ZGMF-X56S/β ソードインパルス
■SWORD IMPULSE GUNDAM

C.E.72・3・10。
プラント、連合間で締結された停戦条約(通称ユニウス条約)締結後に
ザフトが開発した新たな規格が「セカンドシリーズ」と呼ばれるMS群である。
インパルスガンダムはこれら実験的に造られた5機の内の1機であり、
この条約をクリアし尚かつこれ以前のMS以上の性能を実現する為に様々な新技術を採用している。
大きな特徴としては「MSへのN(ニュートロン)ジャマーキャンセラー使用の禁止」
(すなわち核エンジンの使用不可)を解決する為のエネルギー供給システム
「デュートリオンビーム送電システム」の採用であり、
もう1つが様々な戦局の変化に対応する為の「シルエットシステム」と呼ばれる武装換装機構の導入であった。
この他にもパイロットの生存率の向上を目的とした
戦闘機に変化する独立型のコクピット「コアスプレンダー」を取り入れる等、
両陣営を通しての従来型MSと比べて大幅に進化した機体となったのだ。
ソードインパルスは近接戦闘に特化した「ソードシルエット」を装備した形態であり、
ゼロ距離での格闘戦に於いて無類の強さを誇る。
赤く変化したVPS(ヴァリアブルフェイズシフト)装甲は切り伏せた敵の返り血に染まる勇姿なのかもしれない。

■マユ・アスカ

インパルスガンダムのテストパイロットであるマユ・アスカは、
連合軍によるオーブ侵攻作戦の際に目の前で両親と兄(生死不明)を失った。
その後プラントに渡った彼女は紆余曲折を経てテストパイロットになる。
ミネルバの仮搭乗員となりファントムペインとの戦闘で初陣を飾る。
その後戦いを繰り返しながら地上に降りた彼女は、戦火の中で何に向かおうとするのか?



■MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀
背部左右に装備されている、レーザーの刃を持つ長刀。
その形状から前大戦時、連合のGAT-X105ストライクやX-131ソードカラミティが使用していた
「シュベルトゲベール」の影響が伺える。
例え敵軍の兵器であれ、有効と思われる物は貪欲に取り入れるザフト設計陣の柔軟性が垣間見える好例であろう。
ソードインパルスはこの長刀を手に単身敵地のド真ん中に突入、
数々の敵と格闘戦を演じその全てを一刀の下に両断している。

■エクスカリバー・アンビデクストラスフォーム
2本のエクスカリバーを柄部分で結合した状態。ランスや薙刀等のロングレンジの格技を使用することが出来る。
2つの刃が巻き起こす颶風(ぐふう)は巻き込んだ敵を尽く八つ裂きにする。

■RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン
背部に2本装着されたビームの刃を持つブーメラン。
ジャスティスに装備されていた「RQM51」の発展改良型と思われる。
単体ではビームブーメランだが、2本を接続することにより大型の実刃ブーメランとしても使用が可能となる。
この時の破壊力は複数の敵を纏めて両断するほどの威力を持つ。

■MA-BAR72 高エネルギービームライフル
MA(マティウスアーセナリー)の最新モデルビームライフル。
フリーダムやジャスティスの兵装だったMA-M20ルプスを改良し、デュートリオンシステム使用に変更した。
当初ビーム兵器に関しては遅れを取っていたザフトだが、ここに来て連合を凌駕した感がある。

■MMI-RG59V 機動防盾
フォース・ソード・ブラスト形態での共通のビームコーティングシールド。
戦術にあわせて中央部がスライドし大きさが変化する。
ソード時では持ち回りを考慮し最小の形態となっている。

■ソードシルエット
ソードシルエットは近接格闘戦を想定した装備であり、
MS戦の他にも対艦船や文字通りの拠点への切り込み等に絶大な力を発揮する。

■コアスプレンダー
インパルスにのみ実験的に採用された独立型コクピット。
戦闘力はさほどでは無いが、パイロットの生存率の向上や得意な戦況下での戦術の拡大等の役目を担っている。

■チェストフライヤー レッグフライヤー
コアスプレンダーと合体し、インパルスガンダムになる上半身と下半身のパーツ。
設計者に言わせると、「全く新しい効率の良いMSシステムである」らしい。


ZGMF-1000/A1 ガナーザクウォーリア (ルナマリア・ホーク専用機)
■GUNNER ZAKU WARRIOR 〔LUNAMARIA HAWKE CUSTOM〕
ザクウォーリアは停戦協定(ユニウス条約)の締結後に開発されたMS郡
「ニューミレニアムシリーズ」の1カテゴリーである。
前大戦後期ザフトはX09A(ジャスティス)、10A(フリーダム)等で高い実績を上げた
核エンジン搭載型のMSを時期主力として想定し、
その量産試作型として「ZGMF-X999」(一部では9ザクやザク999(トリプルナイン)と呼ばれることもあったらしい)を開発した。
が、戦後その核エンジン自体がユニウス条約の条項の一つである
「軍事目的でのN(ニュートロン)ジャマーキャンセラーの使用禁止」に接触した為に開発は中止され、
既に完成していた47機全ても公式記録上は解体・破棄された。
(もっとも、この記録の信憑性は疑わしく、後に複数の目撃例が存在している)
しかし、その機体本体のポテンシャルは高く、
正式採用となった「ZGMF-1000」ZAKU=Zaft Armed Keeper of Unity へと引き継がれることとなった。
このザクウォーリアは後に開発されることとなったインパルスガンダムにおける
シルエットシステムの設計思想を先取りしており、
「ウィザード」と呼ばれるバックパックの換装により様々な戦況に対応することが出来る。
ガナーウィザードは砲撃戦に特化した装備であり、長射程高出力のビーム砲を搭載している。

