に化粧ポーチに・・・」
ミーア「ちょ、ちょっとー!なに人のタンス勝手にあけてんのよ!ちょ触んないでよ!」
タケダ「そないなこといううてる場合ですか?はようはよう」
ミーア「だから、下着ぐらい自分でやりますって。さわんなよ!このエロジジイ!!」
タケダ「エ、エロジジイって!・・・・・・ま、ええか。」
ミーア「いいのかよ!!」
タケダ「さ、車に行くでぇー!・・・ああ、そうそうサラはんから伝言預かっとったわ。ほい」
ミーア「紙袋?」
〜開封するミーア〜
手紙「ピンクの毛染めを入れておきました。付け根の地色が最近目に付きます。手入れをサボってはだめよ。 以上」
ミーア「・・・・・・っちょ、そういことは気づいたそばで言ってよ!!」
■K
〜デストロイが暴れまわった都市を見回すキサカ〜
キサカ「・・・・・・アークエンジェルの被害はなさそうだな。連合も当分動けまい。・・・・・・やはりザフトが立ちはだかりそうだな」
サイ「キサカ一佐。出発準備できましたよ」
キサカ「ああ、ジブラルタルへ向かうぞ。・・・サイ、トノムラはどうした」
サイ「トノムラさんなら・・・むこうでいじけてますけど
トノムラ「・・・はぁぁ〜・・・・・・なんで俺アークエンジェルにのってないんだろう・・・・・・」
完
- 345 :通常の名無しさんの3倍:2006/06/19(月) 17:17:00
ID:???
- 単発設定小話 「キラ」哀をください編
〜アークエンジェルに帰還したフリーダム〜
キラ「ふぅっ・・・・・・」
ミリアリア「キラ!大変よ!!」
キラ「ミリアリア・・・ごめん、ちょっと休ませて・・・・・・」
〜フリーダムのつま先の上に腰を下ろすキラ〜
ミリアリア「・・・どうしたの?なんか、顔色悪いわよ?」
キラ「え?・・・ああ、いやなんでもないんだ。なんか疲れちゃってね・・・・・・。そういえば何か大変だって?」
ミリアリア「ああ!そうそう。キラ、少佐が・・・フラガ少佐が生きていたのよ!」
キラ「えっ!!ムウさんが!?・・・今どこに居るの!」
〜ミリアリアの顔を急に見上げるキラ〜
ミリアリア「い・・・今、医療室でマリューさんが尋問しているわ」
キラ「アークエンジェルにいるの!?・・・・・・そう・・・」
ミリアリア「・・・キラ、本当に大丈夫なの?さっきより顔色が悪いわよ」
キラ「え・・・いや大丈夫だよ。それよりもムウさんに・・・!っあっと」
〜立ち上がろうとしてよろけるキラ〜
ミリアリア「ちょっと!ぜんぜん大丈夫じゃないじゃない・・・休んでからにしなよ。ね」
キラ「・・・・・・うん・・・そうするよ」
〜ゆっくり立ち上がりロッカールームへ向かうキラ〜
ミリアリア「・・・・・・なにかあったのかしら?」
〜ロッカールームの椅子に腰を下ろすし目を瞑るキラ〜
キラ「・・・・・・あの少女・・・まさかザフトのパイロットだったなんて・・・・・・。それに・・・僕のせいで・・・僕のせいで家族をなくしたと・・・」
〜自分の両手をじっと見つめるキラ〜
キラ「僕が・・・僕が戦ったから・・・・・・お兄さんは記憶をなくして、お父さんとお母さんが死んだ・・・?