■ルナマリア・ホーク
エリートパイロットの称号であるザフトレッドの制服(いわゆる赤服)を身に纏う17才の少女。
ザフト新鋭艦ミネルバに配属されアーモリーワンにおけるファントムペインのガンダム強奪作戦に遭遇、
そのまま初陣を飾る。
真紅に染められたザクウォーリアは数々の戦場で敵を貫く。

■M1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲
ガナーウィザードに装備されている長射程高出力のビーム砲。
大容量のエネルギータンクが併設されることで、絶大な破壊力を誇り尚かつある程度の連射性も維持している。
まさに魔獣(オルトロス)の異名が相応しい兵器である。

■MMI-M633 ビーム突撃銃
ザクウォーリアの標準型兵装。破壊力と速射性を合わせ持つビーム機関銃。
その性格上、多少命中精度は落ちるが弾のばら撒きを優先し、同時に多数の敵に攻撃を行う。
特徴的なドラム型のビームマガジンを、シールドの裏側にスペアとしてホールドすることが出来る。

■MA-M8 ビームトマホーク
ビームの刃を持つザクウォーリアの近接格闘用兵装。
従来のMSが装備していたサーベル等の斬撃兵装より荒々しい印象が強い打撃兵器。
状況によっては敵に投げつけることさえある。通常はシールド内に収納されている。

■シールド
ザクウォーリアの左肩に装着されている対ビームコーティングが施された盾。
オーブから流出した高硬度鋼の精錬技術は本来の用途の他に、
表面に突き出した3本の衝角を利用した突撃攻撃を可能とした。
またビームマガジンやビームトマホークのホルダーとしての役目も持つ。

■手榴弾(ハンドグレネード)
ザクウォーリアは左右腰部キャニスターにハンドグレネードをマウントすることが出来る。
榴散弾は作戦用途に応じて通常のZR30Fの他に、
高性能炸裂弾や強力な燃焼性を持つZR27I テルミット焼夷弾など様々な弾種がある。

■ZGMF-1001/M BLAZE ZAKU PHANTOM [ REY ZA BURREL CUSTOM ]

ザクファントムは第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦終結後に連合・プラント間で交わされた
停戦条約「ユニウス条約」の締結後にザフト軍で開発された新世代MS群「ニューミレニアムシリーズ」の1カテゴリー
「ZGMF-1000 ザクウォーリア」の上位機種にあたる機体である。
「ユニウス条約」は地球・プラント両陣営の軍部に様々な影響を及ぼした。
中でも「MSに対してのNジャマーキャンセラーの使用禁止」の条項は、
ザフトにとってMS開発計画の見直しを迫られることになる重大事であった。
X10A「フリーダム」、X09A「ジャスティス」開発時に統合された3大設計局は
それ以後のMS機関部に核エンジンの搭載を前提としていたからだ。
(実際にプロトタイプは核駆動だったZGMF-X999が存在している)
既に核エンジン搭載型のMSを時期主力として想定し、その量産試作型を開発していたが、惜しくも解体・破棄された。
しかし、その機体本体のポテンシャルは高く評価され正式採用となったザクシリーズへと引き継がれた。
「ザクファントム」は主に隊長クラスのパイロットが搭乗し、指揮官機として用いられている。
頭部の角状の装飾やパーソナルカラーの機体が多いのも特徴である。
ザクウォーリアと同様に、インパルスガンダムにおけるシルエットシステムの設計思想を先行した
「ウィザード」と呼称される武装換装システムにより様々な戦局に対応可能である。
ブレイズウィザードは高機動力と火力に特化しており、
大型ブースターと背部ポッド「AGM138ファイヤビー 誘導ミサイル」を搭載している。

■レイ・ザ・バレル
ミネルバ所属のパイロットの中で常に戦場と戦局を冷静に見つめ続けていたエース、レイ・ザ・バレル。
同僚であるルナマリアとはアカデミー時代からの中。

■ブレイズウィザード
高出力のブースターを左右に2基搭載。機動力を飛躍的に高めることができ、
他のウィザードパックとは比較にならないほど高機動性に特化している。
前線において、ブレイズウィザードが装備されたザクウォーリアの存在も確認されている。

■AGM138ファイヤビー 誘導ミサイル
ブレイズウィザードに装備されている誘導ミサイル。
同時発射数の多さを生かした弾幕形成に威力を発揮する。ミサイルポッドに多数収納されている。

ザク本体の武装はガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)参照してください。


サイドアーマーに装備されてる手榴弾にはいくつか種類があるようです。
・ZR20E 高性能炸裂弾
・ZR27I テルミット焼夷弾
・ZR30F 通常榴散弾
・ZR11Q 閃光弾
・ZR13Q 発煙弾

■ ガイアガンダム インスト設定
  ザフト軍がインパルス・カオス・アビス・セイバーと共に開発した最新鋭MS「セカンドシリーズ」の一機。
  L4プラント「アーモリーワン」で地球軍特殊部隊「ファントムペイン」のメンバー、
  ステラ・ルーシェにより強奪され、以後その搭乗機となる。
  ユニウス条約締結によるMS開発のネック(リンデマン氏の提案による双方のMS保有制限)をクリアーすべく
  ザフト設計局が出した回答の一つが「単機で複数の機能を有するMSの開発」即ち、
  基本と言える「汎用性(MS)」と特殊環境における「特化性(MA)」を合わせ持った
 「セカンドシリーズ」であった。
  ガイアガンダムは前大戦のアフリカ戦線で多大な成果を上げた(ストライクにこそ苦杯を嘗めさせられたものの、
  スエズ攻防戦でユーラシア軍大戦車隊を壊滅させたことを嚆矢(こうし)とし各戦線で有用性は実証されている)
  四足獣型MS「TMF/A-802 バクゥ」の傍流とも言える機体である。
  疾駆する黒き地母神は、地上・宇宙と舞台を変えインパルスに牙を剥く!!