・・・・・・僕が・・・殺してしまったの?・・・まだ僕は、僕は・・・・・・」
〜身体全体が小刻みに震え、涙を落とすキラ〜
〜<ドンッドンッドン!!>ロッカールームの扉が叩かれた〜
カガリ「おい!キラ!!大丈夫か!ロッカーにはいってもう2時間もたつんだぞ!!」
ミリアリア「っちょっと、カガリさん!!そんなに強く叩かなくても・・・」
カガリ「キラの様子がおかしいっていたのはミリアリアじゃないか!?それにロッカーに2時間もいるなんておかしいだろ!」
ミリアリア「それは・・・そうだけど・・・・・・」
カガリ「おいっ!キラっ!!扉開けるぞ!」
〜カガリが扉に手をかけようとすると、扉はゆっくりと開いた〜
カガリ「キラ・・・おいっ大丈夫なのか?」
キラ「カガリ・・・・・・心配させてごめん。大丈夫だよ。ミリアリアにも心配をかけてごめん・・・」
ミリアリア「本当に大丈夫なの?さっきよりは顔色よくなったみたいだけど・・・」
カガリ「お前・・・泣いてんのか?」
キラ「・・・部屋に戻るよ・・・・・・」
カガリ「・・・・・・ああ」
完
- 410 :通常の名無しさんの3倍:2006/06/25(日) 08:19:24
ID:???
- 単発設定小話 「マユ」スタンドアローン編@
〜デュランダルがロゴスへ宣戦布告をした頃〜
タリア「・・・ギルバート、あなたって人は・・・」
〜艦長室を出て、ブリッジに向かうタリア〜
アーサー「艦長・・・。いよいよわが軍が優位に立ちましたね!」
タリア「・・・そうね・・・・・・」
アーサー「・・・?どうか、しましたか?」
タリア「え?いえ、なんでもないわ。・・・アーサー、臨時のミーティングをしたいのだけどセッティングお願いできるかしら?」
アーサー「ああ、はい。すぐにセットしますが、各班の班長だけでよろしいですか?」
タリア「・・・パイロットは全員招集しておいてちょうだい。あとは班長だけでいいわ」
アーサー「は、了解しました」
〜通達を行うアーサー。シートに深く腰をかけるタリア〜
タリア「アークエンジェルを追えとはね・・・まったく、用心深さは変わらないわね」
〜ブリーフィングルームで臨時ミーティングが行われている〜
タリア「みんな忙しいところ悪いわね。命令が下ったので連絡しておくわ」
アーサー「・・・艦長?ジブラルタルに集結するのではなかったのですか?」
タリア「そのつもりだったんだけどね。議長の意向により、ミネルバは別行動に入るわ。・・・狙いは・・・アークエンジェルの殲滅」
アスラン「!っ艦長!それはっ!?」
タリア「連合の脅威はもう取り去ったし、あとは目障りな障害物を排除しようってところね。」
レイ「さすが議長はよく目が行き届いていらっしゃいますね」
ルナマリア「う〜ん・・・そうね。わたしもアークエンジェルを叩くのに賛成だわ。ミネルバはずーと独立した命令体系だったし、いまさら大規模な戦闘に参加してもね〜?」
アスラン「っく、しかしアークエンジェルは!!」
レイ「アスラン・・・アークエンジェル、フリーダムの今までしてきたことを思えば当然の帰結でしょう?」
アスラン「レイ・・・・・・」
〜愕然とした表情でレイに振り返るアスラン〜
タリア「はいはい。アスランをあんまり責めないの。いきなりアークエンジェルを襲うつもりはないわ。・・・でもねアスラン、チャンスは一回だけ。ダメだったら全力でアークエンジェルを叩くわよ」
〜アスランと目線を合わし忠告するタリア〜
マユ「レイ、さっきのシミュレーションの続きをしましょ。時間はそんなにないはずよね?」
レイ「そうだな・・・。艦長、私とマユはこのあたりで失礼してもいいですか?」
タリア「そうね、方針は伝えたしこの辺で一旦解散しましょう。各班長は班員に今のことを通達するように。別途詳細な打ち合わせをしましょう」
レイ「ありがとうございます、艦長」
〜部屋を出るレイとマユをおいかけるアスラン〜
アスラン「レイ!マユ!・・・シミュレーションって・・・一体なにのシュミレートなんだ!?」
マユ「フリーダムとの戦闘に決まってるじゃないですか。アークエンジェルで唯一強力なMSなんですから・・・・・・」
アスラン「マユ・・・お前・・・・・・」
マユ「そういえば、アスランさんには言ってませんでしたっけ?私の両親は・・・フリーダムに殺されたんです!!」
〜アスランをにらみつけレイと一緒にアスランから離れてゆくマユ〜
完
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- 415 :通常の名無しさんの3倍:2006/06/26(月) 20:09:56
ID:???