  MA-BAR71XE 高エネルギービームライフル
  セカンドシリーズのビームライフルはその型式から
  セイバー用の「MA-BAR70」を元にそれぞれの仕様にカスタムを施したと思われる。
  この「MA-BAR71XE」はガイアがMA形態時にも胴体右に装着使用する為、
  特殊地形での機動戦を考慮した改良がなされている。

  MA-81R ビーム突撃砲
  背部左右に装備されたアサルトビーム砲。
  MA形態における主力火器である。機動戦闘において高い精度を持ち、
  カオスガンダムの起動兵装ポッドにも搭載されている。

  MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
  左右バーニア付姿勢制御翼の前部に発振されるビーム刃。
  MA形態での戦闘時、すり抜けざまに敵を両断するというかなり荒っぽい兵装であり、
  ある意味ガイアを象徴する武器であるといえる。

  MA-M941 ヴァジュラ ビームサーベル
  両腰部に装備されたビームサーベル。アビス以外に装備されているセカンドシリーズの共通兵装。
  従来のミラージュコロイド技術の応用である磁場固定法から、
  ユニウス条約を巡るトラブルの際に開発された新技術の一部を導入し、より強力な出力を実現した。

  MMI-RS1 機動防盾
  通常は左腕にバインドされている、ビームコーティング仕様のシールド。
  MA形態時には胴体下面に装着され、弱点になりうる底面のコクピットをカバーする。

  MMI-GAU1717 12.5ミリ機関砲
  MA形態時の頭部にある対地上掃討用兵器。あくまでも防御用であるが高い速射性能を誇る。
  カオス、アビスの頭部に装備されたCIWSと口径が同じ為、弾丸の共有性がある。


ZGMF-X23S セイバーガンダム

■SAVIOUR GUNDAM

ザフトがユニウス条約締結後に新たな設計思想の下に開発したMS郡が「セカンドステージ」である。
「ZGMF-X23S セイバーガンダム」もこのカテゴリーに属する機体であるが、
インパルス、カオス、ガイア、アビスに比べ諸事情により開発が遅れていた。
しかしこの遅延が幸いし、アーモリーワンにおけるファントムペインのガンダム強奪の奇禍を免れることとなった。
セイバーはカオスと同じく型式に「2」を持つ航空機系統の機体であり、
続く開発ナンバー「3」を見る限り、完成を見た5機の中でも初期に設計されていたと推測することが出来る
(あるいはその為に開発段階で何らかの問題が生じたとも考えられる)。
この機体もMAへの変形機構を有しているが、他の4機に比べそれ以外の特殊兵装の搭載が少ない。
しかし、逆に言えばそれだけ機体自体の性能が高く、故にパイロットを選ぶMSなのかもしれない。
またザフトはこのMS群の活躍に並々ならぬ期待をかけており、
それを証明するかの様にインパルスとセイバーは(強奪されなければ他の3機もそうなったかもしれないが)
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダル直々に搭乗要員を選出し間接または直接的に自身の影響下に置いている。
疾き紅き機体に忠誠を誓ったアスラン・ザラは、混迷の世界の救い主となれるのであろうか。

■アスラン・ザラ

第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦終結後、オーブに亡命したアスラン・ザラは「アレックス・ディノ」と名乗り、
新たに代表首長となったカガリ・ユラ・アスハ私的秘書となっていた。
カガリ・ユラ・アスハのプラント亡命を経て、ザフト復帰を決意する。
己が信念の元、FAITHとなり再び戦場に立つアスラン・ザラ。その行く末にある未来とは……。

■MA-BAR70 高エネルギービームライフル
MA(マティウスアーセナリー)の最新モデルビームライフル。
他のセカンドステージにも採用されているが、個々の機体により多少の改良が施されている。
MA形態は左側面にバインドされているがその状態でも使用が可能である。

■MMI-RD11 空力防盾
左腕にバインドされた対ビームコーティング仕様のシールド。
MA形態では機体の下面に装備され死角からの攻撃に対処すると同時に、
航空巡航時の空気抵抗に対する整流の役目も果たしている。

■MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
アビス以外のセカンドシリーズに共通で採用されたビームサーベル。
従来のミラージュコロイド技術の応用である磁場固定法から、
ユニウス条約を巡るトラブルの際に開発された新技術の一部を導入しより強力な出力を実現した。
インファイトにも高い実力を発揮するセイバーにとっての主力武装の一つである。

■M106 アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲
背部左右にある大口径のビーム砲。MS、MA両形態におけるメインウェポンである。
フリーダムに搭載されていた「M100バラエーナ」にエネルギー変換効率の向上等の改良を加え、
核エンジンによる膨大な電力供給が不可能な現状での使用を可能とした。

■MA-7B スーパーフォルティスビーム砲
ジャスティスに搭載されていたカノン砲「MA-4B」をパワーアップさせた物がこの「MA-7B スーパーフォルティス」である。
核エンジンが無いというハンデを乗り越え、元来の高出力・連射性を継承する優れた一品である。

■MA形態
セイバーガンダムの高機動戦闘に特化した形態。
複数の敵に対しては一撃離脱で標的を粉砕し、vs単体での格闘戦闘では、
MS、MA両形態を駆使して戦いに緩急をつけ、敵を翻弄する。

■ZGMF-X56S/θ デスティニーインパルス
 「ZGMF-X56S インパルス」の最大の特徴は、
かつて屈指の名機と謳われた地球連合軍のMS「GAT-X105 ストライク」シリーズに採用されていた
ストライカーパックに類似したシルエットモジュールを採用した点にある。
シルエットモジュールは自立飛行が可能なシルエットフライヤーと結合することで、
パイロットの求めに応じて機動的かつ迅速に、適切にモジュールを提供することが可能となっていたが、
シルエットモジュールを搭載・管理する大型専用母艦を必要とし、
逆に複数のインパルスタイプMSの運用を困難なものとしていた。
「ZGMF-X56S/θ デスティニーインパルス」は、本来のザフトMSのコンセプトである
「1機であらゆる戦況に対応できる万能兵器」というコンセプトに立ち返るものであった。
デスティニーシルエットはインパルスタイプMSに用意された
フォース、ソード、ブラストの各シルエットの機能を一つに統合したものである。
その武装は、ZGMF-X56S/βと同様のレーザー対艦刀「エクスカリバー」、
背部のテレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔と、きわめて強力である。
また、インパルス本体に対するボルトオン装備として、
両腕にそれぞれビームシールド発生装置「ソリドゥス フルゴール」、
ビームブーメラン「フラッシュエッジ」が備え付けられ、攻防に渡って高い能力を獲得した。

 しかし、こうした過剰ともいえる武装の搭載は、元来よりコアスプレンダーシステムの採用によって
複雑かつ精密なインパルスの機体構造に大きな負担をかけ、ビーム兵装に偏った武装は電力を大食いし、
その機体性能を万全に発揮したとして、一戦闘において2〜3回のデュートリオン充電を必要とした。
このような身体ではいかに機体性能が高くとも十分にその真価を発揮し得るとは言い難く、
結果として4機のデスティニーシルエットが完成したに止まった。
この機体コンセプトと名を継承して新規設計されたのが、
ミネルバ隊のマユ・アスカが登場する「ZGMF-X42S デスティニー」である。

[ZGMF-X56S 武装]
胸部機関砲:MMI-GAU25A 20ミリCIWS
腰部ナイフ:M71-AAK フォールディングレイザー 対装甲ナイフ
ビームライフル:MA-BAR72 高エネルギービームライフル
前腕部ブーメラン:RQM60 フラッシュエッジ ビームブーメラン×2
前腕部ビームシールド発生装置:MX2351ソリドゥス フルゴール×2

[ZGMF-X56S/θ 武装]
背部ビーム砲:テレスコピックバレル展伸式ビーム砲塔×2
背部ビームソード:MMI-710エクスカリバー レーザー対艦刀×2

ZGMF-X42S
DESTINY GUNDAM:SPEC
■型式番号:ZGMF-X42S
■全高:18.08m
■重量:79.44t
■武装
 MMI-GAU26 17.5ミリCIWS
 MX2351 ソリドゥス フルゴール ビームシールド発生装置
 RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン
 MMI-714 アロンダイト ビームソード
 M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
 MMI-X340 パルマ フィオキーナ
 MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル

■M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
背面左部に装備された、破壊力と精度を併せ持った大型ビームランチャー。
ハイパーデュートリオンからの豊富なエネルギー供給によりオルトロスや
ケルベロスを遙かに上回る攻撃力を持っている。通常は折りたたまれた
状態にあり、展開時の銃身は機体の身長を超えるほどである。

■MMI-X340 パルマ フィオキーナ
両手の掌に装備されたビーム兵器。デスティニー
の隠し武装ともいえ、密着した状態の相手を確実
に破壊する。通常有り得ないゼロ距離での格闘戦
を想定した物であり、ここからもデスティニーの
特異さを伺う事が出来る。新機軸の兵装であるが
故に戦術バリエーションも未知数である。

■MX2351 ソリドゥス フルゴール
両手の甲に装備された、ビームシールド。 一説には
「CAT-X1/3 ハイペリオン」に装備されていた
「モノフェーズ光波シールド」の類型とも思われる。
前大戦後、衰退したユーラシア連邦 から科学者陣に
よりもたらされたものであろうか?形状は状況に応じて
変化するのでオールラウンドでの使用に適している。

■RQM60F フラッシュエッジ2 ビームブーメラン
左右両肩のビームブーメラン。
ソードインパルスの同装備の
改良型である。オリジナルに
あった連結機構は無くなって
いるが、ビームの出力調整に
より刃が伸縮しビームサーベル
としての役割も果たすようになった。

■シールド
説明無し。

■MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
先行したセカンドステージシリーズMS
に装備されていたビームライフルの
改良型。ハイパーデュートリオンの
採用により、豊富な電力が確保された
ことからそれに対応できるように
改良され、出力と連射性が
大幅にアップされた。

■MMI-714 アロンダイト
背面右部に装備されているビームの刃
を持つ長刀。エクスカリバーの改良型
であるが刀身はさらに伸びている。
斬馬刀の如く一刀の元に敵艦船を両断
する切れ味を持つが、同時に格闘戦で
も猛威を奮う。一見どうということは
無さそうだが、これだけの長さを持つ
と(想定してあるとは言え)バランス
は決して良いとはいえず、達人とも
いえる技量を持ったパイロットのみ
これを自在に操れるのだ。

ZGMF-X42S デスティニーはインパルス等と同様、「セカンドステージシリーズ」にカテゴライズされる機体である。
X56Sがシルエットの換装によりあらゆる戦局に対応しようとしたのに対し
デスティニーは全ての状況に対処しうる装備を最初から搭載するという発想の元に在る。
そしてこれを実現させ得たのも最新型の動力機関「ハイパーデュートリオン」である。
この機関は従来型デュートリオンの改良型で、スラスター全開時の機動性能向上もめざましく、
高速機動時には光学残像を形成することも可能である。
この残像は、散布されたミラージュコロイドを使い、空間上に自機の立体像を形成することにより実現される。
ユニウス条約上の制限事項である核動力とミラージュコロイドが搭載されたことは、
条約が事実上形骸化していることを示しているといえるだろう。
この「コンプリートMS」のスペックを最大限に引き出せるマユ・アスカが搭乗者となった今、
正にデスティニーは史上最強の機体となったのかもしれない。