- 単発設定小話 「ルナマリア」スタンドアローン編A
〜廊下をいらだちながら歩くアスラン〜
アスラン「キラ・・・カガリ・・・・・・なんでお前たちは・・・くそっ!!」
〜廊下の壁を叩くアスラン〜
ルナマリア「アスラン・・・・・・」
アスラン「ルナマリアか・・・。お前はシミュレートに参加しなくていいのか?」
ルナマリア「そんな・・・皮肉っぽく言わなくてもいいじゃないですか・・・・・・。アスランはどうしてここにきたのですか?」
アスラン「・・・どうしてだって?・・・・・・プラントが気になったからだよ。どんなに離れてもプラントは故郷だしな」
ルナマリア「嘘なんか聞きたくない!オーブが・・・カガリ・ユラ・アスハ代表のことを思ってなのでしょう!?」
アスラン「っ・・・・・・。スパイだっていいたいのか?」
ルナマリア「そうじゃない!そうじゃ・・・。でもあんなに動揺していては、だれもアスランを信用しなくなっちゃいますよ!!」
アスラン「信用なんて・・・もうないじゃないか。敵も倒せず、MSも失って・・・・・・」
ルナマリア「そんなに簡単にあきらめていいんですか?フェイスってそんなものなんですか!?」
アスラン「ルナマリア・・・」
ルナマリア「私はトップガンに選ばれたときに・・・嫌がらせをうけました・・・・・・」
アスラン「嫌がらせ?」
ルナマリア「ええ・・・。実力でとった赤服じゃないと、女だからたまたま選ばれたんだとか・・・でも女だからってゆうのはおかしいんです。
私以外にも女性のパイロット候補生はいたんですよ。やっかみなんでしょうね?」
アスラン「つらかったか?」
〜アスランの問いに首を横に振るルナマリア〜
ルナマリア「いいえ。私が勝気な性格だってこともありましたが、かばって・・・というか勇気付けてくれた方がいたんですね。その方も
アスランと一緒・・・フェイスだったんですよ。特務隊だから簡単に身分なんて明かしちゃいけないのに、その方はあっさり
教えてくれたんですよ。女だからって萎縮したちゃだめだって・・・・・・」
アスラン「そうか・・・・・・」
ルナマリア「ええ・・・だからですね。フェイスに任命された人はいつでもちゃんとしていてほしいんです。ザフト兵すべての規範でいてほしい」
アスラン「・・・・・・俺にそうしろというのか・・・出戻りの俺に?」
ルナマリア「出戻りは関係ありません。ただ・・・私はフェイスは常にそうあってほしいと望んでいるんです。だから・・・アスランもそうあってほしい」
アスラン「・・・そうだな。でもな、俺の想いはそういうところじゃないんだ」
ルナマリア「アスラン」
アスラン「まぁ、愚痴っていても何も始まらないからな。俺は俺のできることをしよう」
ルナマリア「そんななげやりなっ!」
アスラン「お前もマユやレイのところにいけよ!フリーダムは・・・キラ・ヤマトは手強いぞ。たとえ不殺をまもったままだとしてもな」
〜アスランの自室前に着く〜
ルナマリア「わたしはそういうことを聞きたいんじゃなくてっ!ちょっと、アスラン!!」
〜部屋の扉が閉まる〜
ルナマリア「アスラン・・・あなたがザフトに戻って来た意味は・・・なんなのよ」
〜半泣きのルナマリアに背後から声がかけられる〜
メイリン「お姉ちゃん!」
ルナマリア「・・・ぐすっ・・・・・・なに?どうしたの」
メイリン「お姉ちゃん・・・泣いんてんの?」
ルナマリア「泣いてないわよ・・・で、なんかあったの?」
メイリン「冷蔵庫においてあったプリンがなくなってんのよ!」
ルナマリア「・・・ああそう。また買えばいいじゃない・・・いいわね、あんたは気楽で・・・・・・」
〜騒ぎ立てるメイリンの肩をぽんっと叩き歩き出すルナマリア〜
完