915 :通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 18:41:54 ID:???
■ZGMF-X666S LEGEND GUNDAM
 「ZGMF-X666S レジェンド」はプラントで「ZGMF-X42S デスティニー」と共に極秘裏に開発され、
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルが「地球連合」との決戦に際して投入した機体である。
「ZGMF-X56S インパルス」をはじめとする「セカンドステージシリーズ」のMSを大幅に上回る性能を保持
し、 さらにはデスティニーと同様に最新型の動力機関「ハイパーデュートリオン」が搭載されている。
これは従来のデュートリオンを強化改良したものであり、その出力は計算上オリジナルの数倍であるとされる。
この機体の最大の特徴はシルエットからもうかがえるように前大戦終盤でザフトが投入した
「ZGMF-X13A プロヴィデンス」に酷似した分離式統合制御高速起動兵装群ネットワークシステム「ドラグーン」が
搭載されている点にある。この武装は全周攻撃と広領域戦闘性に優れている反面、
従来のシステムでは優れた空間認識能力を保有している限られたパイロットにしか運用できなかったが、
「ZGMF-X24S カオス」に搭載されていた起動兵装ポッドを経て
比較的容易に運用可能なドラグーンシステムへと進化を遂げている。

 

■レイ・ザ・バレル
 
■レジェンドガンダム
 型式番号:ZGMF-X666S
 全高:18.66m
 重量:86.02t
 武装:MMI-GAU26 17.5ミリCIWS
     MA-BAR78F 高エネルギービームライフル
     MA-M80Sディファイアント改 ビームジャベリン
     MX2351 ソリドゥス フルゴール

     背部・ドラグーン(ビーム・スパイク装備タイプ)
      ●GDU-X7 突撃ビーム機動砲
     背部&腰部・ドラグーン(通常タイプ)
      ●GDU-X5 突撃ビーム機動砲

916 :通常の名無しさんの3倍:2005/10/19(水) 18:42:55 ID:???
■MA-BAR78F 高エネルギービームライフル
 先行したセカンドステージシリーズMSに装備されていたビームライフルの改良型で、従来型よりも大型化されている。
ハイパーデュートリオンの搭載により、出力と連射性が大幅にアップした。また、背部のバックパックにも装備が可能である。

■MA-M80Sディファイアント改 ビームジャベリン
 脚部に収納されたビームジャベリン。左右に収納され単体でビームサーベルとしても使用可能、
連結することでナギナタ状の武器としても使用可能である。

■MX2351 ソリドゥス フルゴール
 両手の甲に装備されたビームシールド。デスティニーに装備されているものと同一である。
一説には「CAT1-X1/3 ハイペリオン」に装備されていた「モノフェーズ光波シールド」の類型とも思われる。
前大戦時、衰退したユーラシア連邦から科学者陣によりもたらされたものであろうか?
形状は状況に応じて変化するのでオールラウンドでの仕様に適している。

■GDU-X7 突撃ビーム機動砲
 先端に4つのビームスパイクが装備されているドラグーン。変幻自在の格闘能力が付与され、多次元攻撃を展開する。

■GDU-X5 突撃ビーム機動砲
 背面に6基装備されたドラグーン。引力下では装備されたまま稼動し、
固定武装として敵に対して砲撃することも可能である。
腰部左右のスカート部分も同じものであり、実際は計8基が装備されていることになる。

■ZGMF-XX09T DOM TROOPER(仮設定)

ザフトでは前大戦終結後もMS開発が行われ、数度のコンペティションが行われた。
「ドムトルーパー」はザクの先行試作型である「ZGMF-X999」の設計思想から派生し、
ザクと同じウィザードと呼ばれるバックパックの換装によって様々な戦局に対応できるよう想定された機体であり、
後にザクに採用されたウィザードはほぼ全て換装可能であった。
当初はミラージュコロイドの使用も想定された機体であったが、
ユニウス条約締結でその使用が制限されるとそのコンセプトが宙に浮いてしまった。
また、主に重力下での使用を想定した大型のホバリングユニットを脚部にマウントし、
その鈍重なシルエットとは裏腹に地形によっては2足歩行のMSよりも高速な移動が可能な反面、
高出力化されたスラスターや、特殊な技量を要するホバリング駆動は
前大戦でジンやゲイツでの戦闘を経験したパイロットが多数を占めるザフト内では不評であり、
数機が試作された段階でコンペティションからは外され、乗り継ぎが容易なMSの開発が継続、
最終的に「ニューミレニアムシリーズ」として「ZGMF-1000 ザクウォーリア」が採用されることになる。

ドムの名称はDauntless Obliterator Magnificent(壮大なる不屈の抹殺者)という意味を持つ。


■ヒルダ・ハーケン(003) マーズ・シメオン(009) ヘルベルト・フォン・ラインハルト(004)

現在はミネルバに籍を置きマユ達と共に行動している。
第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では激戦の中を生き残る。
マユ・アスカが、嵐の海で行方不明になった後ミネルバに配属された。
ピーキーな機体であるドムを駆使して三位一体の攻撃を実行する彼らは精妙なチームワークを持つが、
作戦はマーズがアイディアブレーンとなり、具体的考察をヘルベルトが行い、
現場でのリーダーはヒルダという役割を持つらしい。
また、ドムの機体の左肩と右足にはパイロットの識別が分かるようにナンバリングが施されている。
「003」はヒルダ、「004」はヘルベルト、「009」はマーズと識別されている。

■ドムトルーパー
型式番号:ZGMF-XX09T
全高:17.48m 重量:79.40t
武装:JP536XギガランチャーDR1 マルチプレックス
   MX2351 ソリドゥス・フルゴール
   MA-X84HD 強化型ビームサーベル
   G14X31Z スクリーミングニンバス
   MMI-GAU25A 20ミリCIWS

■JP536XギガランチャーDR1 マルチプレックス

ビームと実体弾の双方が使用可能。砲身上部が実体弾、下部がビームを発射すると言う連装式構造を持つ。
設計段階では専用のウィザードと組み合わせて使用することを想定していたが、
クライン派の生産段階でコンパクトに設計変更されている。腰のマウントラッチに装着可能である。

■MX2351 ソリドゥス・フルゴール

両腕にバインドされているビームシールドは、ザフト系量産型MSとしては初採用である。
当初の設計思想では想定されていなかった装備であるが、
同時期に製造されたストライクフリーダムの技術を流用したもので、デスティニーと同型である。
結果的に本体重量の増加を相殺すべく、武装の軽量化が必須であったこの機体にとって、
実体シールドを携行する必要のないビームシールドの開発と実用化は、機動性の向上と共に、
隠された工場内では実体のシールドより多くの部材を必要としないというメリットをもたらした。

■MA-X84HD 強化型ビームサーベル

インパルス他のガンダム系MSに採用されたものよりも以前の設計であるが、
改修され出力が強化されている為、同等以上の威力を持つ。

■G14X31Z スクリーミングニンバス (※リックドムなどの胸部の、拡散ビーム砲の部分に存在する装置)

現在、ドムにのみ装備されている機構。高エネルギー粒子を放散し、攻性の防御フィールドを展開する。
この粒子は、ビームライフルなどのビームと同じ性質を持ち、触れる物質を破壊する。
ドムパイロットの三人は、この粒子の利用と息のあった連携により、
「ジェットストリームアタック」と呼ばれる攻撃を可能にしている。
三位一体によって、その破壊力は、単体による攻撃の数倍ともなり得る。
(※先頭がサーベルとシールドを構え、中央がバズーカを両手持ちし、三番目が右手でバズーカを持ち、開いた左手を前に突き出している。
  中央は004のヘルベルト)

■MMI-GAU25A 20ミリCIWS

肩に装備されているバルカンは、インパルスやセイバーに装備されていたものと同型のものであり、
近接接近時に効果を発揮する。

■EX-EZ1200 イージーウィザード

バックパック自体は着脱式になっており、接続基部はザクシリーズと共通になっている。
クライン派の生産段階ではザクのウィザードを入手することが難しく、
2基のスラスターとビームサーベルが装備された簡易的な構造とされている。


※の部分は元々のインストには無い部分です。

ストライクフリーダム(仮設定)

フリーダム等の活躍によりプラントと地球連合の間には停戦協定が結ばれ結果として国家の『プラント』が誕生することとなる。
そしてフリーダムは表舞台に出ることの無い伝説となった…。

それに前大戦後オーブでレストア中であったフリーダムのデータを(乱暴な言い方ではあるが)混ぜ合わせて誕生したのがこのストライクフリーダムである。
そしてこのハイブリット機は元々通常のMSを遥かに凌駕したフリーダムを更にパワーアップした為並の人間に扱える訳は無くキラ・ヤマトの搭乗を想定していたようだ。

EQFU-3X スーパードラグーン起動兵装ウイング
第2次ヤキン・ドゥーエ戦で猛威を振るったプロヴィデンスのドラグーンシステム、
原型となった連合のMAメビウスゼロに搭載されていたガンバレルを含めこの
兵装は特異な空間認識能力を必要とするため限られた人間にしか使用することが出来なかった。
しかし、その有用を高く評価したザフト設計局は量子通信システム等を改良し、ある程度の普遍性を
得ることに成功した。ストライクフリーダムもこの最新技術を採用し、最も特徴的なシルエットを持つ
ウイングに8基のスーパードラグーンを搭載している。

MA-M21KF 高エネルギービームライフル
MA-M20 ルプスビームライフルを改良したビームライフル。
ストライクフリーダム仕様に大幅な変更がなされており、
最大の特徴は2本を前後にジョイントすることで、
より長射程高出力のロングライフルとしても使用することが出切る。
通常は左右腰部にマウントされている。

MGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲
腹部に設けられた大口径大出力のビーム砲。
全身に多くの武器を持つストライクフリーダムの中でも特に威力が高い。
アビスガンダムにも同等の物が採用されていることを考えると、
やはりこの機体がセカンドステージの傍流であることが判る。
フリーダムは核エンジンを搭載しているため、
アビスのそれより連射性や出力が増している。

MMI-M15E クスィフィアス3レール砲
左右腰部に取り付けられたレールガン。オリジナルである
フリーダムに搭載されていたクスィフィアスの改良発展型。
ビームサーベルのバインダーも兼ねており、
また腰部にビームライフルをマウントした際に後部スカート側にスライドする。

MA-M02G シュペールラケルタ
左右のクスィフィアスにバインドされているビームサーベル。
X10AやX09Aのビームサーベルの改良バージョンである。
セカンドステージシリーズに採用されたヴァジュラ系に
対抗するために強化が図れたようだ。

MX2200 ビームシールド
左右の腕に装備されたビームシールド。
同様の武装がデスティニーにも見受けられることから、
ザフトの最新技術の転用だろう。
元々この装置自体は、前大戦時のユーラシア連邦で開発された
「モノフェーズ光波シールド」からの応用であると思われる。
戦術に対応し形状の変化が可能。

キラ・ヤマト
■身長170cm・体重58kg・年齢18歳
前大戦を終戦に導いた後、キラ・ヤマトは半ば世界との関わりを断ちオーブの片隅で隠棲していた。
しかし激動する世界の流れは容赦無く再び戦場に彼を起たせた。

デスティニーガンダム=マユ・アスカとの死闘。
彼女の前に一敗地にまみれるも、連合からもたらされた
新たな剣「ストライクフリーダム」をその手にキラ・ヤマトの戦いの日々は続く。
己が信じる物を守る為に。

ZGMF-X19A ∞ JUSTICE GUNDAM

■インフィニットジャスティスガンダム(仮設定)
「ZGMF-X09A ジャスティス」は前大戦末期、半ば狂信者と化した当時のザフト最高評議会議長パトリック・ザラが、
息子であるアスラン・ザラに託した機体であった。
しかし最終的にアスランは「ZGMF-X10A フリーダム」のキラ・ヤマトと共に彼に対峙し、
第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦での活躍で戦争を終結へと導いた。
だが、わずか2年足らずで世界は再び戦争状態へと至る…。
混迷する情勢の中、新たな正義が戦場へと舞い戻る。「ZGMF-X19A インフィニットジャスティス」。

「ストライクフリーダム」と共に開発・完成させたMSである。
開発経緯は不明であるが、セカンドステージシリーズMSと旧ジャスティスのデータを入手した連合が
完成させたものである。
ストライクフリーダム同様に新型エンジンの搭載により「ZGMF-X09A ジャスティス」の数倍の戦闘能力を持ち、
機体性能は「ZGMF-X42S デスティニー」「ZGMF-X666S レジェンド」に匹敵する。
また、ストライクフリーダムとは異なり、関節の色が銀色であるのも特徴的である。

■パイロット未定


■インフィニットジャスティスガンダム
型式番号:ZGMF-X19A
全高:18.9m 重量:79.67t
武装:MA-M1911 高エネルギービームライフル
    MR-Q15A グリフォン ビームブレイド
    MA-M02G シュペールラケルタ
    MMI-M19L 14ミリ2連装近接防御機関砲
    MMI-GAU26 17.5ミリCIWS
    MX2002 ビームキャリーシールド
     ●RQM55 シャイニングエッジビームブーメラン
     ●グラップルスティンガー
    ファトゥム-01
     ●MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲
     ●MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
     ●MA-M02G シュペールラケルタ
     ●MA-M02S ブレフィスラケルタ

■MA-M1911 高エネルギービームライフル
旧ジャスティスに装備された「MA-M20 ルプス」を基にしたMA(マティウスアーセナリー)系列に含まれる機種だが
クライン派の開発段階でインフィニットジャスティス用にカスタマイズされている。

■MR-Q15A グリフォン ビームブレイド
MR-Q17Xの前型機を脚部に組み込んだもの。
膝部と足甲部にビームブレイドを発生させ、蹴り技と連携することで相手を両断する。

■MA-M02G シュペールラケルタ
旧ジャスティスのビームサーベルと同一のもの。既に十分な出力を持っており開発段階で流用されたものと思われる。

■MX2002 ビームキャリーシールド
中央部にビームシールド発生器を備えたシールド。
本体自体はシールドとしての機構というより、内装された武装のキャリアとしての意味合いが大きいと言える。

■RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン
MX2002に内蔵されたビームブーメラン。分離しての投擲が主な使用方法だが、
固定状態でビームを発生させることも可能である。

■ファトゥム-01
インフィニットジャスティスの特徴的武装。旧ジャスティスの「ファトゥム-00」と同様に分離稼動が可能である。
00よりも武装面での強化が図られており、この機体自体が一種の突撃武器として使用可能である。
折り畳まれた先端部にはスパイク状のビームサーベルと
インパルスのフォールディングレイザーを大型化したような対装甲ナイフが装備されており、
PS装甲、通常装甲双方に対して有効な武装となる。

■MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲
旧ジャスティスのフォルティス、セイバーのスーパーフォルティスの中間に当たる機種。
「ファトゥム-01」分離時の主砲となる。

■MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド
ガイアの背面に装備されていたものと同一機。
ファトゥム-01分離時にも使用可能であり、MA-M02Gと組み合わせる事で、ファトゥム全体が大型の突撃武器となる。

■MA-M02G シュペールラケルタ
腰部のビームサーベルを「ファトゥム-01」の固定武装として改修したもの。
展開時の突撃武装となる。

■MA-M02S ブレフィスラケルタ
MA-6Jを折り畳んだ状態で展開するビームサーベル。
MA-M02Gを改修したショートタイプ。ビームスパイク的な役割を持つ。

■ZGMF-1017M2 ジンハイマニューバ2型
前大戦に於いて最もメジャーであり、ある意味でザフトの「顔」とも言える「ZGMF-1017 ジン」は、
主力量産機の座をゲイツに譲った後もその取り回しの良さから最後まで第一線で活躍した。
それに伴いジンには多くの派生機種が造られ、
このハイマニューバ2型の原型である「ZGMF-1017M ジンハイマニューバ」もそのバリエーションの一つである。
元々はゲイツへ移行するまでの過渡期に於いて、中継ぎ的に少数生産されたモデルであったが、
所謂(いわゆる)エースパイロットに優先的に配備されたところ評判が高く停戦まで搭乗し続けた者も多かったという。
2型は機体性能こそ1017Mと大差がないが主に武装面で大きなアレンジが加えられている。
オリジナルには無かったビームカービンと、より格闘戦を重視したシールドとサムライソード型の斬機刀を装備している。
ユニウスセブンを地球上に落下させたテロリスト達が使用していたが、
本来生産数が少ないうえに更に改造された機体が複数活動していたことを考えると、
2型は前大戦時においても特殊な部隊(件のテロリストとは限らないが)に配備されていたのかもしれない。

■パイロット:サトー
戦争とは外交手段の一つであり、また互いが信じる「正義」と「正義」の鬩ぎ合い(せめぎあい)でもある。
そしてその「正義」は己を囲む世界の基準によって容易く変貌してしまうものなのである。
コーディネイターとナチュラルの戦いは実質的に双方の痛み分けと言う形で終わった。
戦後、プラント側の戦争責任は、指導者であったパトリック・ザラ最高評議会議長の所行(しょぎょう)とされ、
その思想は「悪」となり否定されることになった。
後を引き継いだギルバート・デュランダルは戦時中には反逆者の烙印を押された
シーゲル・クラインの政治路線を継承し、また世論もそれを支持した。
だが、ザラに従い戦争に参加し、家族や友人を亡くした者達の中には
その変化を容易に受け入れることが出来ない者達も多くいたのだ。
ユニウスセブンを地球に向けて落下させたサトーたちもそんな人間である。
どうしてあの様な大規模な行動に出る事が出来たかは今だ不明な点も多いが、
彼らは戦争によって受けた傷を、世界に対しての憤りを、死んだ人々の無念と怨嗟(えんさ)を
あの様な手段でしか訴えることが出来なかったのであろう。
心情的に彼らを支持するコーディネイターも多いという。

■MMI-M636K ビームカービン
通常のビームライフルより小型であるため飛距離と破壊力がやや落ちるが、
その分小回りの良さと速射性に富んでいる。ハイマニューバ2型が他の機種に比べ
その機動性を生かした近接戦闘をむねとすることを考えて装備された兵器といえよう。

■MA-M92 斬機刀
ハイマニューバ2型が「特徴的な機体」と言われる大きな要因がこの「刀」である。
対MS戦闘において特に威力を発するところから「斬機」の呼称を持っている。
ジンやシグーの標準装備である重斬刀と同系統の武装だが、鍛造過程において外部の技術
(一説ではグレイブヤードと呼ばれる失われたテクノクラート集団の系譜らしい)を取り入れ、より鋭さを増した。
その切れ味は(パイロットの技量にもよるが)縦に並べた3機のジンを一刀両断するほどであったという。

■シールド
前大戦時ザフトのMSは純然たる盾(シグーやゲイツのそれらは
攻撃兵器としても使用される所謂「機動防盾」である)を標準装備した者は極めて少なかった。
ハイマニューバ2型がシールドを採用しているのは完全に普及装備となった
ビーム兵器に対抗するためだと思われるが、このMSが「斬り合いを旨とする」機体であるから故にといえよう。

■バックパック
オリジナルのハイマニューバはミーティアなどに転用されることになったMMI-M729エンジンが採用されていたが、
格闘戦を重視した2型には航続距離が犠牲になってしまったがより機動性を向上させたスラスターが搭載されてる。

ZGMF-X2000 グフ イグナイテッド(ハイネ・ヴェステンフルス専用機)

■GOUF IGNITED [HEINE WESTENFLUSS CUSTOM]
特務隊「FAITH(フェイス)」の隊員、ハイネ・ヴェステンフルスによってミネルバにもたらされた
「ZGMF-X2000 グフ イグナイテッド」はある種、特別なケースで実践に投入されたMSである。
型式番号につけられた「X」からも判るようにこの時点での正式採用機では無かった。
元々は「ZGMF-X1000 ザクウォーリア」と同時期に開発され、ザフト次期正式量産期の座を争った機体が
「Guradian Of Unity Forerunner」(統一の守護たる先駆者)ことグフだったのである。
コンペティションの結果、コストや開発期間などの問題から採用は見送られたものの
性能的にはザクを凌ぐものがあり、それを惜しんだ一部の上層部の力添えで
実験的に少数であるがロールアウトされることになった。
その様な経緯からグフは最上級のエースパイロット(主にFAITHやザフトレッド)に配備されることとなった。
また、それ故に各機体毎にそれぞれのパイロットの好み(ザフト、地球軍を問わず、
得てしてこの手の人種には灰汁の強い人間が多い)に合わせてアレンジが加えられているようだ。

■ハイネ・ヴェステンフルス
ザフト特務隊「FAITH」の隊員。
最高評議会議長ギルバート・デュランダルの特命により
ユーラシア西部戦線で孤軍奮闘を続けていたミネルバに配属された。
ハイネはアカデミー時代から将来を嘱望されたパイロットであり、またその期待に違わず、
オレンジのパーソナルカラーと共に多くの戦場で有名を馳せた。
特に第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では最激戦地に配されたホーキンス隊に所属、
輝かしい戦果を挙げた(後にこの功績によりFAITHに任命される)。
今時大戦においてもザフト軍の最前線に立ち、多くの地球軍核攻撃部隊を返り討ちにした。

マユ種、マユ戦記において戦死。享年21歳。

■MA-M757 スレイヤーウィップ
左右両手首に装備された超弾性鋼を主として作られた鞭。
一種の奇想兵器ではあるが最新機体であるガイアガンダムとの戦闘を見る限り
かなり有効性の高い兵器であるらしい。
打撃の他にも敵を捕獲した後に高周波による超振動を叩き込み大ダメージを与えるという荒技も持つ。
高周波振動時にはYMAF-X6BD ザムザザーのヴァシリエフ同様に赤く発光する。

■MMI-558テンペスト ビームソード
銃機の老舗MMI(マイウス・ミリタリー・インダストリー)が、
同じく重斬刀の老舗であるMA(マティウス・アーセナリー)に挑むかのように開発したビーム剣シリーズの逸品。
普段はシールドに収納されているが、戦闘時は中央がスライドし長剣となる。
ソードインパルスのエクスカリバーと同じくレーザーの刃と実刃の切っ先を持つがこちらは両刃である。

■M181SE ドラウプニル 4連装ビームガン
左右腕部に配された4連装のビームガン。小口径であり有効射程も短いが連射性に優れたビーム機関砲。
接近戦に於いてその本領を発揮するグフの格闘技術体系(剣技からの連携など)には無くてはならない装備であろう。

■バックパック
機体背面に固定装備されたフライトユニット。
翼自体にもブースターを内蔵することにより、重量級の機体にディン並みの機動性をもたらせた。

■シールド
左腕にバインドされた衝角付ビームコーティングシールド。
テンペストの鞘でもあるが、格闘戦を得意とするグフにとってはこれもまた重要な武具の一つである。